こんにちは、にわとりさんです。今回は「究極と哲学」という蠍座と射手座のお話です。
蠍座といえば「究極」!
射手座と言えば「哲学」!
なんか、よく判らないけど奥が深そう。
似たようなものな気もする。
もちろん同じではないですが、となりの星座ですし似ている部分もあります。
では今回は蠍座と射手座のお話です~☆彡
何を求めて何を捨てたのか ~蠍座
星座などを考える時はストーリー的な「つながり」を意識することが大切です。
単に「究極」「哲学」という言葉に納得してはいけません。そのイメージをつかまなければ実際に占うことは出来ません。
なるほど。
そういうわけで、個人の能力を突き詰めて、カンペキを求めた乙女座が、個人の限界に達して、みんなで力を合わせるためにルールを作って行こうとするのが天秤座です。
蠍座の前の星座が天秤座だね。
ですから、「個人星座」の最後の星座である、乙女座で目指したカンペキを、社会全体でルール化していくのが天秤座のイメージです。
何を得て、何を失ったんだろう?
限界に挑戦する情熱、集中、は失って、論理的、言語的にみんなで理想を目指すことにしたので、高い言語能力と、言葉で決めたことを大切にする「社会性」を目指したのです。
個人で頑張っても限界があるし、みんなでルールを決めて理想を目指す感じだ。天秤座は最初の「社会星座」だけあるね。
ただ「言葉」はみんなに伝わる、良さもありますが、抜け道を完全にふさぐことは出来ません。
「言葉」は、分解し解釈を加えることが出来ますから、「言葉」の裏にある「精神」のようなものが必要なのです。
みんなに伝わるルール、だからこそ「言葉」にこだわったけど突き詰めると、かえって「言葉」ではカバー出来ないことが見えてくるんだ。
天秤座は知力や能力が高まりやすい星座ですが「言葉」自体に振り回されると一定以上ものごとに踏み込むことが出来ません。
どうしてなの?
それは「言葉」の限界を理解しないと「言葉」に出来た時点で理解した、と勘違いしてしまうからです。
それは勘違いなの?
ものごとを突き詰めていく場合は、「言葉」にした後に、その「言葉」の「真意」のようなものを理解しないとそこから先に進むことは出来ません。その作業は「単語」をさらに分解し一つの「単語」を多くの「単語」で説明することで進みます。
その意味で「言葉」を使うには「言葉」の表面だけにとらわれてはいけないのです。
何か、精神論っぽいね。
それって蠍座っぽい?
そういうことです。今度は「言葉」にしないで「真意」を伝えようとするのです。
これが目に見えないし、触ることも出来ないけど、ものごとの本質であり真実である、と思えるもの「究極」の原型なわけです。
原型?!原型なの?
そうです、だって、蠍座にどの惑星があるのか、「8ハウス」「冥王星」が何座なのかによって変わるわけですし、ホロスコープ全体の影響も受けますからね。
そうか、Aさんの「究極」とBさんの「究極」は違うのか。
芸術家とスポーツ選手の「究極」は同じとは考えにくいでしょ。
あ、なるほど。
蠍座は何を失って、何を得たの?
「言葉」による判りやすさは失いましたよね。ですから蠍座の人は相手がどう行動するか、によって何を考えているか、を推測します。
蠍座の人が「真実」「真理」という「究極」を目指すのは、どこかに完全な理想が存在する、と考える感情的なロマンチックさがあります。
だからこそ、期待が大きいので失望も大きいです。
ですから上手く行かなくても「これじゃなかったんだ」で、また希望を持つことも出来るのです。
はー、なるほど。
要するに「三区分」で「不動宮」の星座らしく、諦めにくい、ということになります、それは天秤座ではたどり着けなかった「深み」または「究極」と言えるでしょう。
何を求めて何を捨てたのか ~射手座
しかし、「絶対究極」の完全なもの、を探して見つかるわけありません、それは想像の世界のものです。
言い切っちゃうのね。
追いかけても、たどり着かないので、「たどり着いた」と思わせてくれるもの、または「追いかけ続けている」こと自体が「究極」を満たす方法と言えます。
まあ、実際はそういうことか。
ですから、蠍座は大きな期待を持って始まり例えば「大きな愛、絆」を求めますが、最後には自分の「究極」を理解、同意してくれる相手を探すようになります。
そして、そこは蠍座の限界点とも言えます。
次の星座は射手座だね。「哲学」の星座だ。
蠍座はあるかどうかも判らないものを探し続けることで「深く深く」という習性を身に付けました、それを現実的に使ったらどうなるでしょう。
おお、なんかすごそうだね。
そこで射手座は「何か興味を持てる、深く深く考えられること」を探します。
重要なのは、「興味の対象」を探すイメージで始まることです、これが「四要素」の直感の「火」の星座らしいところです。
どういうこと?
興味を持って、深めるとそこからアイデアが閃き始めます、そうなってからこそ、それを「役に立てたい」「実用したい」と思うのが射手座的なのです。
役に立たないと意味が無い、というスタートではないのです。
自分が楽しい、すごい、と思ったことを実用したいのか。
最初から、何が役に立つだろう?何が一番もうかるだろう?ってスタートじゃないから射手座は自由なイメージがあるのか。
ですが、自由に好きに選んでいい、ってかえって難しいことでもあります。
上手く行く保証も、役に立つかも判らないのか。
ですから射手座は興味の対象を見つけられない場合、何をやっても面白くない、と感じ安易な方向に行って終わってしまうこともある星座と言えます。
まあ、そうなるよね。
射手座は興味を見つけ、深く探求し、その蓄積から閃いたことを形にして、そこからさらに深めていくことが可能なので、
前例の無い問題を解決することが可能になります。それはすなわち、あらゆる状況に対応出来る、ということですから、それこそ「哲学」なわけです。
ですから、哲学書、というと人生指南のようなものが多いですよね。
人生の問題にぶつかった時に対応するコツが書いてあるわけだ。
当然、書いた人の価値観でしか成り立ちませんから、書いた本にとっては決定版であり、最高の哲学書と感じるでしょう。
あ、そうか、そうなっちゃうのか。
え、じゃあ、世の中の傑作って言われる哲学書は、何が優れているんだろう?
共感できる人が多い、ということは文章自体が判りやすい面があること、あと心をつかむ単語、キーワードなどが使われている、などなどたくさんありますよね。
人気のある哲学書の著者が上手に人生を渡っていたとは限りませんし。
射手座は何を得て、何を失ったの?
射手座は「究極」という想像の世界ではなく、現実にこだわりましたから「手に入れる」ことが可能になりました。
「四要素」で言うと蠍座は感情の「水」だから、勝ち取る、というより求め続ける姿勢が大切だったけど、射手座は、直感の「火」だから、自分のアイデアを試したいし、勝ち取りたいね。
そうです。
え?何か失った?
蠍座と違い対象が現実的になったので、達成可能です、ですから達成した後に行き先を探す必要があります。
いわゆる、飽きる、というやつですね。ですから良い「興味の対象」を探さないと、自分を深めることが出来ません。そして現実に自分のひらめきを生かす、というのは簡単ではありません。
大げさに言うと「移動し続けなければいけない」ような形になりやすいです。
あー、なるほど。蠍座の持続力を失った、と言えるのか。
「深める」技術をしっかり身に付けないと射手座らしさを発揮することは出来ません、それを自由の中から探すのは難しいですよ。
しかし、専門的、プロフェッショナル、な生き方しか満足出来ない生き方は、簡単ではありません、そこで「徹底的に社会に順応する」という生き方を求めるのが、次の星座の山羊座なわけです。
「自由」と「哲学」を捨てて、社会性、結果への最短距離を求めるようになっていくのか。
そういうイメージですね。
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