こんにちは、かえるさんです。今回は「彗星・小惑星遷移天体 キロン(キーロン/ケイロン)」です。
今回はギリシャ神話の話だね。
小惑星「キロン(ケイロン)」を知るためにはすごく重要です。
前回を復習すると「キロン」の語源は「手」だから、乙女座的な意味があるんだよね。
そうです、ですから完璧を目指すので、その途中にはトラウマ、傷、という様な自覚になることもございます。
そして、それを癒すための行為も「キロン」の星座に表れます。
なるほど、だから「傷」とか「癒し」とか言われるんだね。
そして「キロン」の重要性は「土星」と「天王星」をつなぐイメージにあります。
実際にそこに軌道があるんだよね。
でも、「土星」と「天王星」をつなぐって、どういうイメージ?
自分の「土星」がどの「ハウス」にあって何座なのか?自分の山羊座と「10ハウス」の状況を見て、判る方は「サビアン」や「デカン」も使って解釈すると良いです、それを「天王星」でも同じように解釈すればいいのです。
え!?
「天王星」は水瓶座と「11ハウス」をチェックするのか。
そうです、そして「キロン」も同様に解釈すれば、その人の「キロン」のストーリーを知ることが出来ます。
まあ、今回のシリーズではその「キロン」を学ぶわけですね。
今回はギリシャ神話の「ケイロン」にまつわる神話についてだね。
その為にとりあえず「土星」と対応する「ケイロン」の父「クロノス」を考えましょう。
おお。
今回は「キロンのお話」です☆彡
クロノスは土星と対応した神様です。
クロノスは時間も示す「土星」と対応しているから、可能性である子供を次々と食べちゃったんだけど、結局「木星」と対応した息子であるゼウスに負けてしまったんだよね。
そうです、そして「タルタロス」に閉じ込められました。
「タルタロス」って何だっけ?
「奈落」要するに「あの世」的な表現に使われますが「タルタロス Tartaros」という名前からも判るように「牡牛座」と関係しています。
どういうこと?
肉体、感覚である「牡牛」は時間で朽ちていきます、要するにタルタロスに閉じ込められることは肉体を得ること、即ち、死を約束されたことになるのです。
なるほど「生」を監獄と捉えるのか。
そして「土星」が可能性である「子供」を食べる、というのは「物事が確定する、完成する」ということでもあります。
そうか、完成は可能性が減少しきった状態とも言えるのか。
その「クロノス」と「ニュンペーのピュリラー」の子供が「ケイロン」です。「ニュンペー」は、下級精霊、妖精、ギリシャ語では「花嫁」などを意味します。
「花嫁」は生命の樹の「マルクト」の呼び名でもあります、要するに現実に近い感覚を意味します。
妖精とか下級精霊なのに?
人間の思う現実って、人間のセンサーで感じられる範囲を中心とした想像の世界を「現実」と呼んでいる、という言い方も出来ますよ。現実というものは各自の記憶や価値観によって違うとも言えます。
うーむ。
クロノスはピュリラーと交わる時に妻の「レアー」の目を欺くために馬の姿になって交わったために子供の「ケイロン」の身体は半分馬の姿で生まれてきた、ということです。
それで、半分、馬なのか。
そうです、そして「馬」は「直感」や「火星」を意味します。
え、そうなの?
そうです、タロットなどでも「馬」にはそういう意味があります。「馬」に乗ると自分の思った方向と違う方向に行っちゃうこともありますよね。
乗ったこと無いけど、そう思う、上手な人はしっかり乗りこなせそうだけど。
そして、人馬一体になることも可能ですね。
そして、直感に従うことは、自分の本能に従うようで怖さもあるけど、自分が本当の気持ちに従うとも言えます、この場合、の本当の気持ちは「無意識的」生命の樹の「ケテル的」ということも出来ます。
そうか、乗りこなすのは簡単じゃないけど、一体になることも出来るから「馬」が「直感」か。なるほど。
そして「火星」はタロットでは「塔」ですから、既成概念を破壊した新しい自分になる、という意味もあります。
「塔」は良くない、怖いカードってイメージもあるよね。
それは時間軸の一点のみを観察しているイメージです。大きな変化を災い、良くないこと、と決めつける考え方です、本質的ではありません。
そうか、ケイロンの下半身が馬なのは、そういうことを表しているのか。
そうです、半人半馬のケンタウロスは一般的に粗野で乱暴、とされるのにケイロンはむしろ賢者のイメージですよね。
考え方、ものの捉え方次第、学びによって成長するとそう変わるのか。
小惑星「キロン」にも同じような意味が含まれます、その成長によって「土星」から「天王星」を最上の形でつなげるのです。
そして、クロノスも「馬」の姿で交わった、ということは、「土星」であるクロノスが直感、本能に従った、という意味でもあります。
どういうことなの?
社会の中で安心感を求め、そのことによって自らの道を決めていく「土星」が、「現実の世界」の中で自分の直感に従う、そうやって生まれたのがケイロンです。
そして「ケイロン」と言う名前の語源は乙女座的な「手」という意味です。
社会の中で直感的に進んだ方向で完璧さを求めることで悩み葛藤しながら成長するわけだ。
それが「土星」と「天王星」をつなぐというのが小惑星「キロン」なのです。
カテゴリー(スマホは画面下のほうです)から、ぜひ他の「キロン」「占いのお話」「神話」の記事もごらん下さい~☆
かえるさんの占いについてはカテゴリー「かえるさんの占い」または画面下の方をごらん下さい~☆