こんにちは、かえるさんです。今回はタロットカードの「隠者」のお話です、おとめ座をホロスコープで性格を分析するためにも役に立つお話ですのでぜひごらん下さい。
「隠者」は、おとめ座のカードだね「隠者」と「乙女」ってイメージがかなり違うけど。
「隠者」は、雑念を払い、集中するさまを世間から離れた「隠者」と表現した名前と言えます。「おとめ」は、雑念を払い、集中するさまを、けがれなき「おとめ」と表現した名前です。
そう考えると同じ意味なんだ。
「手」
このカードの象徴は「手」です。
「手」?
モノを生み出す、ということです。作業なども意味します。
そして、目をつぶって、指先に神経を集中すると、物の表面の、ほんのわずかなキズや、へこみ等を感じることが出来ますね。この感じも、おとめ座、隠者的です。
あーなるほど。
指の神経は人体の中でも特に発達しています、これは対象と一体になるかのような集中力のすごさを意味します。
だから、あえて「手」なんだ、目的のために、ものすごく発達しているんだね。
そして、いつもこのブログで出てくる「カードの象徴」と言うのは、タロットのお好きな方はご存知でしょうが、ヘブライレターと言いまして、タロットの大アルカナ(愚者や、隠者などのカード)には1文字づつ、ヘブライ文字が当てられています。
その文字の意味が、象徴、カードの意味になるのか。
そうです、その象徴の文字から発想出来る言葉全てがそのカードの意味とも言えます。
それで、このカードのヘブライレターは「ヨッド」という文字なのですが、これは一神教の神の名前「ヤハウェ」「エホバ」の頭文字なんです。
おー、一神教の神様の名前の頭文字なんだ!なんかすごそう!
おとめ座の姿勢は、現実を見ることです、そこから考えて結果を出します。
それって、みんなそうじゃないの?
そんなことありません。例えば実験をするときには、ある程度結果を予想してするものです。そして結果をそこに合わせようとしてしまうものです。
ああ、たしかに仮説を証明する為に実験する、って言う所あるよね。
例えば、遺伝学で有名なメンデルなども、思い通りにならなかったデータを実際には、かなりデータの改ざんをしたそうです。
まあ、そんなもんだよね。どうせ合ってるんだから、さっさと実験したことにしちゃおう、みたいな。よくある論文捏造だ。
でも、現実に何かが生まれる時には、現実のみ、物理法則のみで、ものごとは始まり完成していきます。
ああ、以前に、神が全ての創造主なら、物理法則=神、と言えるって言っていたね、その意味で、ものごとを生み出すのは、事実、現実の組み合わせのみ、ってことか。
そうですね、どんなに努力してもダメなものはダメですよね。現実あるのみです。
その意味で、おとめ座的な「モノに対する姿勢」を表しています。
なんか、かっこいいじゃん、ずるいな。
でも、物理法則や自然は現実のみで、ダメなものはダメだし、あくまでもマイペースです。
その、思考中の姿勢、は周りの空気を読むことはあまりしません、どうやったらキチンと出来るか、に集中しています。
その姿勢は、おとめ座的です。とは言え、おとめ座100%の人はいませんから、おとめ座がある人が全然空気を読まない、と言う意味ではありません。
ただ、おとめ座的な、ものごとに対する姿勢はそういうことか。何かをする時には、じっくり対象に向かい合うんだね。
そうです、それが「手」の意味です。
「おとめ座」と「さそり座」のマーク
さそり座と、おとめ座のマークって似てるよね。
大変関連が深いですからね。「蛇」をあらわすと言われています。
そうなんだ、何が関連してるの?
おとめ座は「水星」と関連深い星座です。水星は神話ではヘルメス、情報伝達の神でもあります。
以前「冥王星」で出てきた、神話、オルフェオとエウリディーチェで、オルフェオを、冥府(死の世界)に案内したのは、ヘルメスです、オペラなどではキューピットなどの姿で描かれたりします。
そうか情報によってつながる、と考えれば、「水星」のふたご座、おとめ座、両方大切なんだね。
そして「生命の樹」では「隠者」は、美(理想)と、慈悲をつなぐ場所のカードです。慈悲は「木星」(神話では全能の神ゼウス)を意味します。
生命の樹
神話では良くゼウスのそばにいてゼウスに色々頼まれているよね。
顔が広いんです、そして冥府の王とも親しい。だから冥府の案内が出来るんです。
冥府は、生と死をつかさどる場所です、それは、成長も表します。
神話で死ぬのは、生まれ変わり、成長を表すって言ってたね。
そう考えると、ものを生み出す、ことも似ていると言えますね。
対象との接し方が似ているんだ。
さそり座は感情的に、おとめ座は物質的、現実的に、でもやっていることは似ているとも言えます。
でも、おとめ座って、自分の世界に入る、とか、空気をあまり読まない、とかいうけど、結構、親切な人が多いイメージなんで少し違和感あったけど、慈悲と美をつなぐ場所って聞くと、そういうところも表現されているんだね。
美は、神話だと太陽神アポロン、慈悲は、神話だと全能の神ゼウス(肯定的、木星)ですからね、そこをつないでいるのが、「水星(ふたご座、おとめ座)」のヘルメスです。
ちなみに有名なヘルメスの持ち物「カドゥーケスの杖」は蛇がデザインされています。「蛇」には「欲望」「知恵」の意味があります。
そのヘルメスの顔の広さは、すなわち「情報」って意味なんだね。だから、神々はなんでもヘルメスに頼むんだ。何かをしたいと思う気持ち「太陽」「木星」を目標と考えたら、手段には、コミュニケーションと情報「水星」が大切ってことだ、自分のホロスコープを読む時にも使える考え方だね。
「隠者」の意味
このカードの意味は、孤高、思考、沈黙、引退、内省、などを意味します。現実的な改良の必要なども含みますね。
やっぱり、おとめ座的なキーワードが並ぶね。
また、それらや「現実」を誤解しているのではないか?と言うような疑問を自分や他者に投げかける意味もあるでしょう。
カテゴリー(スマホは画面下のほうです)から、ぜひ他の「おとめ座」「タロット」の記事もごらん下さい~☆
かえるさんの占いについてはカテゴリー「かえるさんの占い」または画面下の方をごらん下さい~☆