こんにちは、かえるさんです。今回は「格式 Dignity」の「冥王星が獅子座に入った時」のお話です。
「冥王星」は獅子座に入ると影響が強まるんだよね。「興 Exaltation」だね。
なんだかさ、「冥王星」は蠍座の「支配星」じゃん、蠍座的なことを、獅子座的にやる、ってことだよね。
けっこういい感じだと思うのよね。
そう言える部分もありますね。
でも、美点が目立つ「盛」じゃなくて、影響の大きい「興」なんだよね。
そうです、まあ、「格式」は実際問題、「その傾向がある」というだけで「結果」を保証するわけではないですからね。
ですが、なぜその「格式」なのか?を考えることは星座と惑星を知るうえでとても勉強になりますので、ぜひご覧くださいませ。
それでは今回は獅子座に「冥王星」が入った時の「格式」のお話です~☆彡
「冥王星」を考える
「冥王星」と言えば蠍座の「支配星」だから「究極」が重要なキーワード。
「究極」というと、いかにもそれっぽいけど「究極」って何だろう?
「究極」と感じられるものは何だろう?と考えれば、例えば「正に自分が探し求めるもの」そして「自分の想像した理想と一致するもの」「自分の想像した理想を越えるもの」などではないでしょうか。
でも、それだとさー、すごく素晴らしいものに突然であったら「究極」じゃないんじゃない?
「自分の想像した」感、「探し求めた」感、は、けっこう大切な要素です。
それだと、その対象自体ではなくて、自分の経験も対象の評価に影響しちゃうじゃないの。
しちゃいます。
しちゃうの!
だって、「究極」は感情の蠍座のキーワードですから。
感情的に盛り上がっていることも大切なんだね。
蠍座の人はあっさり手に入ってしまうと喜びも半減するような所もありますからね。
さすが蠍座だ!意味が判らないよ。
要するに感動が欲しいとも言えますね。
え、じゃあ、蠍座に「太陽」がある人は、それが人生の「目標」なの?
まあ、そう言えますね。
言えちゃうんだ。
でも、例えばモノがあふれる現代日本で、何かが欲しい、と思った時に簡単に手に入るのが当たり前みたいなところがあるでしょ。
あー、もう足りないものは感動しかないんだ。
モノが不足していた昔なら、手に入っただけで結構、感動できたと思うんですよね。
だから、美味しいものも当たり前だから並んで食べるとより美味しく感じる面もあるでしょ。
料理の場合は、場所とか器もあるし、実際、状況も重要だね。
同じ料理でも、食べる順番とかもあるよね。
なるほど。
そう考えると「究極」って「追い求めたもの」「追い求めるべきもの」って感じかな。
そうですね、どこにも無いかもしれない、という様なものがあるからこそ感動するわけですから、
条件を厳しくしないと、簡単に出会えてしまうわけです。それは「究極」ではありません。
だから、蠍座はこだわるのかー。あえて、こだわって遠ざけて、自分をじらすみたいな感じだ。
だいたい、そんな感じです。
よく見かける「8ハウス」のキーワードで「死と遺産」とかあるじゃん、「死」って何よ。
経験したこと無いでしょ。
あ、そういうこと?!だからこそ想像力を刺激するんだ。
まあ、そんな感じですね。
追い求めたいから、手に入らないものを欲する、追い求めるために、こだわる。そんな世界が「究極」を形作ります。
いや、気持ちは判るんだけど、かすかに本末転倒感がある気もする。
ですから「四要素」で感情の「水」はタロットカードでは「吊られた男」と対応します。
あの、縛られて逆さまに吊られているカードだ。
本物はこんなに楽しそうじゃないけど。
自分を縛ることで見えてくるものがあるんですよ。そして自由ではないからこそ得られる喜びもあるのです。その意味では「感情」を「吊られた男」で表現する意義は深いと思います。
「究極」は、自分が「追いかけた、苦労した」経験。「追い求める価値がある」という情熱があって成立する「感情」とも言える訳だ。
そういう面があるでしょう。感情は「そうであるべきだ」という思いがあるからこそ、感動や喜びがあるのです。それは、思い込みであり、逆さまとも言えるのです。
何故獅子座で「冥王星」が「興」なのか
獅子座と言えば「特別」「王様」のイメージ。
何となく「究極」に似ている気もするね。
「特別」は、認められる、他と違う、極端に優れている、などのイメージかな。
そうですね、ですから、上を目指すという意味では似ている部分もありますよね。
そして「冥王星」が蠍座の「支配星」なので、蠍座が「三区分」の「不動宮」であることも大いに重要です。
獅子座も同じ「不動宮」だね。
その意味で、方針転換しにくい、という部分が似ています。
そうなると、一度決めたことには突き進む感じかな。
まあ、実際は方針転換しないだけで、ダラダラと長くやるだけ、というケースも存在します。
獅子座でも蠍座でもそうか。
とはいえ、もちろん継続性は有利に働くことが期待できますよね。
「冥王星」という、その人にとっての「究極」そのものが、獅子座的になるということなので「特別」が「究極」ということになります。
それは、「すごい特別」、求め続けて、探し続けてやっと見つかる「特別」ってことか。
まあ、そういうことですね。求められる、認められる、他の人と違う、を達成した上に、感動が欲しいイメージですよね。
そんな感じだと、求め続ける感じだね、達成しても飽き足らない感じ。
だからこそ、向上し続けるかもしれませんし、挫折してしまうかもしれません。
挫折しても、忘れられない感じだよね「不動宮」だし。
そうも言えます。しかし「太陽」とは違いますから、その人の蠍座、「8ハウス」の状態によっては、大きな影響を及ぼさないかもしれません。
その人にとっての「究極」が獅子座的、ってことか。「究極」が重要かどうかはまた個人差があるわけだ。
そうです、「王になることが真に素晴らしい」という考えである、というイメージですね、行動するかどうかは判りません。
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