Ⅶ「戦車」
- 仲間を求めるため家庭を重視
- 仲間、家族との一体感を求める
- 真剣さが強いので、相手によってマジメ、重い、と評価が分かれる。
こんにちは、かえるさんです。今回はタロットカードと生命の樹を通して、蟹座の恋愛を考えます。
蟹座の人の恋愛は家庭とつながっていることが多いから、将来まで考えている感じが安心感有る。
そう思う人と、ちょっと付き合いたいだけ、の人からは、重い、って思いますよね。
でも、蟹座の人はそういう人は別に良いんじゃない?
ところがそんなにカンタンな話ではありません。
そぉなの?
では、そんな蟹座のお話です。
「柵」と「戦車」
「戦車」のカードの象徴は「柵」です。
敵と味方を分ける「柵」だね。
そうです。そして「蟹座」は「四要素」では感情の「水」の星座です。
感情で敵、味方を分けるってことだ。
そして「蟹座」は「三区分」では「活動宮」です。
活動的、ってことだ。
敵、味方と言う考え方で、活動的、って聞くと攻撃的な感じだな。
「安心」が満たされていれば大丈夫ですが、そうも言えます。
「安全」じゃなくて「安心」って言うのは気になるよね、事実だけじゃなくて、気持ちを満足させたい、ってことだもんね。
その通りです、危険な状態でも「安心」は出来ますし、安全な状態でも「不安」になることはあります。
それが蟹座にとって大切なことなんだ。
だから、周りが不安な時にも、自分や仲間を信じて「大丈夫」とも言えるし、周りが気にしないことを気にしてしまいヒステリックなイメージを持たれることもあります。
しかも、恋愛は蟹座にとって非常に重要なことなので、焦りや、いらつきも感じやすいでしょう。
そうか、戦闘的、攻撃的になってしまいやすいとも言えるのか。そうなると印象が全く違うね。
オイディプス王とスフィンクス
オイディプスの両親は、オイディプスが生まれた時に、その子は父を殺し、母を娶る、と言う不吉な予言をされたので、赤子のオイディプスを捨てることにしたのですが、オイディプスを渡された部下がオイディプスを助けて他の王家に託します。
その場所で成人したオイディプスも同じ予言をされたので、その地を離れます。その途中であった老人を殺してしまいます、実はそれが父親でした。
そしてオイディプスは後にみんなを困らせる、スフィンクスを倒し、王を失い未亡人となった王妃と結婚し王となり、子供も、もうけました。実はこの王妃が実の母でした。予言通りになってしまったのです。
全てを知ったオイディプスは自らの目を突いて失明し、自らを追放し、乞食になりました。
おしまいです~☆
「戦車」のカードに多く描かれているスフィンクスは、有名なオイディプス王の話に大いに関係あります。町の人に謎をかけて答えられないと食べてしまうので町の人は大変困っていました。オイディプスにも謎かけをしますが、謎を解かれ、スフィンクスは海に身を投げて死んでしまいます。
あー朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足、それは何か?って謎だ、赤ん坊は手足で移動するから4本足、成人は2足歩行で2本足、老人になって杖をつくから3本足、ってクイズだ。答えは「人間」、有名だよね。ちょっとカンタンなクイズだよね。
答えがカンタンかどうかは大した意味はありません。「人間」が謎の主題になっているという所が大切です、そしてその問題を出したのは「化け物」です。
これは「人間」と言う謎が「人間」を食べる化け物だ、と言う意味と考えると良いでしょう。
あー、なるほど。自らの心に苦しむことこそ人間、と言うことか。
「エディプスコンプレックス」ってあるじゃない、男の子が母親を欲して父に対抗意識を抱くみたいな。
ここでは「エディプスコンプレックス」を詳しく語るのは、いろいろな説があるので、やめておきますが、家庭の中に生まれた子供の意識の成長や、無意識に抱く対抗意識などを説明した話だと思います。
「エディプスコンプレックス」は、こういう意味です、としてしまうと、当てはまったり当てはまらなかったりしますでしょ。
たしかに。
だから、神話や昔話のまま取っておいて、個人個人に当てはめて意味を作っていくことで、更に深い考え、分析の助けにした方が建設的です。とてもタロットカード的です。
心理学的説明は有意義ですが、その辺のことも忘れない方が良いと思います。一部の学者さんはすぐに他の人の説は違う、自分のが正しい、ってなりがちですからね。両方間違っていたり、両方正しいって考えられないのは少し狭いですよね。
話を「戦車」に戻しましょう、スフィンクスが描かれている、と言うのは、人間の大きな謎である、「愛」や「家族」「仲間」「集団」と言う謎が、大きな主題であることを意味しています。
なるほど。
そうすると、謎を解かれたスフィンクスが、海に身を投げた意味も判ります、海は大量の水ですからね、「四要素」で「水」は感情ですから、大衆心理、みんなに共通する心理、とも言えます。
そして物語の最後では、謎を解いたオイディプス自身も結局、人の謎から逃れられず、事実を知って罪の意識で、自らの手で自らの目を突いて失明します、そして余生を乞食として過ごします。
結局ダメだったの?
いえ、神話などで視力を失うことは、見かけではわからない真実に目覚めることを意味し、乞食になるのは、要らないものを全て捨てて素の自分を手に入れて自由になる意味があります。
じゃあ、良かったの?どうして人の謎から逃れられなかったのに良くなったの?
人は、一生懸命悩むことはとっても大事なことなんです、そうしてこそ判るものと言うのがあります、要するに、自ら悩みぬいたオイディプスは自分を知って自由になれた、ということなんですね。
そして、かえるさんが思うにエディプスコンプレックスは、子供の無意識の成長と変化、家族間での位置取りの話であって、直接、近親相姦の話と考えるのはあまりに短絡的な気がします。
その意味で、親しいものとの関係性、親しい仲にもある対立などを意味するこの話は、仲間を最重視する蟹座にとって重要なお話だと思います。
恋愛にも出るってこと?
もちろんです、結婚にも大いに関わる恋愛という状況では、複雑な変化が起こることを意味しています。
変化する自分に気付かない、気が付いたときには大きく変わっている、と言うこと、を感じ取っていただければ、大変結構です。
生命の樹「戦車」の位置
赤線の部分に「戦車」のカードが対応します。
「3」は厳しさ、時間、否定的を意味する「土星」、「5」は活力、攻撃性、破壊的衝動、を意味する「火星」です。
それに挟まっているって、ちょっとこわいじゃんよ。
怖いかどうかは人それぞれですが、真剣な感じは伝わってきますね、それだけに、蟹座の人が思う通りにしたい気持ちも強いでしょう。「土星」らしくキチンとしたいわけです。
と言うと?
相手を見て、こうしよう、と考えるより、こうであるべきだ、と思いやすい、と言えます。
今の状況から、じゃなくて、ゴールが先に決まっているのか。だから極端になりやすいのか。
そうです、状況的に無理なことをしようとしてしまうことがあるんですね。
「安心」と言うキーワードにしても、蟹座と「土星」が支配星の山羊座ってなんか似てると思ってたけど、似てて当たり前なのか。
目に見えない感情の蟹座と、感覚、物質的、目に見える成果の山羊座の違いですね。求めるものは違いますが、やり方が似てますよね。
マジメに取り組みすぎて道がそれちゃうことが有る欠点まで似てるね。
「戦車」の恋愛
蟹座の恋愛を考えると言う意味で、価値観をつかむのが大切です。
その後に、状況を考えて、それにそって予測する。状況を考えないのは読み誤りますよ。まあ、全部の星座がそうですが、蟹座は特にです。
どんな星座でも上手く使っている人と、そうじゃない人がいると思うけど、蟹座とか山羊座はマジメで真剣なだけに、上手くいっていない時に自分で冷静に振り返ることが出来れば、立ち直りにはいいのか、サボってたわけじゃないし。逆にリラックスする方が大切だ。
肩の力を抜くだけで改善する場合も多いということですね。ま、それが難しいんですけど。
蟹座の人は、みんなのために頑張るのが当たり前みたいにやってくれる優しい人がたくさんいる気がするよ。
そうですね、損得じゃない感じの人が多いと思います。
お金持ちになるより、ステキな家庭を築く方が幸せを感じるでしょう。
なんか、そう思うとステキだね。
例えば奥様がお子さんの過保護になる、などは旦那さんが忙しくて接点が無い、などと言う理由で起こる場合もあります。
足りない一体感をお子さんで満たそうとしてるのか。
そういう場合もあります、蟹座の目的は、タロットカードで言えば、杯の2「愛」ですからね。
なんかこのブログっぽくないステキなまとめだ。
カテゴリー(スマホは画面下のほうです)から、ぜひ他の「かに座」「タロット」「恋愛」の記事もごらん下さい~☆
かえるさんの占いについてはカテゴリー「かえるさんの占い」または画面下の方をごらん下さい~☆