こんにちは、かえるさんです。今回はタロットカードの「小アルカナ」の「コートカード」のお話です。
コートカード?
タロットには有名な「愚者」や「悪魔」などの「大アルカナ」と「数札」と「コートカード」の「小アルカナ」があります。
コートカードは「棍棒の騎士」や「杯の女王」などがあります。
あー、あるね。ちょっと意味は判りにくいけど。
タロットカードの本などで意味を見ると「大勝利」「結婚」「破綻」などとキーワードが書いてありますが、それが本当に現実的なことを言っているか、と言うと疑問があると思います。
まあ、ちょっとおみくじっぽいよね。人生で「大勝利」って、めったに無いよね。
その意味で、現実的に考えて「判りやすいカード」などと言うものは、そもそも無いんですよね。全てのカードはおみくじ的な単純さはなく全て現実的なカードです。
その意味では判りやすいカードも判りにくいカードもありません。
それを踏まえて考えても「コートカード」は最初は難しいと思うかもしれません。「四要素」の「火」や「水」などが混ざっているカードだからです。
確かに複雑な感じだね。混ざっちゃうと、どっちなの?ってなっちゃう。
しかし、重要なのは「星座」も「四要素」も単体では存在しえません、必ず混じり合った形でのみ現実に表れます。
人の星座も、たくさんあるし、それらが影響しあって行動や気持ちが決まって来るんだもんね、確かに。我々が見るときには必ず星座も混ざってるもんね、単体の星座を見ることはありえない。
その意味でコートカードを理解することは、他のタロットカードやホロスコープを考える意味でも重要な知識となります。
今回は「コートカード」のお話です。
混ざり合った「ホロスコープの星座」から生まれるストーリー
星占いで「牡羊座」だからといって、怒りっぽい、気が短い、考えるより先に動く、と言うような説明を良く見かけますが、現実にはそうでない人はたくさんいますし、一年中同じテンションで行動をする人もいません。
「牡羊座」の人で怒りっぽい人だって、会社や社会生活ではそうではないのが普通だよね、親しい人にだけ、怒りっぽい、とかそう言う形で出るよね。恋人とかにも最初は誰でも優しくて、慣れれば怒ったりも出てくるだろうし。
そうですね、状況も大きいですよね、そして「牡羊座」でも怒りっぽくない人もたくさんいますね。
とは言え、ホロスコープで複数の「牡羊座」があれば、多くのシーンで怒りっぽい人も存在はします、気に食わない上司とケンカして気まずくて会社に居づらくなって辞めたり、などで困ることもあるかもしれません。
星占いで「牡羊座」でも、他に多くの山羊座を持っていて安定を重視する為、腹立たしくてもガマンすることもあるでしょう。しかし、焦りが増幅して山羊座も上手く動かないかもしれません。
結果は大違いだね。
しかし、山羊座が強すぎればブラックな企業でも頑張りすぎて身体を壊すことだってありえます。
頑張ったから良い、とは言い切れないね。
こういう形で、たくさんの要素の幅と流れの中で人の行動は決まって行き、その結果を「性格」と呼んだりするわけです。辞めたおかげで命が助かったのに、あの時がんばった方が良かったんじゃないか、なんて思ってしまうこともありえます。
実際の占いの時は、何座だからこうなる、じゃなくて、この状況で何座と何座の影響を受けるから、こうする、だから、こうなる、って判るわけだ。
人間の「性格」と言うのは、物ごとに対する考え方によって引き起こされやすい結果を言い表したものと言えます。結果から原因として推測されたものが一般に言う「性格」ですから見る人によって違う、のが普通です。
その意味では、例えば、星占いの星座(ホロスコープでは「太陽」の星座)で占うにしても、特定の星座と考えるより「コートカード」の意味を読み取ることの方が有効なこともあります。
コートカードでも占えるの?
16枚のコートカードのうち12枚は、ホロスコープに対応しています。
12枚ってことは、星座と同じ数だね。なんで4枚は当てはまらないの?
ホロスコープは常に原因を指し示します、結果に近い「地」の王女の4枚は除外されます。
注:このブログでは、タロットカードは「トートのタロット」を基準にしています「トートのタロット」の「王女」は、一番有名なウェイトのタロットでは「王女」ではなく「従者」または「王子」です。
じゃあ、12枚ってことは十二星座に対応しているの?
していません。
してないの!
少しづつずれていまして、2つの星座にまたがっています。
その流れのストーリー的イメージと、その、どの辺りにいるかで、また意味が違ってきます。
ああ、そう言う感じなんだ。よく判んないけど。
ホロスコープの星座を観る時も星座を1つ1つで見ると、アスペクトやハウスを見たとしても現実的なストーリーに合わず、余計に判らなくなってしまいます。星座同士の矛盾点や調和するポイントからストーリーが発生します。
ですから最初から混ざっている「コートカード」はむしろイメージしやすいかもしれません。
では、まずコートカードと「四要素」の対応を観ていきましょう。
コートカードと「四要素」の対応
注:このブログでは、タロットカードは「トートのタロット」を基準にしています「トートのタロット」の「騎士」は、一番有名なウェイトのタロットでは「王」です。
「騎士」は「四要素」で言うと「火」に当たります。
ヘブライレターは「ヨッド」です。4枚の騎士は「生命の樹」では、「2」の「コクマー」「叡智」に当たります。
お、生命の樹か、ちょっと難しいんだよな。
生命の樹はタロットの基礎知識ですが、ホロスコープの解釈にも大いに役に立ちます、ただ専門的な分野なので、タロットをやらない方は雰囲気だけでかまいません。
「コクマー」ですから「スモールカード」の「数札」の「2」とも対応しますので「騎士」の、純粋性、物ごとの始め、本質のイメージがわきますね。
「ヨッド」って「隠者」の?乙女座的?
そうです、外部の情報をシャットアウトする集中のイメージ、そこから生まれるものは、外部の情報に乱されない純粋なものです。
だからこそ意味は「火」で直感なんだ。
「女王」は「四要素」で言うと「水」に当たります。
ヘブライレターは「ヘー」で4枚の女王は「生命の樹」では、「3」の「ビナー」「理解」に当たります。「土星」と対応しています。
「ビナー」ですから「スモールカード」の「数札」の「3」とも対応しますので「女王」の、形にする、受け止める、のイメージがわきますね。
「へー」ってタロットの「星」の?水瓶座的?
水瓶座の受容する、無償の奉仕、などは母性愛的です、損得だけではない所も大切なポイントです。
水瓶座は「風」なのに「水」って?
他の「風」との違いを明確にします。
あー、なるほど、そうやって重層的に理解して比較するのか。
注:このブログでは、タロットカードは「トートのタロット」を基準にしています「トートのタロット」の「王子」は、一番有名なウェイトのタロットでは「騎士」です。
「王子」は「四要素」で言うと「風」に当たります。
ヘブライレターは「ヴァウ」で4枚の王子は「生命の樹」では「6」の「ティファレト」「美」に当たります。
「美」ですから「スモールカード」の「数札」の「6」とも対応しますので「王子」の、理想、それに対する姿勢を意味します。「太陽」とも対応します。
「ヴァウ」って「神官(法王)」の?牡牛座的?
そうです、牡牛座の素直さは、理想に対し直接のアプローチです。美しい、気持ちいい、美味しい、に対する姿勢です。
理想に対する素直さ、それが目的なのが牡牛座的ってことか。
牡牛座の素直さは、周囲に迷惑をかける時もありますね、その意味でも「ヴァウ」の釘、と言う意味は判りやすいでしょう。
でも、それが、言葉と論理の「風」なの?
それが言葉なんです、論理なんです。言葉は言った人の気持ちとは関係なく誤解されたり、相手を傷つけることもあるでしょ。
そして「美しい」と言う言葉ほど「美しい」ものはないですよ、完全に美しいです、しかし、美しいは、現実にしてみると純粋性を失います。
言葉は現実になる手前の頭の中の想像の世界だからか。理想としての「6」なんだ。
そうです。
注:このブログでは、タロットカードは「トートのタロット」を基準にしています「トートのタロット」の「王女」は、一番有名なウェイトのタロットでは「王子」または「従者」です。
「王女」は「四要素」で言うと「地」に当たります。
ヘブライレターは「へー」で4枚の王女は「生命の樹」では「10」の「マルクト」「王国」に当たります。
「王国」ですから「スモールカード」の「数札」の「10」とも対応しますので「王女」は結果、完成、終了を意味を持ちます。
「へー」って「星」の?水瓶座的?また出てきたの?
そうです、結果と言うものは、したことがそのまま形になります、そのシビアさ、リアルさは、水瓶座的ですよ。
水瓶座は現状に容赦なく変化を求め手を加え、結果を受け止める、いや、受け止めざるを得ないことを知っていても変化を求めるのです。
良く考えて現実的に、とは言っても、予測の付かないのが人生ですよね、そしてそれが現実ですよね。良かれと思って行動してもとんでもないことになることもあります。そして取り返しがつかないのが現実です。
そのシビアさを意味するのか。なるほど。
今回はこの辺にしますが、コートカードのことは一枚づつもう少し詳しくやるつもりです。自分のホロスコープの惑星を全てタロットのスモールカードの「コートカード」「数札」でチェックしてみるのも面白いでしょう。
カテゴリー(スマホは画面下のほうです)から、ぜひ他の「占いのお話」や色々な星座もごらん下さい~☆