蠍座「ヌーン：魚」「死」のお仕事

　こんにちは、かえるさんです。今回は蠍座のお仕事を蠍座と対応したタロットカード「死（死神）」のヘブライレター「ヌーン：魚」から考えます。

　ヘブライレターはタロットカードの意味をヘブライ文字１文字で表したものだね。

　そうです、蠍座は「～だ」と言う１対１対応のキーワードをみてもどうしても違和感があるものですが、ヘブライレターからイメージを膨らませられれば、あらゆる状況に適切なキーワードをつかむことが出来ます。

　タロットでは基礎的な知識となりますし、西洋占星術にも大変役に立ちますのでぜひ知っておきたい知識です。

　では今回は「ヌーン：魚」から蠍座の仕事を読み取っていきましょう。

蠍座のお仕事

　蠍座と言えば、感謝、お金より感謝が欲しいね。

　そうですね、相手の心に残りたい、と言う価値観が強いです。

　そう言う意味で、感謝されそうな仕事、と言うのがクローズアップされます。

　例えば、医療関係、福祉、介護、保険、葬儀関係などがあります。

　でも、大変な仕事ばかりだね。

　だからこそ、感謝が嬉しい人が向いているのです。

　感謝が欲しいから最初から困っている人を相手にするのは理屈的には判るね。

　でも、どんな仕事でも、みんなのために頑張って感謝されることは可能だよね。

　それでもいいんですよ。蠍座は自分に合っていて感謝される仕事が宜しいです。

　言いかえれば、必要にされたい、と言うことなのです。

「ヌーン：魚」

生命の樹

　「ヌーン：魚」が当てはまるタロット「死（死神）」は生命の樹では「６」と「７」の間の赤い線の部分です。

　「６」は、その人の理想、目標を表す「太陽」、「７」は、その人の楽しみや恋愛などを示す「金星」だね、その間にあるのが蠍座だ。

　そうです「蠍座」ですから「冥王星」、「火星」、タロットの「死（死神）」なども意味します。

　それにしても「ヌーン：魚」って食材じゃん。

　そう言う意味もありますが、水中に棲んでいる、という所に注目です。普通人間は陸上で空気を吸って生きていますからね。

　「水」って「四要素」の「水」の星座と関係あるの？

　深く関係します「水」の星座は「感情」の星座、感情は、蓄積情報、状況によらない判断が感情です。

　何があっても「仲間」「恋人」「家族」は大切、などと言う状況に左右されにくい気持ちとか。

　非合理的な「差別」や「敵対感情」などだね。

　「感情」を表す「水」のタロットカードは「吊られた男」ですが、この逆さまに釣られている意味は「物ごとを結果を決めてから見る」と言う逆転した視点を物語っています。

　蠍座なら「感謝されるはず」と言う行為を行って感謝されないと、受け入れられないような感じかな。

　そうですね、そういうものの見方をする人も多いですね、好きな人に対しても、こんなに想っているのに好きになってくれないなんて！みたいな。

　そういうとこがイヤなんだ！って、誰か教えてやってくれよ。逆さまだよね、好きになってくれるはずの行為なんて無いから。

　でも、感情的な怒り、ってそう言うことですよ、自分の努力が認められなくて怒るのも同じでしょ。「この人には喜ばれなかったなｗ」って理解出来ない人もいます。

　ああ、そっか、他人事だと判るけど自分だと陥りやすいな。

　認められないのは、認められることをしていないからですよね、なのに怒るのは論理的におかしいですよね。

　野球が上手くなりたい人が、野球のTVゲームを何年やっても、その努力は間違っていますよね。

　確かに、それを怒るのはおかしい。

　でも「水」の中に生きている「ヌーン：魚」と言うのはそう言うことも有り得るです。

　じゃあ、ダメってこと？

　全くそうではありません、だからこそ、してもらえるか判らない「感謝」のために頑張れるのです。

　そうか、思い込みがあるからこそ、自発的に頑張れるのか！

　でも良く考えたらなんで「感謝」のためにそんなに頑張れるんだろう？いや、そりゃ嬉しいけどさ。

　実際問題、身体にいいらしいですよ。人間は昔から組織で暮らしていましたから、助け合いなどに喜びを感じやすいよう体が出来ているということです。物理的に分泌物や免疫力などに変化があるそうです。

　そう言うことが大切な人が蠍座の人ってことか。

「ヌーン：魚」

「ヌーン：魚」のお仕事

　ってことは、困った人のためになる仕事は蠍座的だね。

　そうですね、通常の人間関係では困った時に助けても感謝は永続しません、実際には楽しいことの方が人の心を留めるには向いてますよね。

　例えば？

　災害などがあった時は防災グッズは売れますが、だいたい保存食の日付などが来る頃にはすっかり忘れているのが普通ですよね。

　そういう番組も、その時しか観ませんし、内容もすぐ忘れますね。

　でも、お笑い番組など楽しい番組は安定して観られますよね。

　たしかに最近の防災用の保存食は美味しいから、つい、すぐ食べて買い足さないよ。

　人は苦しいことは忘れやすく出来ていると言えます。

　だから、最初から困っている人と関わる仕事を選ぶのは理屈に合っているんだ。困っている人がいっぱいいるし。

　そうです、「ヌーン：魚」らしい、もう１つの特性は「水」と言う別世界です、自分の信じる道を深く深く突き進むことによる内的変化を求めます。

　１つのことばかり考えるのも「ヌーン：魚」らしいのか。

　生まれ変わる、それは即ち「死」と表現することも出来ます。深い研究や、知識との一体化も蠍座的であります。

　命に関わる緊急性のあるもの、緊張感のあるもの、も蠍座的と言えます。

「ヌーン：魚」お仕事、注意点

　自分が求められたい気持ちが強いので、何かと踏み込みすぎることには気をつけたいですね。

　仕事でしなくて良いことをして、かえって周りの人に煙たがられるようなことには気をつけたいです。

　自己アピールが強いんだね。

　そうですね、自己アピールがくどい、と思われないように気をつけたいですね。

　自分は特別だ、と思われたい気持ちが強いのかな。

　全くその通りですね、その点では獅子座に似ています。

　ヘブライレターでも、獅子座の「テス：蛇」と「ヌーン：魚」はつながっています。獅子座の自己の理想を目指すことで上昇する、のと蠍座の究極点を目指すことで上昇することは似ています。

　そして、理想を実現できないことを受け入れられなくなる獅子座と、

　自分の思う世界と現実の世界の違いを受け入れられず苦しむ蠍座も似ていると言えます。

　蠍と蛇と言う「毒」を連想させる部分もそう言った表現でもあります。

　それはどういう言うことに気をつければいいの？

　この世には絶対に思い通りにならないことがある、と言うことです。

　その苦しみから逃れるには「目標の再設定」しかないということです。

　生命の樹は、周囲のつながりで、イメージを膨らませて、限定していくことで意味を感じ取っていくんだね。

　そうです「何座だから、何」と言うような単純な１対１対応で考えると、星座、惑星、マイナー惑星、ハウス、アスペクト、サビアン、格式などいくらデータを並べても生きた有益なデータにはなりません、あくまでも現実と調和した意味を取り出す技術を鍛えることがホロスコープやタロットカードを読み取るためには必要なのです。

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