こんにちは、かえるさんです。今回は「不動宮」のお話です。タロットのスモールカード「7」と対応しますので、そのお話をいたします。「生命の樹」の資料としてもタロットは有効なので、是非ごらん下さい。
タロットの「5」でぶつかり合い、力で目的を達しようとして「6」では逆に目的に合わせて手法を選ぶようなバランス感覚を意識して、この「7」に来た流れだね。
カテゴリーの「星占い」の所で自分の星座をみると「5」「6」「7」の人に分かれるでしょ、この流れだと「5」より「6」の方がエライって言うか優れているように見えるよ。
そんなことはありません。「5」には「5」にしかない力強さがあります。
結果だけに捕らわれない突進力って感じかな?
そうですね、星座はいつも、考え方や好む方針を示します、直接結果を示していないことに注意しなければ読み間違います。
状況と考え方、の両方から結果を予測することで初めて役に立つデータとなるのです。
では今回は「不動宮」の「7」の4枚のタロットカードのお話しです。
生命の樹の位置
こんな感じです「7」は「4」の下と言うことにも意味があります。
「7」のセフィラ(複数形はセフィロト)は「金星」と対応しているよね。「金星」は、楽しみとか恋愛、なんかと関係が深いね。
楽しい、と言うことは、常に、いきすぎ、堕落とも背中合わせです。
「4」の下に位置していることも意味があるんだね。
そうです「4」のセフィラ(複数形はセフィロト)は癒しと肯定、拡大の「木星」と対応するので、そういう考え方が、上から流れ落ちてきて混ざるということです。
優しさ、とも言えるよね。
そうです、同時に、ユルさ、とも言えます。
4枚の「7」
「四要素」の「火」は、タロットでは棍棒に対応します。
棍棒の「7」は「勇気」です。獅子座に対応します。
「勇気」!カッコイイ!!
獅子座らしい勇ましさを感じますね。
同時に「勝利」からは離れていますよね。
「6」で勝つためには、どうするか?と言うバランスにたどり着いたけど、結局離れていくんだ。
見ようによっては戦いたいだけ、立ち向かいたいだけ、とも言えます。絶対達成できない目標に向かい続けるような意味もあります。もちろん、達成するまで諦めない強い気持ちも含みます。
絶対達成できない目標を諦めない気持ちって、何の意味があるんだろう?
昨日と同じことをする方が人間はラクですよ、しかも自分は逃げずに夢に向かっている、と言う言い訳もあるし。
そこには堕落的な要素、何とかなる的な気持ちもあるか。
もちろん「勇気」の美点もありますね、勝てない限り絶対にやらない、と言う態度は賢明ですが、感動は無いですからね。
「四要素」の「水」は杯に対応します。杯の「7」は「堕落」です。蠍座に対応します。
「堕落」…。
心を強く求める、蠍座と、金星、そして木星的な要素が流れ込む、と考えれば「堕落」はピッタリなネーミングと言えます。
行き過ぎた恋愛感情、や依存的な状態かな。
そうですね。しかし、それ一色、他のものを受け付けないほど一つのものに没頭する、依存する、と言うのは、力の使い方が正しければ有効です。
「堕落」の良い使い方?
ここで蠍座のタロットカード、大アルカナの方を思い出してください。
死、または死神、13番目のカードだね。
13は優秀な天使サタナエルを意味する数字です。
あー「堕落」して、サタンになった天使だ。サタンは悪魔の首領だね。
そして「悪魔」は現実や物質を重視する、山羊座や土星を意味します。
うん、山羊座のタロットカードは「悪魔」だ。
そして「死」には、生まれ変わる、大きく成長する、と言う意味もあります。
ひとつのことに打ち込むことは「堕落」とも言えますが、結果を出せる何かを手に入れることも出来るのです。
他を圧倒するほどの没頭は「神」の作った自然世界に逆らい「人間社会」と言う独自の世界での優位を築く行為とも言えます。それは「敵(サタン)」と言える存在でもあります。
宗教的に表現するとそうとも言えるか。でも資本主義のこの社会では必要とも言えるね。
仕事や学問、研究とか。さそり座は何かに深く打ち込むことに向いているね。
そういう形の「堕落」もあります。
「四要素」の「風」は剣に対応します。剣の「7」は「無益」です。水瓶座に対応します。
「無益」って何にも残らなさそうな。
では、有益だったら、何が残るというのでしょうか。
ここでは「木星」の力の流入を思い出してください。「木星」は射手座的ですから哲学性です。
タロットのスモールカードの3枚のストーリーの流れは、いつも純粋なパワーから柔軟性を増していく課程とも言えます。
この場合、改革を欲した水瓶座が、この「7」で最も柔軟性を得るとも言えます。
なるほど。
改革の柔軟性は、妥協ですよね。
合意出来ても当初のものとは違っている、と言うことか。
そうです「無益」であって、無意味ではないことが重要です。政治の政策的妥協は多くが「無益」ですよね。しかし形は整い「無益」だからこそ実行される。
そもそも改革は有益なものでも拒否されやすいものです。その「改革」が目的である以上「無益」にたどり着くのは現実的に仕方の無いことです。
もう最初から不幸ってこと?
そうではありません。達成されない改革にも大きな意味があることを見失ってはいけません。
例えば平和活動などです。戦争が無くなることは考えにくいですが、平和を訴えることに意味が無いとは思えません。
「無益」をムダと考えるのは、目の前の結果しかみていない、とも言えるのか。
「四要素」の「地」は円盤(金貨)に対応します。円盤(金貨)の「7」は「失敗」です。牡牛座に対応します。
「失敗」ってスゴイ名前だよ「失敗」だよ。
「失敗」には失敗を恐れる意味で、良く考える、と言う意味も有ります。
ただ、安易な手段を考える、と言う意味で「失敗」に近づく意味もあります。
例えば?
あとで足が着くようなインチキや適切で無い利益の上げ方などです。
後悔するような方法を「失敗」と言う表現にしているとも言えるのか。
堕落的な要素、たしかに。
そして、それらを警戒する、と言う意味でもあります。
タロットは難しくて深いね。
星座の意味を考える上でも、大変役に立ちますので、何となくでもつかんで頂ければ幸いでございます。
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