「~座」?「~宮」?
こんにちは、かえるさんです。今回もホロスコープを学んでいきましょう。
そういえばさ、星座の名前って「おひつじ座」「牡羊座」「白羊宮(はくようきゅう)」とか色々あるよね、どれが正しいとかあるの?
どれでもいいのですが、本当の意味どおりなら「白羊宮」が正しいです。
あっ、そーなんだ!「宮」ってどういうこと?
十二星座って、どれもだいたい同じ期間でしょ、星座の大きさって全然違うのにおかしくないですか。
あっ、そーか、実際の、うお座は大きいけど、てんびん座は小さいよね。
要するに、本物の星座自体は占いの星座の期間を示していないってことですよね。
そうだわ、短い期間の星座がないってことは、むしろ、全期間を12で割ったってことか。
そのとおりです。それが「宮」です。黄道十二宮って聞いたことありません?
あー、獣帯(じゅうたい)とか言うね。良く判らないけど。
地球は太陽の周りを1年かけて回りますよね。それを地球が動かないと考えると、地球からは、太陽が地球の周りを一年かけて回っているように見えますね。
まあ、見えるね。
その通り道を「黄道」と言います。それを12等分して、各宮「白羊宮」などの名前が付けられているわけです。
で、空にある星って、地球からの距離は実際には、みんなそれぞれですね。
そりゃ、そうだね。
でも、見ようによっては「空」と言う一枚のスクリーンに、星ぼしが貼り付いているようにも見えませんか。
あープラネタリウムみたいにね、言いたいことは判るよ。
実際にはありませんが、そのスクリーンを「天球」と呼びます。
「黄道」も、その「天球」に張り付いているのです。
真ん中の赤いのが地球で、青い帯が「獣帯」です。
ああ、じゃあ、遠かろうが、近かろうが、地球から見て、どの星座の所に惑星が入ってるかで判断するんだね。
そのとおりです。普通の星占いは、太陽の星座だけで占いますね、その時に各星座ほぼ均等な、約一ヶ月の期間ですから「座」ではなく「宮」が正しいですね。
黄道十二宮、で占っているから「宮」が正しいのか。
じゃあさ「宮」で呼べばいいじゃん。
天蠍宮って、読みにくいだけじゃありません?
さそりが入っているから、さそり座だとは思うけど…。
てんかつきゅう、って読むんですけど、さそり座の方がいいと思いません?変換も大変です。
そうとういいね!!読みにくいのは無駄なストレスだよ。
地球からみて、太陽の通り道を天球に記したものを「黄道」(黄経)、地球の赤道を、そのまま延長して、天球に記したものを「天の赤道」(赤経)と言います。
黄道と赤道があるんだ。
この2本の道は、少し角度がずれていまして、2箇所だけ接しています。その2点の片方が、太陽が南から北に「天の赤道」を横切るポイントを「春分点」と言います。この「春分点」をスタートにして、黄道を12等分して「宮」が決まるのです。
そして、もう片方が、太陽が北から南に「天の赤道」を横切るポイントを「秋分点」と言います。
へーそうなんだ。
そして、実際には地球の歳差運動によって、実際の星座は、時とともに東から西へずれていきます。最初は、おひつじ座の所にあった「春分点」も、今では、うお座の位置にあります。
えー!!困るじゃん!!
でも、天文学では「白羊宮」の0度を毎年春分時刻に合わせているので「白羊宮」は、ずっと春の開始の星座でいられるわけです。「宮」はとても便利なんです。
実際の星座じゃ、いろいろずれちゃうんだね。「黄道十二宮」はキチンと出来ているんだ。ところで、歳差運動って何?
地球は、太陽の周りを回っていますね、このような、物体が、ある物体の周りを、円または楕円を描いて回る運動を公転と言います。
そして、地球自体も常に回転していますね、それが自転です。その地球の自転の回転軸は傾いています。それによって歳差運動が起こります、自転軸の向きが回転するんです。
地球の歳差運動は、太陽や月の引力によって、傾いた自転の回転軸を引き起こそうとする為に起こります。
要するに、自転軸の方向自体が回転するんだ。
そういうことです。
じゃあ、自転軸自体が回ってずれて、おひつじ座と白羊宮がズレていってるんでしょ?いつか一周してもとに戻る?
戻りますよ、あと26000年後位です。
あんまり関係ないや!
「へびつかい座」ってありませんでしたっけ?
そういえばさ、昔少し「へびつかい座」って無かった?
あー、ありましたね、、冗談だったんで、すぐ消えましたけど。
冗談なの?
だって西洋占星術は実際の星座なんて見てませんもの、さそり座と、いて座の辺りに、へびつかい座があっても全く関係ないですよ。そんなこと言ったらキリ無いですよ。
そういえば、へびつかい座って「~宮」って聞いたこと無いな。
そんなの勝手に名付けたら、占い師同士でバカにされること間違いないですからね。本気にしちゃった?って。
星占いを批判したいイギリスの天文学者が、黄道の星座で占うなら、なんで、へびつかい座が無いんだ!って文句を言ったからクローズアップされただけの話ですから。
だいたい、西洋占星術師なら精密で現実的な性格分析には相当自信があるのが普通です、そんな妙な変更しても相手にしませんよ。よっぽど今まで占いの技術が無くて困っていれば飛びつくかもしれませんけど、西洋占星術師だと、そういう人は少ないでしょう。
だから、今無いのか。
だから、今無いんです。
でも、目新しいし、楽しいでしょ、新鮮で、だから楽しむタイプのものはまだあるらしいです。人生を設計するような西洋占星術では全く使いませんが、楽しむのはいいでしょう~☆
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