こんにちは、かえるさんです、今回は「欲望 Lust トートタロットの象徴で星座 惑星を考える」と言うお話です。
今回は「獅子座」のカード「欲望」だね、一般的には「力」「剛毅(ごうき)」などと呼ばれるカードだよね。
「Ⅹ」10番目のカード「運命の輪」これは一つの結果、形と言えます、その次の「Ⅺ」のカード、これは新たな段階、始まりと言えます。ですから「ウェイト版」では「このⅪが正義である」ことは非常に重要です。
「トートタロット」では「欲望」獅子座のカードなんだね。
そうです、そして「マルセイユ版」も同じ順番です。
じゃあ、「ウェイト」と「トート」は違う主張なんだね。
そうも言えますが、双方を合わせて同時並行的な意味として捉えることも出来ます、あえて言えば「獅子座」と「天秤座(正義、調整と対応)」の同一性、社会に出た後の個人的な情熱と、個人の中の社会で認められたいイメージが同時並行的な、ある意味同じものと感じられるけれども、実は別の作用による二者の合一を一つの情熱と感じることを正確に表現しているとも言えます。
要するに両方で一つなんだ。
星座の理解は必ず前後のイメージとの対比が重要です、同じ「5」は存在せず、「1」からひとつづつ増えた「5」なのか、「10」からひとつづつ減った「5」は同じであり、全く違うものなのです。
それを分離してより深く知ろうって感じか。
そうです、そして様々な組み合わせの印象の違いを知って、それを同じものに還元できるようになれば、「本質を知った」に近づいたと言えるでしょう。
では今回は「欲望 Lust トートタロットの象徴で星座 惑星を考える」です。
「欲望」
「獅子座」のイメージは、情熱的、特別な自分を目指す、そうでないと受け入れられないイメージ。
そういう言い方が出来ますし、その方法は自己を開放する手段でもあります。
解放?!
「獅子座」は成長し自信を付けることで、自分の可能性を広げる情熱です、その流れでこそ「完璧」を目指す、次の星座「乙女座」が始まるとも言えます。
でも、「トートタロット」では「隠者」の次の次のカードが「欲望」だね。
そしてその二者の「ヘブライレター」は「蛇 テス ט」なのです。
あ、そうか、エリファスレヴィの対応では「隠者」は「蛇 テス ט」なんだよね。
順番になっていることには重要な意味があり、この順番は大いに参考にすべきですが、人間の感情としては個人差があり、順番や感じ方は一様ではありません。
そして「蛇」という過去の記憶から発生する「欲望」は、「他者によらない自分の欲求」であり、それは強い情熱なのです。
そうか、「欲望」とか「剛毅」の情熱というイメージは「自分発祥だから」なのか。
そのイメージは古い「生命の樹」が崩壊し、新たな「生命の樹」が生成されている画面上部の真っ赤な「聖杯」に表れていると言えるでしょう。
「王子と女司祭」
?王子と女司祭?
「王子」はコートカードです、そして「6の数札」「ティファレト 美」を目指す「王子」はウェイト版では「騎士」と呼ばれます。しかし「騎士」と「女王」の結婚により生まれた「王子」は「4」「5」「6」の数札で構成されます。
「6」は太陽的、でこのイメージはテトラグラマトンで言う「ヴァウ 釘 ו」要するに、牡牛座と対応する「法王」のことでもあります。
牡牛座は「不動宮」「ケルビム」のイメージだね、達成したい感じだ。
それは即ち「獣」「太陽」であり、それは「月」と強く繋がります、それは「女教皇」「女司祭」のことでもあります。
え、その女の人は獣にまたがる女の人なの?
そうです、それは「月」であり「無意識」のヴェールに隠されています。詳しくは「グノーシスのミサの書」にありますが、そこに記されたミサではまさに「女教皇」の「ヴェール」の向こう側を垣間見るのです。
そのカードが「欲望」なの?
そういうことですね。
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