こんにちは、かえるさんです。今回はタロットカードのコートカード、４枚の「王女」です。
注：このブログでは、タロットカードは「トートのタロット」を基準にしています「トートのタロット」の「王女」は、一番有名なウェイトのタロットでは「王子」または「従者」のことです。
じゃあ、ウェイト版のタロットを使っている人には「王子（従者）」の記事なんだね。
そうです。そして４枚の「王女」はホロスコープ上には対応しません。
急に王女だけ対応しないんだね、何で？
そうですね、今回はそういうことをお話しましょう。
「地」と言うエレメント（要素）
４枚の「王女」が、なぜホロスコープに対応しないのか、を考えることで「王女」を通して「地」と言うエレメント（要素）の理解を深めましょう。
そうだよね、それだけでもとっても特殊だよね。
じゃあ、逆に考えてみましょう。
逆に？
「火」「水」「風」はホロスコープ上にあるわけですよ。
そうだね、たしかに。
ホロスコープで判るのは、いわゆる「性格」「価値観」ですよね。
「性格」や「価値観」は、多くの場合、状況を乗り越えて、考えや行動に大きく影響します。
そうだ、そうだ、だから占いは当たるんだから。
そして、タロットカードには、今後を予測する、と言う役割もありますね。
うん、占いは過去の確認にも使うけど、未来を考えるためにも使うね。特にタロットはそうかも。
とは言え、現実に人間の行動は状況を全く無視することはありませんね。
会社を辞めたくても、お金欲しいからガマンしたりね。
気持ちも大事だけど、実際問題現実は大切だよ。
あ！「地」は現実重視だから、ホロスコープ（この場合、気持ち、価値観の意味）より現実重視ってこと！？
その通りです！
もちろん、「地」の星座やカードは、通常はホロスコープ上にありますし、大きな影響があります、ただ、タロットで、人物の性質、行動をイメージする「コートカード」に限っては「地」の「王女」の意味には状況を良く観察することも要求している、と言えます。
「状況」を強く考える必要があるんだ。
それは即ち善悪に関わらず、現実的である。ってことなんです。
もちろん「火」「水」「風」にも現実、状況は、行動、考え方に影響します、しかし、それはガマンによる部分が多く、結果を心配してのことです。
なるほど、その意味で「地」は敷居が低いんだ、現実に合わせる所があるんだ。
だから、他の「火」「水」「風」と違って、予測が難しいとも言えるんだね。
とは言え、状況を良く見ることが大切、と言うことですからね、そうすればいいってことです。
性格、価値観も大切だけど、「地」は、それらが状況で大きく変化することを忘れてはいけない、ってことだね。
ホロスコープを見る時にも頭の片隅に置いておくと良いでしょう。
「牡牛座」「乙女座」「山羊座」
実際の所、そういうのってどんな感じなのかな？
そうですね経済的なピンチの時、仕事を変える時とか意外とフットワークが軽いんですよね。
状況に後押しされると、けっこう早いんだ、現実的だ。
でも、山羊座とか乙女座は主義主張って言うか、自分の考えで動いている感じするけど。
山羊座は、周囲から見て上手く行っている様に見えるか、と言うのはものすごく重要ですよ。そのためなら、かなり状況の方に合わせますよ。
あー、頑張るっていう星座だと思ってたけど、そう言うことか。
だから、周囲に期待されると、身体が壊れても頑張っちゃったり、するんですよ。
なるほど、状況を見ているのか。
乙女座は、問題点が無いか、すごく良く対象を観察していますね。
言われてみると、現実的なアイデアを持っていることが多いかも。
牡牛座の感覚の強さ、鋭さは、ものすごく状況を反映しているよね。
暑い時は「暑い」、寒い時は「寒い」、疲れた、おなか減った、とか状況を感じて周囲を気にせず動いてるね。
逆に言うと「地」の星座は状況を考えると行動が予測しやすいとも言えますね。
じゃあ「火」「水」「風」は？
もちろん現実に影響されますよ、しかし「地」に比べれば、自分の価値観、考えが行動に反映しやすいと言えます。
だから「王女」はホロスコープ上に無いんだね、大げさに言えば状況次第、って言うことだ。
かなり、大げさに言えばそう言うことです。「火」「水」「風」は自分に状況を合わせて考え「地」は、状況に自分を合わせる、と言うことです。
４枚の「王女」
４枚「王女」は生命の樹では「10」の「マルクト（王国）」に対応しています。
生命の樹
一番低い場所にあるってことは、やっぱり現実、結果に近いってことなんだね。
そうです、状況に左右されやすいことを意味しています。
逆に「状況に左右されにくい」を説明して欲しいんだけど。
おー、そうですね。
じゃあ、例えば「６」「ティファレト（美）」「太陽」と対応しています。
お、星占いの星座のポイントだね。
ここには本人にとって理想や目標が表れますね。
目指すかどうかは別として、目標や理想を意識する人は多いですよね。
そうだね、お金が足らなくても、たくさんあっても理想自体はそんなに変わらないね。
おー！そういうことか！気持ちの奥の方にあるから、状況に左右されないってイメージか！！
おお、上手いこと言いますね。生命の樹の上の方にあるほうが本能的で、状況に左右されにくいんです。
もう1つ聞きたいんだけど、すごく上の方の「３」ってあるじゃん。
お！鋭い質問ですね！「３」は「ビナー（理解）」ですね「土星」と対応します。
そーそー「土星」って「山羊座」の支配星でしょ「地」的だよね。
あんな上の方なのに「地」じゃん。
それはDNAに刻まれたような物理的な生存本能ですよ。
山羊座の強い人は、お金持ちでも将来に悩み苦しむ時があります。
あー、染み付いちゃった生存本能のようなものは、状況に左右されないんだ。
そうです、そう言う要素は、生命の樹でも高い位置にあるわけです。
でも「土星」のタロットカード「大アルカナ」「宇宙（世界）」は生命の樹でもすごく低い位置にありますね。
「結果」だから状況の影響をすごく受けるんだ！
そう言うことです。
「棍棒の王女」
- 火の中の地
- アジア
- 確信と強い意志、思い込みと傲慢
アジア？
「王女」のカードは世界の地域と対応しています。熱しやすく冷めやすいイメージなど感じていただければ宜しいでしょう。
例えば？
日本なら話題になった政策など簡単に消えてしまいますよね。
そんなのどこの国でもそうじゃないの？
環境問題など、その場限りで継続性が余りありませんね。一時燃え上がるのですが、のどもとすぎると忘れてしまうのはアジア的です。継続性の無さより、激しく燃えて消えてしまうイメージがアジア的です。
「杯の王女」
- 水の中の地
- 太平洋
- 助け合う、優しさ、依存、怠惰
太平洋は感情的な細やかさなどを感じていただければ宜しいでしょう、主体性より従属的なイメージもあるかもしれません。主張を目的としないからです。
溶ける、と言うイメージが当てはまると思います。
ちょっと魚座的だな。
悪くないイメージです。影響の受けやすさ、自然な心の一体化、の様なロマンチックなイメージです。
ただ、流されやすさ、の様な要素もあるわけだ。
そうですね、そう言うことです。
「剣の王女」
- 風の中の地
- アメリカ大陸
- 管理、理解、怒り、破壊、議論
イメージとしては、アメリカ大陸と言うより「USA」と言った方が判りやすいかもしれません。
と、言いますと？
言葉にするから理解出来る、理解出来るからコントロールしたいと思う、言葉は怒りを表現し、あおります。鎮めることも出来ます。そして負けることに耐えられない、信念と怒り。
他人には厳しい感じとか？
そう言う意味も含みます。自分にも厳しい場合もあります。そして「言葉にするから理解出来ていなくても理解したと思う」と言う一文も加えたいと思います。
「円盤（金貨）の王女」
- 地の中の地
- ヨーロッパ
- 勤勉、こだわり、浪費、打算、蓄積
ヨーロッパか、ステキなイメージだな。
小さい国がたくさん集まっていますね。こだわりが強く分散しています。
あー、だからEUが出来たんだもんね、USAに対抗するためだ。最近は上手く行ってないみたいだけど。
文化や、蓄積に対してのこだわりですね。そして自らの意見にも自信を持ちます。
あー、いかにも「地」だね。
アメリカは南北で戦ったこともありますし、州ごとに別れていますがUSAとして1つの国になってますね。勝敗重視と言えます。
そしてヨーロッパは個別の現実に合わせ福祉や環境問題に対応していますね。
なるほど。
フランスは多くの先進国が困っている少子化でさえ克服していますからね。
おー！やっぱりスゴイな。現実問題に対する姿勢がスゴイな。
例えば日本やアメリカなら選挙に影響しなければ現実問題でも気にも留めませんからね。
たしかに。
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