こんにちは、かえるさんです、今回は「חכמה コクマーのお話 たのしい占星術 生命の樹」と言うお話です。
今回は「2 コクマー」「叡智(えいち)」のお話だね。
自分の能動性と言われる「慈悲の柱」の頂点であり、「十二星座」と言う視点の生まれる場所でもあり、「海王星」的「憧れ」の生成場所でもあるので「コートカード」の「騎士(トートタロット:ウェイト版では王)」とも対応します。
「海王星」で「水」なのに、「火」的な「騎士(ウェイト版では王)」なのが判りにくいんだよね。
憧れが蓄積した「水」だからこそ、「直感」の「火」が発生するのです、その意味では「海王星」の「液体」は「油」でもあります。
直感の「火」を単なる「火」と一緒にしてはいけません、時には光、時には雷、稲妻、時には棒なのです。
だから、トートの書の対応では「火の中の火」「棍棒の騎士(ウェイト版では王)」は「易」では「震為雷(しんいらい)」と対応します。
「木星的な火」である射手座との対応ですから「雷」と言う選択は適切ですし、「易」を読めれば、「やりたいことを思い切ってやってみる」という点で射手座のイメージと内容が一致していることが判ります。
占いの「火」を、ただの「火」と一緒にしちゃいけないのか。
しっかりとイメージを伝えるための象徴ですから、象徴をなおざりにせずしっかり感じること、向き合うことが必要です。
こういうことを学ぶための「生命の樹」なのです。
では今回は「חכמה コクマーのお話 たのしい占星術 生命の樹」というお話です。
叡智 コクマー
「コクマー」は何が「叡智」なの?
「ケテル」はあくまでも前提と言って良いものですから、人間が役目を解釈した時に「叡智」というイメージに至りません。「ケテル」は現状をどう受け取っているか、という事実であり、飾り気のない前提です。
それに比べて、「コクマー」は「願望」に近い「主観的」なイメージの土台になりますので、「叡智」要するに「智慧」「知恵」と呼ぶにふさわしいでしょう。
「主観的」っていうのがポイントなの?
そう言って良いです。
逆に言えば「ケテル」は「主観性」が無いの?
ハッキリ言っちゃって無いです。ただ「主観性が無い」に関しては非常に体験しにくい概念ですから「主観性が無い」という表現で理解してもらうのが初級講座では適切と言えます。
よく判らないな。
「主観性」は「視点」の濃度に偏りがある、というイメージです。言いかえると着眼点が「ある」というのが「コクマー」のポイントです。
だから、こうなりたい、とか、ああなりたいとかが発生するの?
そうです、「憧れ」の生まれる場所なのです。
コクマーの働き
「コクマー」は何の役に立ってるの?
偏った視点の発生によって「主観」が発生するので、「自分のため」という概念が生まれます。
なんだか、当たり前すぎて何がエライのか良く判らないけど。
「自分」がいると、「努力」「成長」のモチベーションにはつながりやすいです。「コクマー」は「生命の樹」初の偏りとも言えます。
そう考えると、ますます「ケテル」が難しいな。
実は、だからタロットの「エース」の概念が難しいんですよね。
あ、そうか「エース」は「主観的」じゃないってことか。
その「ケテル(エースと対応)」と「コクマー(「2」の数札と対応)」をつなぐ「アテュ(大アルカナ)」が「愚者」である、ということを研究して頂くと得るものが多いでしょう。
何を考えればいいの?
「愚者」の「ヘブライレター」は「アレフ א(牛)」だということ、などは大きなヒントになるでしょう。
ふーん、でもそう考えると「コクマー」は最初の「主観」ってことは「2」の数札にはそういうイメージがあるのか。
そうです、だから「2」の数札には「理想」のイメージがあるのです。
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