こんにちは、かえるさんです。今回は、各星座を3つに分けて、同じ「四要素(エレメント)」で理解する技術「デカン Decan 十分角」のお話です。
星座を3つに分けるの?
ホロスコープは十二星座で360度、各星座が30度、それを3つに均等に分けて考えます。
ほうほう。
あれ?それって、タロットカードの「スモールカード」も同じでしょ?
分け方は全く同じです。
じゃあ、混ざっちゃうじゃないの。
大いに混ぜてください。
え、そうなの?
タロットの場合は「星座に惑星」が入っているイメージです。こちらも「デカン」という呼び方で問題ありません。
やり方である「星座」に、自分自身、自覚しやすい「惑星」があるイメージです。
どう見えるか、どう感じるか、です。
結果的な感じです。
今回取り上げる「デカン」は「星座」に影響を与える「星座」というイメージです。
考え方自体の違いです。
ですから、モード、やり方、そのものですね。
その両方を理解しつつ、占いに当てはめるといいのかな。
そういうことです。
では今回は「デカン Decan 十分角」のお話です。
デカン Decan
要するにホロスコープの10度づつ分けたもののことだ。
そうです、漢字では「十分角」と書きます。
ホロスコープは円になっているから360度あるね。
ひとつの星座が30度だから、そこに3つの10度、要するに「デカン」が入っているんだね。
そういうパターンもありますし、タロットの「コートカード」ように星座の枠と10度ずれている場合もあります。
同じ「デカン」でも、枠の取り方でもイメージや意味が変わるのか。
そうです、それらをしっかり学ぶことは即ち「ひとつのデカン」のデータが増え、多彩な着眼点からの理解が広がることを意味します。
そんなにいっぱい勉強するの?
そうでないと、ホロスコープのストーリー化が出来ませんから、ホロスコープやタロットカードを本質的意味の判らない「キーワード」を無理やり当てはめて理解しようとするので非現実的な鑑定結果が出てしまいます。
そうなると、鑑定どころではないので、話を「吉凶」「善悪」にまとめるため「アスペクト」など不明瞭な技術に魅力を感じるようになってしまいます。
なるほど、でも「デカン」は10度あるから、さらに1度ずつに分かれてるでしょ、「サビアン」があるよね「サビアン」を研究すればいいんじゃないの。
もちろん1度ずつの「サビアン」は有益ですし「ホロスコープ」や「星座」の理解だけでなく「タロット」の研究にも必須と言えます。
ただ「サビアン」も「となり合った度数」の関係性、違い、類似点をしっかり説明出来る占い師はあまりいません、それは即ち「全く意味が判っていない」「実用出来ない」ということです。
じゃあ、どうすればいいの?
結局「サビアン」も「デカン」の単位での研究が必要です。それは「生命の樹」の研究そのものです。
で、今回は「タロット」の「スモールカード」と違う視点で「デカン」を考えるんでしょ。
そうです、しかし、もちろんそのまま「スモールカード」の知識になります。その逆もまたしかりで「スモールカード」の研究もそのまま「ホロスコープ」の研究になります。
そんなにしっかりつながるものなの?
もちろん、完全につながります。ですから例えば「タロットのイラストの象徴」から「ホロスコープ」を学ぶことも出来ます。
じゃあ、今回の話も「ホロスコープ」にも「タロット」にも役に立つ話なんだね。
そういうことです。
星座の中の星座
「星座」と「デカン」の構成自体は簡単です。
例えば「牡羊座」を見ます。
「牡羊座」が30度あるね。
それを3等分します、10度づつになりますね。
それが「デカン」だね。
そして、「牡羊座」の場合、最初の「デカン」は「牡羊座」です。これは全ての星座がそうなります。
要するにどの星座も最初の「デカン」が最もその星座らしい、ってことだ。
そういうことです。
次は、牡羊座は「四要素」では直感の「火」の星座です。
「火」の星座は「牡羊座」「獅子座」「射手座」だね。
その「火」の星座を、十二星座の流れの順番に当てはめていきます。
と、いいますと?
「牡羊座」の次は2番目は「獅子座」その次の3番目は「射手座」です。
なるほど。
え、じゃあ「獅子座」の場合は?
最初はそのまま、その星座が当てはまりますから最初が「獅子座」、次は十二星座の順番ですから「射手座」が当てはまります。
最後はどうなるの?
最初に戻って「牡羊座」が当てはまります。
あー、なるほど。
これは「太陽」を使った鑑定の時とかに使うの?星占い的な。
もちろん使えますが、ホロスコープ上の意味を示したものですから、他の「惑星」や「ハウス」のカスプ(ハウスの最初の度数:このブログではハウスはプラシーダスハウスのみを扱っています)の解釈にも使えます。
「ハウス」の中身を細かく読んでいく時は「惑星」や「ハウス」のカスプなどポイントの無い場所のイメージもストーリー化することが大切です、その時も参考になります。
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