こんにちは、かえるさんです。今回は水星と対応するタロットカードの魔術師のヘブライレターを考えます。
ヘブライレターは、タロットや星座や惑星の意味をヘブライ文字1文字で表したものだね。
そうです、ですから、ヘブライレターで本質をつかんでおけば、星座の場合、惑星の場合、そして状況によって適切な情報を引き出すことが出来ます。「水星」「双子座」「乙女座」「魔術師」を一括管理できます。
こういうものを本質をつかまずにバラバラに星座は星座、惑星は惑星、と勉強すると、〇〇座は恋愛の時は〇〇。みたいな一対一対応に頼るようになって、杓子定規な鑑定になり実際の状況にそぐわないものになります。
とは言え、その統合が難しいんだよ。
一気に出来るものではありません、そう言う考え方にたどり着く意識さえあれば良いでしょう。
では今回は「魔術師」の「ベス:家」です。
「水星」2ヶ所ある。
生命の樹でみると「水星」はスゴイ高い位置の「魔術師」と「8」の「水星」の2箇所があるじゃん。
お、いいことに気付きましたね、その通りです。
まず生命の樹を見てみましょう。
生命の樹は高い位置ほど、意識に上りにくい、DNA的、脳で言うなら大脳ではなく小脳的な生存本能のようなものを意味します。
そして、低い位置ほど、意識に上りやすい判りやすい概念を示します。
その両方を各々理解して、一体で表れること、そして同一のものである、ことも理解しないといけません。
同じなの?
同じです。
でも別々なの?
別々に理解して合成すると判りやすいです。
むずいな。
低い位置の「水星」「8」「ホド」
まず、低い位置の方の「水星」、セフィラの「8」で「栄光:ホド」です。
ホロスコープでの「水星」は主にこっちの意味です。
まず「火星」と対応した「5」から「四要素の水(感情)の『吊られた男』」を通って降りてきた所にあります、
これは簡単に言えば「活力」が「こうであるべきだ」と言う「感情」を通って「8」に着きます「情報」「コミュニケーション」の水星ですが、これは要するに「活力」を意味ある形にする、伝える、と言うことです。
なるほど「意味がある」すなわち「他者にも判る」だから伝わる、と言うことだね。それが「情報」ってことだ。
そうです「意味がある」それは理解する人がいる、変化する対象があると言うことですからね。
そして「6」の「太陽」からも「山羊座と対応した『悪魔』」を通って「8」につながってますね。
太陽だから、理想や願望か。そしてキチンとやる、周囲からどう見えるか、結果を出したい山羊座を通って「8」に着く。
「8」は接し方や情報、情報伝達、その形、方法などの意味があるわけです。
だからコミュニケーションも含むのか。
そして「7」の「金星」からもつながっていますね。
「7」の金星と言う、楽しみから「8」の水星の情報の関係は、「3」「5」「8」の「峻厳(しゅんげん)の柱」「2」「4」「7」の「慈悲の柱」の違いがあります。
「楽しむ」と言う自分の世界から、「情報」と言う現実的な世界への移行かな。
そうです、情報は、表現を間違えば自分の気持ちとは全く無関係に誤って伝わったり、全く伝わらなかったりしますね。まさに現実の世界です。
そうして「8」から下へは「9」の無意識「10」の結果へと向かっていきます。
無意識より上なんだ。
「9」の無意識は当たり前すぎて日頃意識しない程度の無意識、ホロスコープの「月」の無意識ですから、情報の方が上に位置します。思い込みより事実の方が根本的です。
情報の特徴が何となく判るね。
そう思っていただければ、いいですね、「感情」の「水」の話が混ざっていたことで、見る人によって意味が変わる、と言うことも含みます。
でも「10」が現実に最も近いんだよね?
そうですね「10」こそ、考えようで一番なんとでもなる、とも言えますからね。
「家:ベス」
高い位置の「水星」「家:ベス」
「1」と「3」の間が「魔術師」「家:ベス」が対応します。
「1」は全ての大アルカナ、本当の全ての源の「物理法則」のようなものだね。
そうですね、そこから「家:ベス」を通って「3」の土星に着く。
そして「2」の「十二星座」からもつながっています、「2」は「慈悲の柱」ですから「3」は現実性が高く、妄想、想像などのような要素は減少します。
逆に言うと「家:ベス」を通るとそう言うところにたどり着く、と言うことだね。
そうなんです。
「情報」と言う意味では判りやすい例ではDNA情報ですね。
と、言うと?
DNA情報に従ってたんぱく質が展開され動物の身体は組み上げられていきます。そこには現実しかありません。妄想的要素はありません。
全く議論の余地のない現実だ。そこが「きちんと結果が欲しい」「土星」とつながっている。
この場合「生存本能」ですよね、生きるためには働き続けなくてはいけない、それを達成するための作業が「仕事」です。
だから「土星」が支配星の山羊座はいつも結果のために頑張ってるよね、成功に満足しない。
食べ物が十分有る世の中なんて、ごく最近で、しかもごく一部の国だけですからね。
生きていくには、明るいうちに食べ物を手に入れ、飲み水を確保して、身を守らないといけなかったんです、哺乳類と言う考え方なら、最初は小さいねずみのような生き物だったわけで、生きるために油断して良い時なんて無かったのです。
今でも暗闇を怖いと思う気持ちも残っている人もいますよね。大きい動物の獲物だった頃の記憶でもあります。
その頃の記憶も小脳には残っています。
全ての源の「1」と土星的な「3」、そしてその間が「家:ベス」。
例えて言えば、今の我々の「家」は「人体」ですね。
あー、なるほど。
家は外からは中まで見えません、中でいくら悩んでいても、表向きはそうでないように振舞うことで安定性を作ることも出来ます。
すぐに何でもかんでも文句や弱音を言う人は?
安定感が無いように見えますから頼りなく見えますよね。
きびしいわ、たしかに。
「情報」と言うのは、事実に基づいていて、内側と外側があり解釈は見る人によって変わる、と言うことです。
ねぇ、ウソの情報もあるじゃん「絶対儲かります」みたいな。
それは、表向きが「絶対儲かります」でも、内側はそうなっていないことが事実ですね。容赦ない事実、と言う意味での「ウソ」ですね。
だまされる人の願望など何の意味も持ちません。
その「情報」が何で魔術師なの?
情報は印象操作できますね、事実は情報になりますが、事実が情報になることを利用して、事実じゃないことも相手の印象を操作する情報として使えますね。
例えば?
例えば、地震予測、数年単位では全く判らないのですが、判らない、では研究費が出ませんから、どこかで地震があると、危機を煽って研究費を確保しているのは常識です。
実際に起こったら、それ見たことか、と言えますし、起こらなくても、あやふやに出来ます。1999年世界が滅ぶ、のノストラダムスの大予言に似てますよね。
そう言えば火山とかも事前に予測で助かったの見たことないな。
上手に危機感を煽る以外に研究費を確保する方法がないので仕方ありませんね。商売ですからね。
でも、大きい地震の後に言われたらドキッとしますよ。魔術師的でしょ。タイミングで情報の意味をコントロールできる。
議論の余地のない「情報」DNA情報や、脳に刻まれた本能、
口からでまかせの「情報」日頃つくようなウソや過大広告など、
どっちが「水星」の情報なの?
その2つには、濃度があります、どんなウソでも100%ウソではないこともあります。いつ来るかは全く判らなくても、いつか地震が来ることは真実です。
「情報」が何故「家:ベス」なのか、それは情報を受け取るには「家:ベス」となる基準、プラットホームが必要だからです。
例えば「人体」、例えば「知識」、例えば「儲けたい」と言う願望です。
「儲けたい」と言う「家:ベス」だったら、だまされやすいな。
でも、儲けるべき有益な情報を探せるかもしれません。
あ、そっか、「良くない」と言う決め付けも、思い込みだな。
情報に対する時は「家:ベス」要するに自分も見ることが大切です。
とにかく安い物!と情報に向かえば、安い理由を見逃してしまうかもしれませんね。
情報には自分も混ざっているのか。
「魔術師」の「家:ベス」には高い位置の意味合いが強いですが、タロットで占う時は、先入観無しで両方の意味を意識した方が宜しいでしょう。
むずかしいな。
まずは上、そして下、ってイメージすればむしろイメージしやすいでしょ。
ああ、両面のチェックしやすいのか!でも時間がかからない?
2つとも1秒とかでやるんですよタロット使いは。
えー、いやだわー。
タロット使いは占い師と言うより魔術師なんですよね。
えー、いやだわー。
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