ⅩⅡ「吊られた男」
- 状況より自分の中に蓄積した情報を優先する
- 現実から考えるのではなく、自分の考えに情報を合わせる
- 自己犠牲を特に善と思う、それは主観的な価値観から来る
こんにちは、かえるさんです。今回は「四要素」の「水」をタロットと生命の樹から考えます。
「四要素」の感情の「水」。「感情」の人、って優しそう~☆
しかし、よく「感情的になるな」って言いますよね。
そうか、短所としても使うね。
今回はそんな「感情」のお話です。
「吊られた男」
そもそも、ぶら下がって逆さまなのよね、この人。
吊るされてますからね。
誰、ってことじゃなくて、吊るされてる、ってのが主題なのね。
誰でも無い、言いかえれば誰でもなりえる、と言うことですね。
「感情」が超、薄い人はいるけど、無い人はいないもんね。
そうですね。そう言って良いでしょう。
でも、感情が無い人はいない、と言いつつ感情とは何か?と聞かれると困る。以前に「蓄積情報」って言ってたけど。
そうです、状況や必要性、利益、損害に関わらず、それ以前に「積み上げた情報」に従う決定過程、または「積み上げられた情報」と言うことですね。
まあ、カンタンに言えば、好き嫌いで決める。ってことですね。
あるのが当たり前だから、考えたこと無かったけど、なんで、その環境、状況で最善を選ばないんだろう?
いちいち考えてたら、体が持ちませんしエネルギー消費も激しいですよ。
それに、我々の祖先が小動物で獲物として狙われる時代を思えば、素早く逃げるためには、とっさの判断力は必要ですから。
情報を蓄えておくことは、思考時間を短くする為にも必要か。
例えば、細かいことを考えずに、仲間だ、と安心出来るのは効率が良いですよね。
そう言えば自宅は安らげるし、家族の前では楽な気持ちでいられるね。安心する為にも大切だ。
会う度に、疑ったりせずに、安心出来るのは有益でしょ。生きるのに精一杯だと創造性が湧きませんから、文化や知力、教養も発達しにくいですよ。
感情は良いことだらけだ!
とっても良いですね、だから、クセになり、適切で無いシーンでも使ってしまうので問題も発生します。
適切でないのは、どんな時?
相手の気持ちや状況を無視して「こうであるべきだ」と、決めつけてしまう時です。
通常は、状況を見てから決めることなんですよね、でも結論が先で、それを押し付ける、当たり前だと思ってしまう、相手に求めてしまう、と言うことです。
それが、モノの見方が逆さま、吊るされている理由なんだね。順番が逆だわ。
そうです、そして、この逆、と言うことの善悪も状況次第で、だからこそ、上手く行くこともあります。この「吊るされた男」には、その両方の意味があります。
そして、それが「感情」と言うものです。
そして、生きるために必要な「感情」が優先的な考え方になりやすいのが「水」の星座の、蟹座、蠍座、魚座の強めな人たち、と言うことになります。
そして「自分の持つ感情」に合わせて世の中を見るようになりやすく、自分の考えを受け入れる人、理解する人を良い、として、そうで無い人を心の判らぬ人、と思うようになって行くと問題が拡大します。
手段だった「生きるための感情」が、いつのまにか「自分の持つ感情」が目的になって行っているね。
そして、その境目は大変、判りにくいものです。
「吊られた男」の生命の樹の位置
「5」と「8」の間の赤線の部分に「吊られた男」は対応します。
「5」は活力、闘争の「火星」
「8」は情報、コミュニケーション、好奇心の「水星」
活力と情報??
生命の樹で大切なことは、答えを1つに決めてはいけません。情報に合わせて、この生命の樹から、適切な情報を引き出す作業をすることが、生命の樹の使い方です。
タロットカードと全く同じです。ですからタロットを使う人は生命の樹を使って常に知識を整理しているわけです。
むずかしいな。
ハッキリ言ってオカルトの知識ですから、タロットを使う人はこんなことしているんだな、って感じで結構です。ただ、このカードは〇〇と言う意味、と言う単純な考え方はプロはしません。
で、それを踏まえて「火星」「水星」から浮かぶのは、自分の情報を信じること、自分の情報を認めさせること、情報を積極的に受け取りに行くこと、などが上げられます。
そうか「火星」だけでも、活力、元気、闘争、ぶつかり合い、破壊、いくらでも出てくるもんね。
「水星」もコミュニケーション、好奇心、情報、いろいろなキーワードがあるもんね。
ん!でもさ「感情」の「水」は「愛」を目的としているのに「火星」?
タロットのスモールカードで言うと杯の2は「愛」ですからね。「2」のスモールカードはその要素の目的と言えます。ですから「水」の目的は「愛」と言えますね。
「愛」の対義語は「無関心」とマザーテレサが言いました。「無視」することが「愛」が無い、と言うことも出来ます。
何か(対象、情報)に対して、積極的なことが「愛」とも言えるのか!
一般的にはその「愛」のちょうど良い、都合の良いものを「愛」と呼びますね。仏教では執着も「愛」と考え「愛」はあまり強すぎると良くないもの、と考えます。
ゆるいイメージの魚座は?火星とちょっと合わないな。
本人が意識しなくても、表情や行動、雰囲気から、ものすごく情報を集めているから、気づかえるんですよ。そうは見えなくても活動は活発と言えます。
あー、魚座は、相手の気持ちが自然に判る、ってほどだもんね。
しかし「火星」ですから「愛」にまっしぐらに取り組むので、執着や攻撃性になることもあります。
その背景には、自分の中に蓄積した情報が関わっているんだね。
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