こんにちは、かえるさんです。今回は、土星と対応したタロットカード「宇宙(世界)」のヘブライレター「世界:タウ」を考えます。
ヘブライレターはヘブライ文字1文字で、惑星や星座、タロットカードの意味などを表した象徴文字だね。
そうです。
このヘブライレターのシリーズも今回で22回目で最終回だね。
そうですね、最後は「世界:タウ」のお話です。
現実と結果「世界:タウ」
「タウ」は「世界」って意味なんだね。
そうです「完成」と言う意味もあります。
「完成」!いかにもタロットの最後の大アルカナって感じだね。
タロットでは、数札の「10」や大アルカナの「宇宙(世界)」が現実に一番近い、でも「コートカード」でみると「地」だけは十二星座に当てはまらず、実際の土地、地区に当てはまる。
「セフィラ」でみると「9」は無意識などの「月」が当てはまり「10」は現実、あえて言えば「地球」だよね。
なんか、しっくり来ないのよ。ブレがある気がする。
なるほど「宇宙(世界)」などは現実化、結果のカードとしても有名ですしね。
まず大切なのは「9」の無意識がものすごく現実に近い、下の方に位置していることが重要です。
そうなんだよね、無意識って位だからさ、なんか高い位置にありそうなもんだよね。
まあ「月」に対応した「戦車」は「3」と「5」をつないでいますから、高い位置にありますけどね。
無意識とは何か?と言えば、当たり前すぎて認識しにくいが、決定に大きな影響を与える情報群と言えますね。
たしかに、当たり前なんだから、従うけど意識はあまりしない、ってことだね。
と言うことは、こうであるべきだ、こうであるはずだ、こうなはずだ、と言うような思い込みの生成過程は気付かないのが普通だ、と言うことです。
判断するべき「状況」より先に考えがある程度固まっている、と言うことか「四要素」の「水」の特性でもあるね。
そうです『蓄積された情報と言う基準があるからこそ価値判断が下せる』とも言えますね。
なるほど。
と、言うことは「現実」として受け取る情報も事前にほとんど形は決まっているわけです。占いは特に「受け手」の情報がわかるので「現実」が、ある意味通常の「現実」以上に良く判ります。「現実の価値、意味」は受け手が決めますからね。
そして人は実際に「結果」が出た後も「現実」として受け取れないことがあります。
そんなことある?
「9」で思っていたことと「現実」「結果」が大きく離れている場合ですが、極端な例で言えば「ストーカー」ですね。
あー、まあ、判るけど、それは病気みたいなものじゃない。「現実」に意味が無くなっちゃっている一例だね。
ですが「現実」「結果」と言う認識にも個人差がある、と言うことが言いたいんです。
あー、確かに、気持ちの問題が大きいんだ。
ここで「現実」とは何か、考えてみましょう。
辞書などでみると「実際に起こっている事実」等と書いてあったりします。
ま、まあ、そうだけど、説明と言うより、そのままじゃないかね。
「右」の説明が「左」の反対側、と言うようなものですね。そうだけどさ。と言う感じですね。
「現実」は「確定的な評価を客観的に下しやすい状態」とも言えますね。
あー、なるほど。
ただ、我々が使っているセンサーは「我々なりに情報を脳で整理している」ことは忘れてはいけません。
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我々が見て、赤いと思っているものは、赤い光を多めに反射している、にすぎませんし、空気の振動を、鼓膜は信号として受け取りますが、どちらにしても「脳で処理されて、今の音はこんな感じ、今の光はこんな感じ」と言う情報に過ぎません。
気持ちと一緒で、受け手側で作られた情報が基本なんだ。
そうです、そして人間同士だと、そのシステム、センサーがほぼ一致しているので、お互いに「現実」を支えあえます。その意味で資本主義的な価値も人間同士のみで支えられた「現実」ですね。
そうか、みんながすごい、と言ってくれると、すごいと確信しやすいよね。「現実」と言う基準自体が自分や周囲の人にゆだねられているんだ。
価値観も「お金持ちになる」と言う言葉の意味は人それぞれです。
すごい幸せなことだと思う人もいるし、なった所で意外と思い通りになることは少ない、と思う人もいるね。
達成前は、素晴しいとイメージしていても、なってみると想像と違う、と言うことは良くあることです。
お金持ちになることを目標としていた場合、目標は達成された、と思うか、目標は達成されなかった、と思うかは、人それぞれだね。
占いをみる人が未来を知りたい「現実化」できるか?と考えた場合、より良い、素晴しい想像上の「現実」と言うものがまず掲げられます。
そうか、もっと良くなって欲しい、と言う思いから「占い」をみるんだもんね。
要するに占いで見える未来の「現実」は、どういう価値観の人間か判れば、今までどういう努力をしてきたかが推測できます、そうすれば、どのような面でその人が優れているか推測できるので、どのようなことが達成できるか、が推測できます。
なるほど。
そして、その人が描く希望する未来と、実際に到達できる事実との差が判るので、達成後の気持ちが判るわけです。例えば「意外とガッカリしますよ」なぜかと言うと…、と言う感じで説明するわけです。
実際の能力が基準に達していなくても達成できる時期のような、存在し得ないものは当然判りません。と言うか無いので、判っては問題です。
「現実」って意外とつかみ所が無いね。
先ほど言った「光」や「空気の振動」のように、脳でどう処理されるか、それをどう感じるか、その評価が「現実」と言えます。
よっていかなる状態でも「不幸」と思うことも「幸福」と思うことも可能なのです。
だから「10」の直前の「9」が「月」の無意識なんだ。そういう価値観が「現実」を決定するんだ。
そうです、そして情報の「8」からの「10」も、
楽しみの「7」からの「10」も同様に、価値の決定であります。
自分の「ホロスコープ」をみれば、どのルートを使っているか、も判断できるでしょう。
考え方を変えられれば「結果」を変えたのと同じなんだ。
そうとも言えますね。
にわとりさんが最初に言った「タロットやホロスコープ」の「現実」にブレがある、のではないか、と言う問いに対しては、
占いは「試験に何位で受かるか」等ではなく、達成できる力を育成できている可能性を価値観、考え方から探るものであり、そして達成後、その事柄をどう感じるか、を推測する形で未来を予測して、事前に方向修正を可能にする技術です。
ですから「現実」に直接タッチしていない、とも言えますし、実際に結果に触れたとき以上に明確に結果が判るとも言えます。
占いでは、未来である現実と、すでに形作られた現実の境目が無い!!ってこと?!
その通りです。その意味で「ホロスコープ」「タロット」の使用の目的に合わせて「最終結果的」なものを配置してはある、と言った所でしょう。
「世界:タウ」
「土星」
まず「生命の樹」を確認しましょう。
「土星」は、きちんとしたい!と言う、生きるために必要なことをする。と言うイメージだ。
生きるために必要なものは、もう判っているので、その準備をする、と言うことが「きちんと」している、と言えますね。
食料や、今ならお金を貯めたり、安定した地位を求めたりするのは、もう本能なんだね。
そういう行為を実行できる人は「土星」が強い、と言えますね。楽しみたい星座もあれば、準備ばかりで楽しめない、と悩む人も多いです。
日頃頑張っているんだから、パーッと遊べばいいのに。
そう言うことは、良くないこと、無駄なこと、と感じてしまって、遊んでも楽しめないのが普通です。
なんか大変だな。
その代わり結果が手に入れやすいんです。
お金は何もしなければ増えませんし、年もとっていくので老後は訪れます、そんな現実をみて生きている、と言うのが「きちんと」なんですね。言いかえれば容易に想像できる「現実」を強く意識していると言えます。
目の前のことや、瞬間の気持ちではなく長い眼でみて確実に起こる「現実」を重視しているんだね。
「世界:タウ」
「9」と「10」の間の赤い部分だね。
「9」の「月」無意識から「世界:タウ」を通って「10」の結果、現実に達します。
イメージとしては、時が流れて「現実」と言うデータが変化する、と言う感じです。
と、言うと?
自発的であっても、そうでなくても、変化には時間の経過も必要です。そして自発的であっても、そうでなくても、行ったことに対し、適切な結果が待っています。
頑張ったのにダメでも?
ダメと言う結果にふさわしい頑張り方だった、と言うことですね。
誰かにジャマされた場合でも?
ジャマに対策出来なかったことが形になったわけです。
これは「思い」とは無関係な結果が訪れることを意味しますが「結果」の評価をするのは「自分」ですから、価値は変化させることが出来ます。
その両面が「現実」を形作るんだね。
そう言うことです。
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