こんにちは、にわとりさんです。今回はギリシャ神話のアレスとアフロディーテのお話です。
軍神アレスは「火星」と対応するね。「火星」は牡羊座と、蠍座と対応するね。
そうです、そして美の女神アフロディーテは「金星」と対応します。
アフロディーテはアレスの愛人だよね。
今回はそれに関するトラブルのお話です。
あらま。
では、今回はギリシャ神話のアレスとアフロディーテのトラブルのお話です。
ヘパイストス
誰?ヘパイストス。
ゼウスとヘラの息子です。火と鍛冶の神様です。神々の持ち物を作ったりします。アフロディーテの夫です。
アテナが生まれる時、ゼウスの頭を斧で割りました。
あ、その神様なんだ。
ヘラは、ヘパイストスを醜いため、神々の住むオリンポスの山から海に捨ててしまいました。
マジで!!!可愛そう!!
そうですね、ヘパイストスはその後、海の女神テティスに救われ海底の洞窟で9年間育てられました。
そして、ヘパイストスは黄金のイスを作ってヘラに贈りました。
まー!何で何で?
そしてヘラが座ったら、魔法のヒモが出てきてヘラを捕らえました。
復讐だったのね、納得。
そして、ヘラは困り果てて、ヘパイストスをオリュンポスに戻しました。
最初から、捨てちゃダメじゃん、まあ、結果、良かったのかな。
これどういうことなの?!
正直、神話の場合、素直さ、と言うものが見た目の美しさと大きく関わっています。神話の場合ですよ。
ふむ。そう言えば、乱暴なアレスもアポロン以上の美青年だね。素直すぎて乱暴者として嫌われているけど。
海に捨てたのは「水」に入れた、と言うことですね。感情を刺激しようとした、と言えますね。そして海水ですから、塩が入っています、これは、錬金術的に「四要素」の「風」を意味します。
じゃあ、海水「感情と言葉」で自己表現が「罠を仕掛けたイス」なわけ?
だから、オリュンポスに戻れたと言えますね。
じゃあ、自分の気持ちを素直に表現できないことを「醜い」と言っているんだね。
そう言うことです。同時に何かを作ったり、自然的じゃないことも「醜い」と表現されます。
ま、まあ、結局、オリュンポスに帰れたのも、罠を使ってるもんね。
だから、妻のアフロディーテがアレスを愛人にしたんでしょう。
だから、結婚の神、ヘラは気に入らなかったんだね。
美の女神アフロディーテ
アフロディーテは「金星」と対応する女神だね。
そうです、ヘパイストスの奥さんな訳ですが、アフロディーテには、たくさんの愛人がいます。
あ、アレスだけじゃないんだ。
とは言え、神話ですから「金星」が様々な概念と相性が良い、と言うことを意味します。
ゼウスの「木星」「射手座」が、哲学だから、さまざまな概念と相性が良いことをゼウスが浮気者と表現しているのと同じだね。
そうです。両方の概念が混ざって何かが、生まれる、その概念がまた神様になるので、そう言う表現になるのです。
なるほど、で、今回はアフロディーテはアレスを愛人にしたって話だね。
そのことに気付いたのは太陽神ヘリオスです。ヘリオスはヘパイストスにそのことを教えました。
そりゃ、教えるよね。
そこでヘパイストスが気付いて罠を仕掛けるお話です。
あ、やっぱし罠なんだ、直接言えよ。
ヘパイストスはアフロディーテがアレスと会うことを見越して、わざと出かけるとアフロディーテに伝えました。
あらあら。
そうすると、すぐにアフロディーテはアレスに会うことにしました。
そして、一緒に部屋に入ると、ヘパイストスの罠にかかって、網がからまり、動けなくなりました。
そして、ヘパイストスは、他の神々を呼んで、網にかかった2人を見世物にしました。
ヘラが捨てたのも、ちょっと判るな。
それを見た、ポセイドンは可愛そうに思い和解させました。
ポセイドン…。
ポセイドンって、アレスに自分の子供を殺されてるよね?!
そこが、ポセイドンの魚座的な所ですね。
優しいにも限度があるでしょ、悟ってるというか、何と言うか。
でも、悪いのはポセイドンの息子でしたからね。
魚座的だ。
そして、アレスとアフロディーテは、バラバラに遠くへ行くことにしました。
そして、彼らにはデイモス(恐慌)、フォボス(不安)、ハルモニア(調和)と言う子供が出来ました。
神話の意味を考える
では、神話の意味を考えて行きましょう。
もちろんアフロディーテとアレスは良くないんだけど、逆から見るとヘパイストスが嫌われているね。
それは言えますね。気持ちがハッキリしないことでアフロディーテに愛が伝わらない、と言う言い方も出来るかもしれません。
その意味だと、アレスは自分の気持ちがハッキリしすぎているとも言えるね。
そうですね、アレスは「火星」に対応します、牡羊座と蠍座の、暴走的な状態を示しています。簡単に罠にかかったのも「火星」的ですね。警戒心が少ないです。
アレスは、目標に向かって直線過ぎるから、乱暴者とか、残虐とか言われちゃうけど、アフロディーテにはそこが良いのかな。素直とも言えるもんね。
そうですね「金星」は「素直な自己表現」によって楽しみを追求する惑星と言えますからね。
牡牛座は、受けた感覚を表現して、共有でつながったり、感覚自体を楽しむ星座だね、いかにも「金星」って感じ。
天秤座も自分の考えで、理想を実現するために論理的に計画を立てたり、考えを言葉にして、他の人とつながりたい。
この2つが合わさって、楽しみ、と言う言葉になるんだね、深くつながる意味で恋愛と言うキーワードも出てくる。
逆に言えば、深くつながれないと成立しにくいとも言えますね。
天秤座的な第7ハウスって、結婚のハウスって言うじゃない?
結婚生活には、大切な話し合いが発生しやすいですから、天秤座的な第7ハウスで見るんですね、さらに天秤座ですから、社会的契約、約束なども大いに関係します。
それがヘパイストスは良くなかったんだね。
共感しにくいということでしょうね、それがアフロディーテと上手く行かなかった理由とも言えますね。
ちょっと罠に頼りすぎだよね。
そう言えば、デイモス(恐慌)、フォボス(不安)、ハルモニア(調和)と言う子供達は?
恐慌は、恐れ、慌てること、これは、欲望に直線的になってしまっている、「火星」と「金星」の際限の無い状態ですね。コントロール不能なパニックに近いですね。
不安も目的が具体的な結果ではなく一過性の欲望を追うと時とともに生まれますね。
なるほど。
「金星」には天秤座もあります。上手く論理をストッパーにすること、牡牛座は、現実を良く見るから、妄想に走りすぎないこと、が出来れば、調和を生むことも出来ますね。
そして牡牛座には現実を見る力もあります。
なるほど。「火星」と「金星」行き過ぎやすい惑星だね。
そして、調整と調和を使えば、大いに長所に出来る惑星です。
でも、今回一番驚いたのはポセイドンだな。
ポセイドンは魚座的ですから、恋を笑いものにするのは心が痛んだんでしょう。
相手の気持ちを考えるのはとても大切なことだね。
そうですね。
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