こんにちは、にわとりさんです。今回は「ASC」です。上昇宮、上昇星座、アセンダントとも呼ばれます。
って言っても良く判らないんだけども。
ASC、Asendant:アセンダント は上昇宮、上昇星座と呼ばれる、ホロスコープ上の、重要ポイントです。
生まれた時の東の地平線の位置がほぼ「ASC」になります。ですから、生まれた場所と時間が判らないと求めることが出来ません。
1日でホロスコープを1周します、だいたい4分間で1度、1つの星座を通過するには2時間ほどかかります。
その「ASC」が、どの星座にあるか、で考えるんだね。
そうです。
じゃあ、今回は「ASC」のお話です。
「ASC」インターフェース
インターフェース?判りやすく言うと。
インターフェースは、接触面、界面のことで、今ではコンピューターの周辺機器の接続部分のことなども言います。
相手との接触面と言うことね。
そうですね、周囲に対する接し方です。
例えば、にわとりさんの「ASC」が「双子座」だったとします。
ほうほう。
そうすると、にわとりさんは、人と接する時に「双子座」的に振舞います。
あ、そういうことなんだ。重要じゃん。じゃ、その人がどう見えるか、が判るんだ。
じゃあ「仮面」みたいな感じかな。
そう言う表現も良く使われるのですが、実際には簡単に外せるものじゃないんです。
そうなの?
出会って最初に「双子座」的に振舞えば、そう言うキャラクターだと、相手に認識されるわけです。そうなると「双子座」的なキャラクターを「期待」されますから、急に変えることは大変難しいのです。
それどころか「期待」されるので、使い続けますから余計に固定していきます。ですから「仮面」と言うより「インターフェース」と言った方が判りやすいでしょう。
まー、確かに明日から変わるぞ!って思って変えられたこと無いな。
自覚しやすいのは、惑星です、自分の気持ちの発生源と言えますから、しかし相手からは「ASC」に目が行きます。「ASC」を通して「惑星」の「星座」は表に出ます。
だから占いを見て本人が「当たってる」と思うのは「惑星と星座」かもしれませんが他者からどう見えるかを考える時は「ASC」も重要な情報となります。
その自覚の大きさの違いのため、本などには「太陽」などの惑星の方が重要。と位置づけているものが多いですが、実際には「重要度」は何を調べたいか、状況(例えばものすごい不満や悩みがある時)などによって変化します。
でも生まれた時間なんて判らない人の場合、惑星だけで占うんでしょ?
それは、対面鑑定なら話しているうちにある程度判りますし、メール占いなら文体でイメージはつかめます、悩みの場合は内部構造問題が多いですから、あまり問題になりません。
ところで「双子座」は空気を読めて、イイ感じだから”期待”されるの?
善悪関係なく、全ての「ASC」の星座がそうなります。人はどんな反応であろうが、相手の反応が予測出来るキャラクターを演じてしまうものですよ。
確かに初対面ってちょっと緊張するな、それだけに対人で慣れたキャラクターを反射的に使うわけだ。
そうです。実際問題、ホロスコープにはたくさんの惑星があるから、いくつもの星座がみんなの中にあるわけです。
会うたびに、そう言う様々な気持ちやキャラクターを交互に出したら、相手だって会うたびにあの人は今日はどんな感じで来るだろう?と思ったら疲れるでしょ。めんどくさい。機嫌屋さんが嫌がられるのはこの理由です。
そして出す側も返って来る反応が判りませんから、それに備えて考えると疲れます。やはりある程度は統一するのが効率的です。
たしかに!お互いのために固定したキャラクターがあると人間関係が安定しやすいんだ。楽なんだ。
そうです、だから自分を変えたい!なんて思って転職して相手の期待をリセットしたつもりでも、結局似たようなキャラクターに収まるのは、やっぱり自分が不安に思うから慣れた方法を使ってしまうからなんです。ただの「仮面」とは言えないでしょ。
「ASC」の表現として、よく使われる「仮面」はラテン語の「ペルソナ」のことですが、英語の「パーソナリティ(個性、人柄)、パーソン(人間)」等の語源でもあります。
確かに「ASC」は内的葛藤を表面に出さないことによって安定性を作る、と言う意味では「仮面」と言う表現も悪くないかもしれませんが「太陽」等と違い、ただの表面をつくろうものだ、と思うとすれば、それは不適切だと思うのです。
「ペルソナ」の訳は「仮面」と言うのもありますが「人格」と言う訳もあります、それを踏まえているなら「ASC」を「ペルソナ」「仮面」と呼ぶことに完全に反対する立場ではありません。
ん!途中から聞いてなかったけど、完全に半分位、納得した!
余談ですが、キャラクターを安定させずに、相手に緊張感を与えて、気持ちをつかむと言う方法もあります。日本の戦国武将、織田信長などは、そう言う人物だったとも言われています。
なるほど、逆用もあるんだ。
惑星、星座とのバランス
なんですか、これは?
「ASC」と言う「インターフェース」が「双子座」でも、本人の気持ちは惑星と星座でみるわけですよ。
おー!なるほど。じゃあ「ASC」が「双子座」で「太陽」が「蠍座」だったら、ってことか。
実際の行動は「双子座」的だけど「蠍座」な理想と願望がある、ってことか。
正反対じゃん!!
日頃は広く浅く、みんなと仲良し、な感じだけど、気持ちでは、人がたくさんいると疲れるなー、本当の親友が1人いれば十分だ、なんて思うのかな。
お、イイ線いってますね。
え、じゃあ、どうすればいいの「太陽」に従えばいいの?
それはそれで違和感があるでしょうね。急に慣れた情報出力法の「双子座」的な行動をやめるんですから。
そこが「ASC」は単なる「仮面」とは言えないんですよね。外してもスッキリしないはずです。と言うか普通外せません。やっぱり自分の一部と言えます。
そうだよね、ずっと使い慣れてんだもんね。でも「太陽」の「蠍座」も無理しているんだね。
その時は、実際に行っている「双子座」じゃ無くて、達成されていない「太陽」の「蠍座」を本心と思って苦しむでしょう。
そうなると、社会や学校が自分に「双子座」を強要しているような気持ちになったりするわけだ。そうなると本格的な悩みだ。
そして、親しい人には「惑星」で接することが出来るので、安心感が出てくるのですが、同時に、お互いにワガママなどが出て悩みにもなります。
じゃあさ、「ASC」と「太陽」とかが一緒の星座なら得じゃん!
じゃあ、そう言う感じでみてみましょう。
「ASC」「太陽」が同じ
お、「太陽」も「双子座」になって安心…。
「月」が「蠍座」じゃん!!
なんで、こういうことするかな。
どうなっちゃうのさ。
日頃の行動は「ASC」の「双子座」で、願望も「太陽」が「双子座」だから、そのままの行動で充実感があるでしょう。
でも、無意識や安心した時に動く「月」が「蠍座」だから、家庭や恋人などに対しては「蠍座」的に、深い関係を求めます。
恋人的には、めっちゃ「双子座」だと思ってたのに、ビックリじゃない?
そら、ビックリでしょうな。
「ASC」と「太陽」をせっかく「双子座」で揃えたのにさー!
判りました、判りました。
「月」も「双子座」で揃えてみる
これで安心、思う存分…ふたご…。
いや、これさ…。
この人、大丈夫かね、何ていうか人として。
大丈夫じゃない感じですよね。
全部「双子座」じゃないさ!!ゆるゆるな感じだよ!
双子座じゃなくても「ASC」「太陽」「月」が、同じ星座なら様々な問題への対応力に、けっこう問題あると思いますよ。上手く行かないか、ガマンや不満を伴うでしょう。
違いがあると不便かと思ったけど、それを調整する能力を育成した方が人間として生きやすいかもしれないな。
どちらにしても自分で選べないんで、上手く使えるよう現実に合わせて行くしかないんですね。
さっきの「双子座」「蠍座」の組み合わせはどうすればいいの?
どっちも大切に考えて、両方の星座を使うべきです。
どっちが「本物の自分だー!」とか極端なこと言っちゃいけないんだね。
所で、本を見たらさ「ASC」で見た目も判る、統計的なデータがある、って書いてあったよ!マジで!?
ウソに決まってるじゃないですか、一生見た目が変わらないって言うんですか、ダイエットに成功して20キロ減って、リバウンドで30キロ太ったら、見た目の印象は、ずいぶん変わりますよね。
まるっきりウソですが「いろいろ判る」とした方が楽しむ占いの場合は商業的にはいいでしょ。
なんだそうか。
でも実際は「太陽」の星座も印象とか表面に出るよね。
そうですね「太陽」は雰囲気が出る人が多いです。
え、出る人と出ない人がいるの?
「太陽」は理想と願望ですから、ぜんぜん出ない人もいますからね。不満がたまるでしょうけど。
「ASC」は出るんだ。
出ますね、自覚は薄いこともありますけどね。「惑星の星座」は良く使っているものは出ますよ。
「ASC」のイメージ、お判りいただけましたでしょうか。
多分判った。けっこう重要じゃん。
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