こんにちは、かえるさんです、今回は「ケテル 大きな顔 木星と土星を考える たのしい占星術 生命の樹」と言うお話です。
大きな顔?
「大きな顔」は「1 ケテル 王冠」の呼び名の一つです。「小さな顔」は「4 ケセド」から「9 イェソド」までを一塊に考えた呼び名の一つです。
いっぱいなのに、小さいの?
そうです、結局、単に「ケテル」を反映したものですからね。
へー。
「ケテル」を考える上で重要なのが「2 コクマー」「3 ビナー」ですよ。
結局、何なの?
結局「ケテル」の反映ですよ。
そういえば「ケテル」からは「大アルカナ」の「愚者」「魔術師」「女教皇」のパスが出てるよね。
当然、全部重要ですが、今回は「至高の三角形」内の話をしたいので、「女教皇」はヴェールを突き抜けるので、また別の特殊存在なのです。
なるほど。
では今回は「ケテル 大きな顔 木星と土星を考える たのしい占星術 生命の樹」というお話です。
大きな顔
「ケテル」を「大きな顔」って呼ぶのはどういうことなの?
言いかえれば、「ケテル」が「顔」の特徴を持っている、と言うことです。
「眼」「鼻」「口」「ヒゲ」「髪の毛」「耳」などの役目を持ち合わせているということです。こういうことを詳しく知りたい方は「ゾハール」「光輝の書」に出ています、「ヴェールを脱いだカバラ」など和訳も出ています。
読んだら判るの?
学力だけでは読めません、基礎知識が必要です。
やっぱり!「トートの書」と一緒だな。
今回考えたいのは「鼻」です、「鼻」には呼吸するための二つの穴がありますからね。
ふたつに分かれてる、ってことは、「愚者」と「魔術師」だね。
そうです、口から吸って鼻から吐く時に二つに分かれ、違う役目を果たすのです。
どうして分かれる必要があるの?
人は「ケテル」に向かって生きていると言っても良い訳です。
だったら、分かれちゃマズいんじゃないの?
実際には「使命」に従う、最初から「やるべきことをしなさい」という選択肢のみだと、効率はあまり良くありません。
そのため、「自発的である」というイメージを持てるルートの存在が必要なのです。
「やらなきゃいけないこと」と別に「自発的にやりたいこと」があるとモチベーションが上がるの?
「やらなきゃいけないこと」だけをやっていると、こなすこと以上の欲求が出にくいのですが「こうしたい」「こうじゃないとイヤ」というのがあると「やりたいことをやりたい」からこそ、「その方面に向かって自己能力を高める必要が出てきます」独立欲求や、この作業を自分にまかせてほしい、と言う欲求です。
なるほど、「魔術師」はやるべきことをしっかりやりたい、しっかり役に立つことが安心だ、ってイメージだよね。
そうですね、「ケテル」から「3 ビナー」に向かっているパスです。「魔術師」は「水星」と対応します、要するに「双子座」と「乙女座」のイメージです。
なるほど。
「ケテル」から「2 コクマー」に向かっているパスは「愚者」です。「愚者」は「風」のエレメントと対応しています。
それそれ、それが判りにくいんだよね、「風」って、双子座、天秤座、水瓶座でしょ。結構似てないからさ。
そうですね、しかし、その役目は大きく違うのですが、結合すると一つの役目を果たすような性質ですから、部分を切り取ると似ていない、と言うことですね。
もう少し考えてみましょう。
「愚者」と「魔術師」の「双子座」
「愚者」は自由で「魔術師」は役に立つ感じ。
ざっと言えばそういう感じですが、どちらにも「双子座」が入っていることが重要です。
おお、そういえば、何だか楽しい感じが「双子座」だけど。
「双子座」が働く、と言うことは、自分の能力を高める経験に向かって無意識のつながりで導くような働きがある、と言うことです。
そして「双子座」は、「情報を求める」ので「情報が入らない」状態から離れようとします、この力は「飽きる」を生みだしますので、欠点だと考える人もいますが、実は大切な能力です。
でも、しっかりひとつのことを高めたい人もいるじゃん。
そういう人は「魔術師」「水星」方面の重要性が強いわけです。結果が出るか判らないことを求めにくくなります。
「愚者」は逆だね。
そうです、「水星」を息苦しい、と感じる人は「愚者」を「嬉しい」と感じるでしょう。
そこだよ、二つあることで、嫌な感じが生まれてるじゃん。
イヤなことが無いと、嬉しいも生まれませんよ。
あっ!そういうことか!
そうです、二つあると、どっちかの方が望ましい気がしますでしょ、自分に合っている、望んでいる方が発生することで、「自発的向上心」が生まれます。
そうか、「二つに分けること」が、人類の進歩の歴史の根源とも言えるのか。
そうなんです。
なるほど、上手く出来てるなぁ。
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