蟹座 獅子座 火の中の風 棍棒の王子「タロット研究」

　こんにちは、かえるさんです。今回はタロットカードのコートカード「棍棒の王子」です。

　注：このブログでは、タロットカードは「トートのタロット」を基準にしています「トートのタロット」の「王子」は、一番有名なウェイトのタロットでは「王子」ではなく「騎士」のことです。

　じゃあ、ウェイト版のタロットを使っている人には「棍棒の騎士」の記事なんだね。

　そうです。

　王子は「風」で、棍棒は「火」だよね。

　蟹座と獅子座、周りの人たちに目が向いているね。

　それも含みますね、ではお話を始めましょう。

「棍棒の王子」

　ホロスコープ上では、蟹座の20度以上～獅子座の20度未満になります。

　星占いの日付けで言えば、７月13日～８月12日になります。年によって多少のずれがありますから、境目の日付けの方はホロスコープで度数を確認して下さい。

　その日の生まれの人は、蟹座と獅子座が混ざったる感じかな。

　蟹座から、獅子座への展開をていねいにみて行きましょう。

　ストーリーを感じるんだね、流れね、流れ。

　星座のストーリーのイメージはこちらにまとめてあります。

www.kaerusan01.com

　今回は「棍棒の王子」の流れは「スモールカード」の「数札」を観ていきます。

　杯の４、棍棒の５、棍棒の６と言う流れになっています。

　「王子」は「風」だけど「杯の４」から始まるんだね。

　そうです。では「棍棒の王子」の流れを観ていきます。

「杯の４」「贅沢」

　星占いで言うと７月13日～７月23日です。

　蟹座の20度以上～30度未満です。

　「杯の２」は「愛」、「杯の３」は「豊富」その後の「贅沢」です、「愛」があって、それを形にして「豊富」そして時間がたって「贅沢」となります。

　本当に欲しいものを手に入れて、本当に欲しいという気持ちが薄れて「贅沢」を求める感じかな。

　求める気持ちが弱まったり、まったく別のものを求める気持ちですね。それはこの「数札」の「４」と言う数字が示しています。生命の樹で「４」は「ケセド（慈愛）」で「木星」と対応します。「木星」は癒しや肯定です。ユルくなる、と言うことですね。

　今までの頑張りから一息ついた感じだ。

生命の樹 

「棍棒の５」「争い」

　星占いで言うと７月24日～８月２日です。

　獅子座の0度以上～10度未満です。

　ここから獅子座だ。

　「棍棒の４」は「完成」です、そこからの「争い」です。

　「完成」したのに、また争っちゃうの？

　棒は「支配」「徳」「完成」と来て「争い」になります。支配と言うものはどこまで、と言うとキリがありません、そこで決まった範囲、手の届く範囲に限定することで初めて「完成」します。

　とは言え「完成」してしまえば、何かと理由を付けて拡大したくなるものです、その侵略性が「火」らしいとも言えます。そして「５」は生命の樹では「ゲブラー（力）」です。活力と激しさ、厳しさを意味します、「火星」と対応しています。

　目標は、達成してしまえば単なる通過点になるよね、これでいい、とはならない。その状態で活力を得れば「争い」は起こるべくして起こるということか。

　手に入らないうちは「完成」と言う名前を付けてでも、完成させたかったけど、完成してみればもっともっと、と言うことですね。

「棍棒の６」「勝利」

　星占いで言うと８月３日～８月12日です。

　獅子座の10度以上～20度未満です。

　「勝利」、生命の樹では「６」はもっともバランスの取れた数字だよね。だから「６」の「ティファレト」は「美」と言う名前なんだよね。「太陽」と対応しているよね。

　「棍棒の６」が「勝利」と言うことは「火」と言う要素の理想は「勝利」と言う意味でもあります。

　「６」は「太陽」と対応するから、星占いの星座とも対応するわけだ。だから、その人にとっての理想が表れる。

　そして「勝利」は直接「勝利」することを保障するのではなく、そこを目指す、意識することを意味します。

　「勝利」出来なくても諦めがたいし、自信が無いけど、負けたくなくて勝負自体から逃げるかもしれない、とにかく「勝利」を意識するってことだ。

　そう言うことです。

「棍棒の王子」

　今の３枚の数札の流れが、棍棒の王子のカードの意味、性格の説明になるんだね。

　そうです、そしてホロスコープ上では、蟹座の20度以上～獅子座の20度未満の説明にもなりますので「太陽」以外の惑星も、もちろん対応しています。

　性格的に言うと、どういうイメージかな。

　もっと！と言う気持ちから戦いを求める！

　向上心とも言えるね。そして戦いを求める気持ちから、勝利と言う結果を求めるようになっていく。

　戦いは主観でもいいですが、認められるためには客観的な強さが必要、そうなれば「勝利」が必要なわけです。

　その「勝利」で自分を認めさせるのは獅子座的だね。

　しかし、同時に「勝利」と言うのはルールがあって初めて成立します、人生における勝利と言うのは線引きは難しいですね。

　たしかにそうだ。

　その意味で、蟹座と獅子座、「水」と「火」の中に「風」が発生します。温度や気圧の差に有るところに「風」は吹きます。

　あー、勝利を飾ったり、敗北言い訳したり、結果と気持ちの差の中に言葉と言う「風」が発生するんだ！

　それが「棍棒の王子」の「王子」の「風」の意味になります。

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