こんにちは、かえるさんです。今回は北欧神話のフレイアとフレイから「金星」「牡牛座」「天秤座」を考えます。フレイアは牡牛座、フレイは天秤座を意味します。兄弟、または双子の神様です。
フレイアは妹で、フレイが兄です、ヴァン神族で、オーディンやソーのアース神族とは長い間争っていましたが、お互いに疲れきったので和解することにしたのです。
神様同士で争ってたのか、人間と変わらないな。
オーディン達、アース族の「水星」とヴァン神族の「金星」と言う図式で考えると判りやすいでしょう。
対立から和解の流れを成長としてとらえるんだね。融合させないと疲れる。
では、そんなヴァン神族のお話です。
豊穣の女神フレイア
フレイアは楽劇「ニーベルングの指輪」だとフライヤって言う名前の女神だね。若返りのリンゴの管理をしている神様だ。
あれは「ニーベルングの指輪」の中だけなんですよ、別の神様と混ざっているんです。
あ、そーなの?にわとりさんは、リンゴ好きだからさー、気になってたのに。
乗り物は2匹のネコに車を引かせています。
ネコさんの車!うらやましい!かわいい!欲しい!
ソーの車のヤギは山羊座的な意味があるので、そういう使命感のようなものは無い、ということです。
自由な感じだ。牡牛座のマイペースさが出てるかな。
豊穣の女神ですから、分け隔て無い愛情といいますか、夫がありながら愛人がいたり、宝飾品欲しさに、小人たちと関係を持ったり、といろいろ話題に事欠かない女神です。ロキにも性的に奔放なことをなじられたりしています。
ええー!!そうなの?
宝飾品欲しさに、関係を持つって、どんな事情なの?
小人たちの宝飾品が欲しがったら、小人たちに関係を求められたのです。
やむにやまれぬ事情じゃないのか。
とは言え、これは神話ですから、フレイアは「黄金」を神格化したモノとも言われます。
宝飾品を作るには、金を人間が細工する、って言うことか!なるほど納得。
そんなフレイアが夫が居なくなってしまった時に、世界中を泣きながら探し回り、その時に流した涙が地面にしみて黄金になったといわれています、そこから黄金をフレイアの別名から「マルデルの涙」と言われます。
旦那さんを必死に探したんだね、黄金と深い関係があるみたいだね。
でも後にフレイアは人間の愛人との不倫がバレて、離婚しています。
なんだかなー!
強い物欲、感覚重視な面が良く表れていますね。
ソーが武器のハンマー、ムジョルニアを巨人族に奪われた時にも、巨人族は交換のためにフレイアを要求してきました。
魅力が有るんだね。牡牛座らしい。
でも、イヤなものはイヤ、と断っています。
きちんと自分の意志を表明したんだ。
まあ、イヤなものはイヤ、ということですね。素直で感覚的なのです、思った通りに行動しています。
そんなフレイアは最終戦争「ラグナロク」ではどうなったの?
ラグナロクで死ぬことは、神話的に大きな意味があって、解釈としては成長や深い考えを得る意味が有るのですが、フレイアは、
逃げました。
あらららら。
牡牛座はそういうのは苦手なんですよね。いろいろ考えて成長するとか。でも牡牛座100%の人はいませんから。
勝利の剣
フレイは「愚か者が使えば役に立たないが、正しく使えば切れぬものは無い、剣が勝手に相手と戦ってくれると言う、太陽の輝きにも劣らない」名剣を持っています。
なんか、すごい剣だね!
これは、天秤座を適切に使った時のことを表現しています。
あー「言葉」だね! 相手を倒すことも、分析する為に分離することも出来る、そして言葉は力になって相手を倒すことも出来る。
「水星」の力を借りれば更にすごいですね、ソーシャルネットワークで世論を動かすことも出来ますし、政府機関がフェイクニュースを流すことで他国の選挙に干渉することも出来ますね。
そして、フレイは「折りたたんで小さく出来る、広げるとものすごく大きくなるので何人でも運べる」船も持っています。
おお、便利だ!この船はどういう意味なの?
この船も「言葉」です。船は海に浮かんで人や物を運びます、海は水ですから「四要素」で言うと感情の「水」です。
おお!「言葉」は感情におぼれてしまった人を、救えるってことか!
そして目的地に何人でも運べる、と言うことです。
だからいくらでも運べるんだ。
そんなフレイがゲルズと言う女性に恋をしました。召使を派遣して恋心を伝えさせたのですが、全く上手くいきません、そこで召使に先ほどの「剣」を与え、ゲルズと結婚することが出来ました。
えー!あげちゃったの!!もったいない!!
でも、これは神話ですから「剣」をあげたからこそ「愛」を手に入れることが出来たとも言えます。
あー、天秤座は口が強すぎて人間関係で上手く行かないことがある、っていうね。だから「剣」を手放すことが大切だったんだ。
剣の「太陽」に劣らぬ輝き、と言うのは素晴しさと同時に手放しがたい、と言う意味もあります。それを手放すことは成長と言えます。
後に、フレイがベリと言う巨人に襲われた時には近くにあった牡鹿の角で応戦し戦って勝ちました。
なんだ、大丈夫じゃん。
しかし、最終戦争「ラグナロク」が訪れます。
おー!そうか、やっぱ「剣」が無いと困るな。
そして炎の民スルトが「炎の剣」で神々を次々と倒していきます。
神様が次々と!
そして、フレイは鹿の角で立ち向かいますが、結局、負けてしまいます。
「剣」は召使に返してもらえばよかったのに「ラグナロクだから返してー」って。
しかし、これは神話ですから。
あ、そうか、意味があるんだね。
炎の民の「炎の剣」に倒されている、と言うのがポイントです。
おー「火」だから「四要素」だと「直感」だね。
「火」と言うのは「直感」と「文明」の意味があります。
判りやすく現代的に言えば「神」は昔は本当に生活に溶け込んでいましたが、産業革命や資本主義、個人の権利などが拡がっていくことで「直感」的に「神」は想像上の形式的なものへ変化していきました。
その擬人化が、炎の民「スルト」なんだ、剣はそういう文明、文化がもたらす言葉だ。神々がどんどん負けてしまうのは当然のことだね。
そして人間の中の要素としての天秤座、として考えればフレイは「剣」を手放したことで「直感」を理解出来た、とも言えます。
あー、論理に偏りすぎると逆にカンタンな見落としがあるよね。
「炎の剣」に敗れることは、むしろ寛大さを手に入れたと言えるかもしれません。
そう言えば、星座の説明でも、かえるさんは、天秤座は論理が強くなりすぎるから「上手な負け方」を勉強した方がいい、って言ってたね。
そういう意味です。「剣」を手放せるといいですね。
そして「炎の剣」には生命の樹的にも重要な意味があります。そのお話はまた、いずれ。
カテゴリー(スマホは画面下のほうです)から、ぜひ他の「神話」や「占いのお話」色々な星座もごらん下さい~☆