こんにちは、かえるさんです。今回は、金星に対応するタロットカード「女帝」のヘブライレター「ダレス:扉」を考えます。
ヘブライレターは、タロットの大アルカナ1枚につき1文字当てられているヘブライ文字だね。
そうです。「金星」「女帝」「牡牛座」「天秤座」などのイメージを「ダレス:扉」の1文字で表していますので、理解しておくと大変便利です。
では今回は「ダレス:扉」のお話です。
「ダレス:扉」高い位置の「金星」
「女帝」は一般に「愛」のカードと言われます。
「愛」ね、大切ですな。
では生命の樹を確認しましょう。
まあ、こんな感じで「金星」は高い位置の「ダレス:扉」と低い位置の「ネツァク(栄光)」の2か所と対応しています。
生命の樹は高い位置ほど小脳やDNAなど自覚が難しいイメージで、低い位置ほど判りやすいイメージだ。
そうです、高い位置の「ダレス:扉」は「2」と「3」をつないでいる所に対応します。
これは、左右の「峻厳(しゅんげん)の柱」と「慈悲(じひ)の柱」をつないでいる、と言うことで厳しさと優しさの両方を示しています。
「愛」って言うから親子の愛かな。
それも含みますが、厳しさと優しさの両方ですから「適切な調整を行っている」ことを「愛」と呼ぶことも出来ますね。
厳しいばかりでもなく、甘やかすばかりでもない、ってことね。
そう言われると、恋人や夫婦もそうかもしれないね。
そして「2」は「コクマー:智慧」です。「十二星座」を意味します、すなわち偏りのない視点、智慧を意味します。それは、本人なりの考えを受容する心があります。
そして「3」は「ビナー:理解」です。「土星」を意味します、すなわち、生存本能、生きるための安心としての優位、作業を意味します。まさに現実の厳しさです。
そうか、山羊座の支配星である「土星」は、独自の行動を許さない様な所があるから、山羊座は伝統的なものに安心するんだ。自分の気持ちより「生きるために必要なこと」を優先するんだね。
この「2」と「3」の切り替えを「ダレス:扉」と言う文字で表現しているのです。
「扉」の開け閉めか。
それに「扉」は「家」についているものですね。
おー「魔術師」の「ベス:家」とも、つながるのか。
相手を「家」に招待することも住まわせることも出来ますね。
絶対入れないことも出来るんだ。
これらのことから「女帝」「ダレス:扉」から「愛」「育てる」などのキーワードが出てくるのです。
「育てる」は何で?
何かを育てるには、現実を受け入れることと、守ってあげること、の両方が必要ですからね。
「タロット」や「ホロスコープ」の解釈で大切なのは単語で満足せず、その単語の持つ雰囲気やイメージを大切にして下さい。
「愛」だって、とにかく甘やかしてくれるのが「愛」って言う人もいるだろうし。
そうですね、そういう「愛」は「ダレス:扉」ではなく「7」「ネツァク:勝利」の方にあります。
まあ、それも「愛」って言えば「愛」だ。
この高い位置の「愛」は、親子の愛のような見返りを求めない、相手の未来を考える、生物の種族の繁栄を望む本能のような「愛」ってことだ。
そう言うイメージですね。
「ダレス:扉」
「ネツァク:勝利」低い位置の「金星」
こっちの方が、ダメな「愛」なの?
全然そう言う意味はありません、自覚しやすい肉体的な感覚、楽しみなどを求める気持ちの面が強い「愛」と言うだけのことです。
生命の樹は、上ほど神聖とかそう言うことではないの?
そう言うことではありません。ただ意味を整理してあるだけです。
こっちの「金星」は「ダレス:扉」とは無関係なの?
いや、同じ「金星」ですから、両方に両方の面があります。濃度の違いですね。
例えば、人が人を見て「可愛らしい、ステキだ」と好きになる時も子孫繁栄欲求なども含まれていますね。
そうか、体型などの好みはそう言うのもあるし、文化など無意識的なことも含まれているよね。
ただ、両面しっかり覚えるためにも1回分けて覚えた方が良いですね。
「金星」と言うと「牡牛座」と「天秤座」の支配星だね。
そうですね。牡牛座は体の感覚での楽しみ、天秤座は論理を使った楽しみ、ですね。
牡牛座は、美味しい、気持ちいい、美しい、とかだから判るけど、論理を使った楽しみって?
勝敗などもそれに入りますし、言葉で物ごとを変化させたり、思い通りにすることなどですね。
言葉で思い通りに?
宿題やんなさーい!って子供に言って、子供が宿題をやったら、言葉で物ごとを変化させたと言えるでしょう。
そうか、思い通りにすることも楽しみと言えるか。
「7」は「6」とつながってますね。「6」は理想と目標の「太陽」ですから、その「6」から「死(死神)」「蠍座」を通って「7」に来ますから、
理想、願望を形にすること、でたどり着くのが「7」。
理想が達成されると言うことは、想像の世界の理想とは違って、かなり劣化するのですが、牡牛座的実感があります、そして天秤座的な勝利等の達成感があります。
うーむ、なるほど。
「金星」は恋愛の惑星って言われるよね。
そうですね「ダレス:扉」の意味からも、種の繁栄的な本能も大いに関わっているので、恋愛が当てはまる人が多いのは確かです。
しかし、全ての人が絶対に恋愛が当てはまるとは限りません、判りやすく言えば「楽しみ」と言う中に「恋愛」が入りやすいと言う考えで宜しいでしょう。
そして「7」は木星と対応した「4」からもつながっていますね。
木星の「4」から木星と対応した「運命」を通って「7」に着く。ゆるい感じだね。
肯定的で自分の気持ちが尊重されやすい意味で「恋愛」相手を思う気持ちのイメージがわきますでしょ。
でも、恋愛は上手くいかない時もあるから。
恋愛は、胸に秘めておくだけでも毎日楽しい、と言うようなこともありますよね。
実際に付き合う前より、美しいイメージに包まれていますね。
あーなるほど、空想的な「木星」的イメージかも。付き合う前の「楽しみ」か。
恋愛が大好きだけど、付き合ったら絶対に短期間で終わる人はお付き合いの前がいいんだ。
そんなときめきにあふれた恋愛が「7」で実現しても、妄想を抱き続けられれば、魚座と対応したタロットカード「月」を通って「10」の現実にいたる道もあります。
牡羊座と対応した「皇帝」を通って、無意識の「月」(惑星の月)、「9」を通って、土星と対応した「宇宙(世界)」を通って「10」の現実にいたる、と言う感じの道もあります。(ホロスコープでは天体の月も惑星と呼びます)
2つの道の何が違うんだろう?
魚座的にあまり考えなければ、ほぼ、そのまま「10」に着きます。
牡羊座的に、上下関係を意識したり、すれば「無意識的」な葛藤が生まれますから、まあ、何と言うか妄想から冷めます。「9」は「月」「無意識」ですから、お互いの素が出ますし。
そのため、このルートに来た場合、厳しさと現実の「土星」「宇宙(世界)」を通って現実にいたるのです。
恋人から良きパートナーになる必要があるのか。
まあ、今のは恋愛のイメージで、もちろん、妄想の実現化に関してはみんな、この道を通るのです。
おお!上手くいきそう!って思っても、やってみるとそうでもないもんな。
全ての文学作品も頭の中にあるうちは名作ですよ。
それが現実だね。
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