こんにちは、にわとりさんです。今回はギリシャ神話のアテネと機織(はたおり)娘のアラクネのお話です。
アテナは有名なお話の多い神様ですが、今回は普通の人とのお話です。
アテナは、知恵と合わさった「火星」と対応するイメージだね。
そうです、牡羊座や蠍座と対応します。
では、今回は、ギリシャ神話の「アテナと機織(はたおり)娘アラクネ」のお話です~☆
アテナと機織娘アラクネ
アラクネと言う、それはそれは機織(はたおり)が上手な娘がいました。
機織(はたおり)って機械で布を作るんだよね。
そうです。そして、その腕前をとても、自慢していたので、女神アテナは、その娘に会いに行きました。
何で?
アテナは機織(はたおり)の神様でもあるんです。
そして、アラクネの作品を見ると、それはもう素晴らしい出来でした。
アテナが見ても、すごいと思うような作品だったんだ。
もう、負けてるかも、って言う位に素晴らしい出来でした。
と、言う訳で、勝負をすることになりました。
さすが「火星」だ、牡羊座、蠍座的だね。
アテナは、神々の姿を描いた布を織りました。
アラクネは、神々が、不貞を働く姿を布に織りました。
アラクネは挑発的な人だね。
それを見て、アテナはとっても怒って、アラクネの作品を破ってしまいました。
アラクネはあまりのショックで、首を吊ろうとしました。
いくら何でも、また作ればいいじゃん!!
それを見て、アテナは哀れに思い、アラクネをクモに変えました。
え、それ、何か、微妙な解決策だね…。首は吊れないけども。
おしまい。
おしまい!って、
この話はどう考えるべきなの?
牡羊座、蠍座らしく、ぶちきれたってこと?
それじゃ、知恵の神じゃないじゃないですか。
でも、クモって、
では、神話の意味を考えてみましょう。
神話の意味を考える
アテナは知恵の神だから、人間と戦わないんじゃないの?
戦ってません、そして、クモに変えたのは機織(はたおり)を続けられるようにです。
あ、なるほど。ああ、糸を出して巣を作るからか。
そして、アテナが気に入らなかったのは、アラクネが、自惚れている点です、それは神をバカにした図案を選んだことで表現されています。
なるほど、まあ、ゼウスの日ごろの行いが悪いせいもあるけど。
自惚れとは何か、自らに満足すること、とも言えます。
ほう、ほう。
それは、向上の停止を意味します。
だから、アテナはアラクネをクモに変えて機織(はたおり)以外のことを出来なくした、と言えます。
あー!なるほど!
でも、他の人より上手なんだから、いいんじゃない?
だって、アテナは「火星」に対応してますから。
あ、蠍座的に「究極」を目指すには、満足なんてしちゃいけないんだ!
あとは、牡羊座的に挑戦して、自分を見つけたい。
牡羊座は、達成して満足と言うより、目標に向かうこと自体が生きがいのような所があります。
「火星」だから、活力、エネルギーだから満足より動き続けることだ、それが使い方なんだ。
だから、アテナはそれを助けたわけです。
自惚れには、裏を返すと、もう、どうやったら、もっと上にいけるか判らない、と言う面があります。
なるほど、あるかも。
だから、作品自体を破ってしまったのですね。
一からやり直せって、ことか。
でも、ヘラクレスとかは、助けてもらってるよね。
それは、こう言うことです。
なるほど、「挑戦」する「自分」には、盾をあげたりする、要するに、知恵を使うことを教えて、
「傲慢(ごうまん)」な「自分」には、反省をうながすのか。
そうです。
この話は、アテナの怒りっぽい性格や、残酷な一面として説明されることも多いですが、それでは知恵のイメージとは一致しませんね。
たしかに、嫌われ者のアレスは、しょっちゅう英雄と自分が戦ってるもんね、しかも負けてる。
そうです、そしてそれは、ホロスコープで言えば、自分の惑星が入った星座を使わないで、イライラしたり、悩んだりするような苦しみを意味しています。
アラクネの傲慢(ごうまん)さは「火星」的に言えば、行き詰った時の態度です、そのため知恵の女神であるアテナが助けたわけです。
なるほど。逆に言えば、行き詰ったり、イライラしたら、知恵を働かせることを、思い出すべきだ、ってことなんだね。
そうです、言いかえれば、物ごとを突き詰めるには「知恵」が必要だ、とも言えますね。
なんか、すごい蠍座的なお話だね。
そう言って良いでしょう。
神話では成長を「死」と言う形で表現することも多いでしょ。
そうですね。
アラクネは「死」じゃ無くて「クモ」にされたよね。
アラクネに必要なのは、機織(はたおり)に正面から向かうことです、生まれ変わるような変化は必要ありません。
機織(はたおり)に専念する、その意味が「クモ」だから、「クモ」でいいのか。なるほど。
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