「悪魔」
こんにちは、かえるさんです。今回はタロットカードの「悪魔」です。やぎ座のカードですからホロスコープで性格を分析するのにも役立ちます。西洋占星術のファンもぜひごらん下さい。
「悪魔」って、いくらなんでもって名前だね。
別に「やぎ座」の人や、このカードが出たからと言って誰かが「悪魔」だ、と言う訳ではありません。
じゃあ、どこにいるのさ。
目標などに囚われすぎている時や、疲れている時です。要するに周りが見えなくなっている時ですね。
ああ、マジメな「やぎ座」こそ注意しなくちゃいけないのか。マジメ過ぎて追い詰められたりしやすいからね。
「悪魔」のささやきに注意しましょう、って言う所です。頑張りすぎて体を壊すことも含みます。
そもそも「悪魔」と言うのは、天使が堕落したものですね。
ああ、そういえば、そうだね。優秀な天使サタナエルがサタンになったんだよね。
善悪と言うものは結果の評価であって絶対的ではない、という意味が含まれているとも言えますね。
一生懸命頑張るあまりに、周りのことが判らなくなってしまい結果として悪となってしまう、悪とはそういうものなのかもしれないね。線引きは難しい。
劣等感や怒りも「悪魔」を招きやすいですね。自分を正面から見つめることを恐れる行為です。
星座と言うのは、基本的配置で言うと「ピンク」のおひつじ座から始まって矢印の方向に進んで行きます。
「おひつじ座」「おうし座」…って感じだね。
そうやって見て行くと「赤」の「やぎ座」は頂点に位置するんですよね。
それは意味があるの?
そういう部分は大いにあると思います。
そういえば「やぎ座」は勝っても勝っても物足りない、っていう部分があるよね。
そうですね、それだけにプレッシャーで動けなくなることも少なくありませんが。
そういうのとか、失敗を恐れすぎることも「悪魔」的かもね。
だから、タロットのカードでも「悪魔」に人間が鎖でつながれている図案のものが多いのです。
鎖につながれているのか。気持ちの持ち方が縛られやすいってことだ。
「眼」
このカードの象徴は「眼」です。
「眼」?
神話などで、視力を失う話は、むしろ上辺、見た目にとらわれない心を手に入れる意味があります。その意味で逆に、上辺、見た目にとらわれ易いことを意味します。
まあ、だから頑張れるとも言えるもんね。
空気を読むのがあまり得意ではないことも意味しています。
ああ、見えるものばかりにこだわるとね。
「やぎ座」は神話では、牧羊神パーンが照応します。パニックの語源で有名ですね。
ああ、パニック、大混乱みたいな。
不安や恐怖による突発的に混乱した心理状態なんて言いますね。
牧羊神パーンには、羊飼いと羊の群れを監視する神とも言われています、これは「おひつじ」という個の魂を管理する、という意味もあります。
個人をまとめる、羊の群れ、要するに「社会」だ、社会的な「やぎ座」らしいね。だからこそパニックとも関係があるのか。集団心理だから。
牧羊神パーンで有名な話と言えば、パーンが太陽神アポロンと音楽で競ったことがあります。
太陽神アポロンは、音楽神とも言われるよね、勝てないでしょ。
良くご存知ですね、でも一人だけパーンの方が優れていると判定しました。ミーダス王です。
一人だけ?空気読めよ。って言うか音楽が判らないのかな。
そして怒ったアポロンは、ミーダス王の耳をロバの耳にしてしまいました。
え!まさか!この王様!
そうです「王様の耳はロバの耳」のお話で有名ですね。
あ、やっぱりそうなんだ!
ミーダス王は、ロバの耳であることを隠そうとするが、結局広まってしまいます、ミーダス王は、しゃべったものを見つけて処刑することも考えたが、反省し諦めます。そうすると、アポロンがやってきて彼の耳を元に戻しました。
カンペキに隠すことを諦めたらアポロンは耳を直してくれたって、もしかしてそれは「やぎ座」を表しているね。
そうです、パーンの笛は、やぎ座の焦る結果重視の気持ち、アポロンの音楽は自分の太陽、自分の気持ち、と言う図式です。素直な気持ちになる=獣の耳から人の耳になる、ってことです。
もちろん、やぎ座が間違っていると言うことではありません、ただ、こうなりやすいから注意しましょう、頭の片隅においておきましょう、ってことです。
かたくなな心、目標の為、周囲が見えなくなっていること、アポロンの音楽が判らない、それは、自分の気持ちが判らないってことだ。それがロバの耳ってことか。
そしてミーダス王と言えば、もうひとつ有名な話があります。神様に願いをなんでもかなえてやる、と言われて、触れたものを全て黄金に変えて欲しい!とお願いした王様の話です。
おお!これもコイツなのか!有名だね。
物を触って黄金に変わったときは喜んだのですが、飲んだものや食べ物まで黄金に変わったのをみて青ざめる話ですね。
欲望は行き過ぎるとなんの意味も無いってお話だね。その後も神様に謝って戻してもらうんだよね、これって成長の過程か。
「悪魔」の意味
以上の意味を踏まえて、強迫観念、衝動、行動、思い込み、ガマン、野心などの上手く行く場合といかない場合に思いを馳せてみてください。
これもバランスだね、目標を決めて頑張るのは大切なこと、でも行き過ぎたら何の意味もない、人生にとって大切な諦め、と言うものもあるってことだね。
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