こんにちは、かえるさんです。今回はタロットカードの「相剋(そうこく)」と「相生(そうしょう)」「比和(ひわ)」の「生剋比(せいこくひ)」をみていきます。
カンタンに言えば、カードの組み合わせの良し悪しなのですが、判りやすく言うと、タロットカードの「正位置」「逆位置」の様な話です。
ああ「正位置」が、だいたい良くて「逆位置」がだいたい悪いんだよね。
すごくカンタンに言うとそうですね。
「生剋比」の考え方は、東洋の思想なのですが、タロットでも「正位置」「逆位置」ではなく「四要素」の組み合わせで考える方法もありますので、そちらをご紹介いたします。まあ、ちょうど良いから「生剋比」で表現をしている、とカンタンに考えて頂いて良いでしょう。
へー、「位置」じゃ無いのもあるんだ。
この考え方は「西洋占星術」にも当てはめられますので、そういうお話を致します。
タロットカードの「正位置」「逆位置」
正直言うと、単純に「良い」「悪い」と言うものではありません。
人間が一時、良いとか悪いとか思っても後から振り返ると、簡単には言えないことも多いよね。
ですから「正位置」お互いの力が、打ち消しあったり、邪魔しあったりしにくい、と言うイメージで良いと思います。図柄が自分に対して上下正しくカードが出るのが「正位置」逆さまに出るのが「逆位置」です。
良いか悪いか判らない、って例をあげると?
実は、相手に騙されているのに、気付かずに、好きな人と恋愛が上手くいくか?って思っている女性を占ったとします。「別れる」のは恐らく良いことですよね。
あー、そりゃそうだ。
でも、その流れで結局、結婚して人生上手く行ってしまうかもしれません。
もう訳わからないね。でも現実ってそうかも。
だから、かえるさんの場合は、カンタンに「良い」「悪い」ではなくて、キチンと深く考えるときに、「ホロスコープ」で見落とした情報を拾うためにタロットは使います。
で、別にこの「正位置」「逆位置」が悪いわけではありませんが、かえるさんの使っている「トートのタロット」では「生剋比」で判断しますので、そちらをご説明いたします。
「相生」「相剋」「比和」
「相生」は、まあ「正位置」と同じようなものです、調和しやすい組み合わせ、と言うことです。
「相剋」は「逆位置」と同じようなものです。
同じよう、ってことは同じじゃないの?
タロットカードを並べた時に、意味や時間軸のつながりで隣接するカードの影響を受けます。その時、影響を与える過去のカードの種類を良く考えてイメージすることが大切です。「四要素」なら「火」や「水」、タロット的に言えば「棍棒」や「杯」等ですね。
あー「正位置」とか「逆位置」だとカード単体で判断する感じか。流れの影響を考慮しにくいんだ。
実際には、現実のストーリーに合わせて考えるので、前後も考えますけどね。ただ、初心者の方も、最初から前後のつながりを意識する意味でも重要な違いとも言えます。
「比和」は?
直接、影響しないと言うことです。ただ、時間の流れとして「事実」は影響しますよ「火」や「水」の要素の影響の話です。
なるほどね。じゃあ「四要素」の組み合わせの話だね。
そうですね。
「四要素」とタロットの「スート」
タロットの「スート」?
タロットのスモールカードの種類のことです、「棍棒」「杯」「剣」「円盤(金貨)」と言う分類のことです。「四要素」の「火」「水」「風」「地」に対応します。ちなみに同じスートは強め合います。
「四要素」の「火」「直感」はタロットでは「棍棒」です。
- 「棍棒」は「剣」「円盤(金貨)」と「相生」
- 「棍棒」は「杯」と「相剋」
- 星座では、牡羊座、獅子座、射手座
直感の「火」は感情の「水」と調和しにくいのか。
速度に格差が大きいです、争った時かみ合いにくいですね、しかしダメな組合わせとカンタンに考えないで下さい。
なるほど。
「四要素」の「水」「感情」はタロットでは「杯」です。
- 「杯」は「剣」と「相生」
- 「杯」は「棍棒」と「相剋」
- 「杯」は「円盤(金貨)」と「比和」
- 星座では、蟹座、蠍座、魚座
良いのは「剣」だけなんだ。
「円盤(金貨)」要するに「物質」「富」にこだわらないのは、ある意味生きやすいですよ。カンタンに「剣」の星座の人としか合わない、と言う意味にとらない様にして下さい。
「四要素」の「風」「論理、言語」はタロットでは「剣」です。
- 「剣」は「棍棒」「杯」と「相生」
- 「剣」は「円盤(金貨)」と「相剋」
- 星座では双子座、天秤座、水瓶座
「地」と合いにくいんだ。
意外と論理が伝わりにくいんです。「風」の側は聞いて無い、と思うし「地」の方は、訳判らないこと言って、ごまかそうとしているように見えたりします。
ま、両方の星座を持っている人も多いですからね。これも人間同士の相性というカンタンな考え方はしないようにして下さい。
「四要素」の「地」はタロットでは「円盤(金貨)」です。
ねえ、「円盤」と「金貨」って同じなの?
同じと言っても良いのですが、従来の「金貨」だと、お金と言う固定的な価値観を連想しやすいからです。実際には、動いてなくても変化し続けることを意味するので「円盤(ディスク)」の方が判りやすい、と言う考え方です。
でも、実際には、お金も常に価値が変化していますし、意味は全く同じです。固定的なイメージを持ってしまう人がいるので違う名前を使用しているだけで同じです。意味さえ判っていれば、「円盤」「金貨」「万能章」どれでも結構です。
お金って変化しているの?
円高になれば、お持ちのお金は外国から見れば価値は上がっています、円安ならば外国から見れば価値は下がっていますね。
欲しい電化製品を一年待って安く買えるのは、お金の価値が上がっているとも言えます。
そうか、固定的に見えるけど、常に変化しているのか。
それが「地」であり「円盤(金貨)」なのです。
- 「円盤(金貨)」は「棍棒」と「相生」
- 「円盤(金貨)」は「剣」と「相剋」
- 「円盤(金貨)」は「杯」と「比和」
- 星座は牡牛座、乙女座、山羊座
これも人間関係の相性、と言うカンタンな意味にはとらないで下さい。
これで判るのは、タロットや星座は必ずしも「人間」ではなく「出来事」や「状況」にも当てはめられる、と言うことが言えます。
なるほどね。意味は完全に共通なんだね。
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