昔の「支配星」今の「支配星」
こんにちは、かえるさんです。今回は支配星が変わった星座のお話です。星座やホロスコープをみるために役に立つお話ですので、ぜひお楽しみください。
支配星についてはこちらも
支配星って、ひとつの星座を支配するタイプと、ふたつの星座を支配するタイプがあるね。
元々は、太陽のしし座、月のかに座以外はみんな2つだったんです。
この図を見てください。
昔は、かに座としし座以外は、上下の同じ色の星座は両方同じ支配星でした。
ふたご座と、おとめ座が「水星」、おうし座と、てんびん座が「金星」、おひつじ座と、さそり座が「火星」、いて座と、うお座が「木星」、やぎ座と、みずがめ座が「土星」でした。
こうやってみると太陽と月はやっぱり特別なんだね。星占いは、太陽の星座だけで占うけど、そこそこ当たっているのも、うなづけるわ。
で、今はこうなりました。
赤の「さそり座」は、冥王星
水色の「うお座」は、海王星
灰色の「みずがめ座」は、天王星、になりました。
こんな風に変わっちゃっていいの?
変わらなきゃダメなんですね。人間の価値観も変わりますから。
「土星」から「みずがめ座」が抜けたお話。
土星と言うのは、やぎ座的な惑星です、そこから、みずがめ座が抜けて、天王星が支配星になったわけですが、天王星は1781年に発見されました。
おお、ちょうど、人の権利などが言われだした時代だね。電気技術もそうかな、いかにも、みずがめ座らしいね。
そうですね。人権も、電気技術も、新しくていかにも、みずがめ座らしいですね。
そう考えると以前は「土星」に「みずがめ座」が入っていた、ということでしょ?なんか変な感じ。
やぎ座って言えばキチンと結果を出す、伝統を守る感じだよ。
昔は、新しいことを表に出せない時代でした、ですから新しく何かをすることは抑圧されやすい時代だったと言えます。
あー、日本なんて江戸時代だ、新しさを出して生きていく、なんて命がけだね。
そして、結果を出していく為には、新しさも必要です、そして、何かを成し遂げた人はそれを守ろうとするものです。
徳川幕府だって豊臣政権を倒し、天下を取った後は国内に中国の孔子の「論語」を中心とした儒学を広めました。儒学は秩序を決して崩してはいけない、という学問です。
そうか、そう考えると、やぎ座と、みずがめ座は、正反対ゆえにセットとも言えるんだ。平和な時は、やぎ座が良くて、乱世には、みずがめ座が時代を作るのか。
でも、王家や皇帝等の時代が終わり、個人がクローズアップされると、やぎ座と、みずがめ座は分離されるべき考え方になっていった、と言えます。
時代が変わるから、天王星が見つかったのか、天王星が見つかったから、時代が変わったのか。
あはは、どちらとも言えますし、どちらでもない、とも言えます。こういうのは結果論ですからね。
今でも「土星」は、みずがめ座の副星です、関わりは全く無いわけでは無いと考えてよいでしょう。
神話の中の「天王星」
「天王星」に対応する神様は「プロメテウス」などですが、今回は「ウラノス」のお話を致します。
この「ウラノス」も、みずがめ座の神様なの。
そうです、名前からして「天王星(ウラノス)」ですから。
この「ウラノス」はゼウスのお父さんの「クロノス(土星と対応した神様)」のお父さんです。
クロノスは子供を食べちゃうから、ゼウスに倒されたんだよね。
ウラノスは、子供たちをどんどん閉じ込めちゃうので、クロノスに大ガマで倒されました。
なんだよそれ!!呪われてんじゃん!!みんな子供をいじめちゃう!!
ウラノスは、クロノスより前の神様、ですから、妻のガイアと宇宙を作り、宇宙に君臨した後は、子供を閉じ込め始めたのです。
ウラノスは、ガイアから生まれてウラノスと結婚しました。そして王になったのです。
あら!
誰でも偉くなったら、そういうものなのかな、可能性や若い芽は摘んでおきたい。ウラノスやガイアが、宇宙を作った、ビックバンだとしたら、時の流れで宇宙の構造は変わっていった、って話かな。
そうですね。自分が変化させるのはいいけど、他者にはそこを荒らされたくないでしょ。そう考えると、ウラノスを倒したウラノスの子供のクロノスも、結局、同じことをしたのは、この、やぎ座と、みずがめ座の類似性、同一性を示しています。そしてゼウスに倒されました、そのゼウスは、哲学、思想を意味します。
でも、産業革命以降の時代の変化を考えれば、やぎ座と、みずがめ座はセットじゃない方が事実を表現していると言えますよね。現代の世界です。
ちなみにクロノスの持っている大鎌は、時間の流れ、を意味します、それについてはこちら。
逆に言うと、昔は、やぎ座と、みずがめ座は同じ「土星」が支配星で良かったし、今はそうでは無い、ってことなんだね。
そうですね。そう言えます。
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