星座と惑星 「格式」から星座の特徴を考える

　こんにちは、かえるさんです。今回は、星座と惑星「格式」から星座の特徴を考える、と言うお話です。

　「格式」って何だっけ？

　簡単に言えば、惑星が特定の星座の時に受ける影響です。

　一般的には「盛」美点が出やすい。

　「敗」欠点が出やすい。

　「興」影響が大きい。

　「衰」影響が小さい。

　当てはまらないものは、普通ってことですな。

　うそー！本当に？

　だって、それじゃ、ホロスコープを見るのスゴイ簡単になるじゃん。これは欠点、これは長所、ってすぐ分けられるじゃん！！ちょっと疑わしいよ。

　さすが、にわとりさん鋭いですね！その通りです。

　では今回は、そんなお話をいたしましょう。

「格式」を冷静に考える

　例えば、星占いの星座のポイントである「太陽」では、獅子座が「盛」、牡羊座が「興」、水瓶座が「敗」、天秤座が「衰」です。

　ええと、獅子座が「盛」ってことは美点が目立ちやすい、ってことだ。

　それは獅子座らしい、華やかなで、人気者、って人もたくさんいるよ。

　でも、怒ってばかりの、妬みっぽい人もたくさんいるじゃん。

　星占いで「獅子座」だったら、みんな「盛」なんでしょ！

　そうなんです。

　で、星占いで水瓶座の人は、みんな「敗」なんだ、欠点が目立ちやすい。

　そりゃ、なんでもかんでも簡単に放り出しちゃうっていうか、続かない人も居るけどさ。

　さわやかで明るくて、優しい、いかにも水瓶座の良いとこばっかり、って言う人だってたくさん居るよ、珍しくない所か、多いよ！

　って言うか、美点と欠点、両方の人も多いな。

　なんか「格式」って怪しくない？

　実際問題ですよ、例えば「獅子座」でも、人生の最初は努力をせずに妬みっぽかった人も、途中から努力を覚えて、輝き始める人も居ますし、最初は、自信いっぱいで頑張っていた人でも、大きな挫折をして妬みっぽくなったりすることもあるでしょ。

　そうだよね、人生を年表にしたら、前半は当たってたけど、後半は違ってたってことになっちゃう。

　だから現実を考えれば、良い悪いは変化するので、良い悪い、って決めちゃうのは、なじまないんですよ。

　でも、善悪じゃなくても、獅子座らしさは変わらないんですよね。もし獅子座らしいことが出来てなければ不満を抱きやすく、問題点が出やすいです。そこに対処する時には、目標をみつけるなど、やはり獅子座らしい行為が効果があるんですよね。

　じゃ、格式は怪しいね。

　じゃあ、そんなの要らないじゃん。

　結論から言ってしまえば、その通りです。

そんなに素直に認めちゃっていいの？

　そもそも、占い、特に西洋占星術は、不満の根拠を探し出して、星座の短所を見えにくくして、長所を目立たせるようにコントロールすることが目的です、良い悪いと決め付けてしまう運命論のようなものは、なじまないですし役にも立ちません。

　状況によっては、短所は直さなくても、見えなきゃいい、って見えにくそうな場所を探すことも出来ますし、そうなれば良いも悪いも無いでしょ。

　じゃあ、実際の所、何であるの？

　プロの占い師でも星座のことが詳しくわからないため、占う時は本に書いてあるキーワードをそのまま言う人もいます、そういう人には便利なんです。実際には違和感のある鑑定になってしまいますが。

　星座の知識が無いのを補って占うため、ってこと。

　まあ、そう言うことですね。実際に占う時は、今の状況、目指すべき目標、星座で価値観、考え方などを考えて、行動計画を作りますからね。

　貴方は星占いで獅子座だから、獅子座らしいステキで華やかな人ですね！なんて言って、実際には気力を全て失って、服装も身だしなみもボロボロで何ヶ月も引きこもってこの世に絶望しているかもしれないでしょ。

　じゃあ、獅子座なのに、なんでそんなことになっちゃったんだろう？ってホロスコープを見ながら考えるのが占いですよ。

　じゃあ、「格式」は要らないね。

　占う時は見なくてもいいんじゃないですかね。

　でも、星座、占いを勉強するには役に立つんです。

　何で？

　現実には当てはまらなくて鑑定には直接役に立たなくても、意味はあるんです。

　えー！なんかまた難しいこというつもりだな！！

　そんなつもりは一切ありません。ただ「太陽」が「獅子座」で「盛」の理由、「水瓶座」で「敗」の理由はキチンとあるんです。

　実際にはそうはならなくても、理由はあるってこと？

　そうです。

　実際、星座だって、獅子座らしくない獅子座だっているわけです。その場合はその人の問題点の解消に「獅子座」と言うデータが役立つわけですが、その時点で一見、表向きは獅子座らしく無いことは確かですから。

　良い、悪い、当たってる、当たってない、って言う簡単なものじゃないんだ。

　現実の世界に生きていれば世の中がそんなに簡単じゃないことは、わかりますでしょ。

　なるほど。

「太陽」が「盛」「獅子座」

　「太陽」は、要するに、星占いの星座を示すから、星占いで獅子座の人は、みんな「盛」だね。

　「太陽」は、人生の理想、目標を示します、そして獅子座は、自分の人生の理想、目標、に向かって頑張ると、燃えやすい訳ですよ。

　あー、出来るかどうかは別にして、目的が一致しているんだ、だから、頑張れば頑張るほど充実しやすいってことか。

　そう言うことです。

　ただ、出来なきゃ、本人はそうは思わないでしょ。

　世の中ってそう言うもんだよね。それが現実だよ。

　でも、出来なかったから、それで終わりじゃなくて、獅子座なら新しい目標を作ればいいんですよ。そうすれば、また気持ちが変わって充実しますから。

　なるほど、だから獅子座って判っているだけでも状況によってアドバイス出来るんだ。

　「格式」もキチンと判れば獅子座の知識にもなるんだ。

「太陽」が「敗」「水瓶座」

　もちろん、星占いで水瓶座だからって、欠点ばっかり目立つなんてありえません。

　そりゃ、そうだよ、雑すぎるよ。

　そうですよね。かえるさんも星占いで水瓶座の人にはむしろ好印象が強いですよ。

　ただ、こういうことです。水瓶座は「改善」「改革」の星座です、それが人生の目的、理想になったらどうでしょう？

　あー、上手く行っても、すぐに「改革」したくなっちゃうのか。上手く行くこと以上に「改革」が目的になっちゃう。

　そして、自由や権利意識、平等などにこだわるので、それが理想になると、会社や集団生活に不満を持ちやすいでしょ。社会なんて普通は理不尽なものですから。

　そう言われると、突然会社を辞めちゃう水瓶座の人いるなぁ。コイツ覚えるの早いなぁ！なんて喜んでいると辞めちゃう！いい後輩が入って楽できると思ったのに！！

　要するに自覚して結果をコントロールすればいいんですよ。

　こんなのおかしい！！許せない！！じゃなくて。

　イライラするけど、そのたび会社辞めても意味無いわ、自分は水瓶座だから気になるだけだし、って冷静になれれば占いで人生を変えられるわけですね。無駄な転職を減らせます。

　なるほど、占いで「悪い」って書いてある時は「悪い」んじゃ無くて、「悪くならないように気を付ける」ってことなんだ。

　そう言うことです。

　じゃあ、占う時は、格式は鵜呑みにしないで、星座をキチンと勉強して、リアルに状況を考えるってことなんだね。

　そう考えて頂ければ宜しいでしょう。

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