こんにちは、かえるさんです。今回は「春分点歳差」のお話です。
なんかめんどくさい名前じゃん。
占星術ではとても重要なのが「春分」です。
判らないと占えない？
いや、占えます。
じゃあ、いいかなー。
そんなに難しい話でもないですよ。
その点はあまり、かえるさんは信用ならないんだよな。
そんなことありません、読めばわかります。
それは、かえるさんが決めることじゃなくて、にわとりさんが決めることだから。
それでは今回は「春分点歳差」のお話です☆彡
あ！始めちゃう気だな！！
「春分点」Vernal Equinox
「春分」は判る。春の昼と夜の長さが同じになる日だ。
だいたいそうですね。地球の赤道を天にそのまま投影した「天の赤道」と、地球から見た太陽の通り道である「黄道」を重ねた交点の南から北に交わる交点を太陽が通る瞬間を「春分」と言います。そのポイントを「春分点」と言います。
黒い線が「天の赤道」で赤い線が「黄道」です。
ちなみに「春分」の起こる日を「春分日」と言います。
「春分点」は「白羊宮の原点」となります。
「トロピカルチャート」では毎年ズレる「春分点」を起点にしているんだよね。
そうです。
何でズレちゃうの？
それが「春分点歳差」です。
「春分点歳差」Precession of Equinoxes
地球は自転してますよね。
そうね、だから朝と夜があるんだよね。太陽の無い方の面は夜になるね。
そして地球は太陽の周りを公転していますね。
そうだね、一周するのにだいたい一年かかるね。
地球の自転軸は地球の公転面に対して垂直ではなく約23.4度傾いています。
あんまり感じないな。
そりゃあ、感じないでしょ。
そして地軸が差している方向は公転面に垂直な方向に対して半径約23.4度の円を描いて移動します。
一周に25772年もかかるの？
この歳差運動によって春分点は黄道にそって少しづつ西に移動します。
ふーん。
地球の歳差運動は、太陽や月の重力による潮汐力などによって傾いた地軸が引き起こそうとする力が働くために起こるものです。
へー、起っちゃうんだ。
「占星術の時代」Astrological age
時代？何の時代？
正直、大した意味は無いのですが、「春分点歳差」によって約2000年ごとに「春分点」は次の星座にズレていきます。
今は何の星座なの？
この辺は様々な主張がありますが、現在は「魚座」または「水瓶座」です。「魚座時代」「水瓶座時代」ということになりますね。
そうか、星座を逆の順番に遡って行くんだね。
まあ、2000年ごとの変化ですから大した意味はないですけど。
大まかに言うと紀元後が「魚座時代」新約聖書の時代で
その前が「牡羊座時代」が旧約聖書の時代です。
へー、さすがに2000年は仕分けが雑だな。
さらに2000年遡って「牡牛座時代」は農耕の時代。
さらに2000年遡って「双子座時代」は象形文字、貿易の時代です。
面白い様な、いい加減なような。
「双子座時代」がおおざっぱに言えば紀元前6000年ごろから始まっています。
うーむ。
さらに2000年遡って「蟹座時代」は洞窟、母の時代、などと言われてます。
いや、お母さんはいつでもいたでしょ。
さらに2000年遡ると「獅子座時代」アトランティスが沈んだ時代、黄金時代などと言われたりします。
へー。
でも、2000年ごとの時代もそういうイメージがあるんだね。すぐ忘れそうだけど。
まあ、我々個人には何の関係も無いですけどね。
でもこういうピンとこないようなわずかなズレが「トロピカルチャート」と「サイデリアルチャート」の違いを生んでいるわけですよ。
そうか、自分の出生図の星座がズレちゃうんだもんね、大きな差だね。
そういうことです。
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