こんにちは、かえるさんです。
今回は魚座の最初の3度のサビアンだけで魚座を考えるお話です。
魚座の人は言い方がいいよね、優しい感じ、ドギツイこと言わないし。
そうですよね、見習いたいですね。
見習えばいいじゃん。
えー、けっこう見習ってますよ。
そうかなー。そうでもないと思うけど。
それでは、今回はそんな魚座の最初の3度のサビアンで魚座を考えます~☆
生命の樹 SephirothicTree ホロスコープ・タロット - かえるさんの星占いらぼらとりー
サビアン Sabian ホロスコープ・タロット - かえるさんの星占いらぼらとりー
魚座 杯の8「怠惰」
「怠惰」だもんねー。「怠惰」。
怠け者ってことじゃないですよ。
じゃあ、どういうこと?
見えちゃうだけです。
怠け者に見えるのに違うの?
違う、とは言い切れませんが、ボーっとしているように見えやすいです。
ボーっとしているように見えるのは、ボーっとしてんじゃないの?
本人もそう思っていても違うことがあります。
魚座は自分に対する入力情報を選択することが出来ません。自然に流れ込んできた情報を理解する過程を認識しないで脳で処理します。それは無意識的な理解です。
いや、もう全然判らなかった。
魚座はたくさん情報を集めているし、分析しています、しかし自分では判りません。
何で判らないのよ。
水瓶座の次の星座ですからね。
水瓶座の次の星座だから?何で?
論理的に自覚したら、それで満足できなくなります。ですから、過程をブラックボックスにして「とにかく満足だ」というイメージこそ魚座的です。
追求は無意味ということです。
山羊座から抜け出た水瓶座がかえって「自由」に束縛されてしまったので、考えない、こだわらない、を選択したのが魚座なのです。
ですから、魚座は理解しませんが、きちんと理解しているのです。
だから、考えていても判っていても、魚座には判りません。
それが、あたかも「怠惰」に見えるのです。ですから「怠惰」は「魚座に土星」のイメージです、仕事しているイメージもあるのです。
魚座は最後の星座だけど最終進化なの?
どの星座も考え方で最初とも最終にも見えます、魚座も牡羊座が最初だとしたら最後にも見えますし、その視点で言えば「0番目の星座」にも見えます。
こだわりも目的意識も低いので、まさに「最初の星座」にも見えます。実際、目的追求は苦手分野です。
疲れきった老人にも見えるし、生まれる前の胎児の様でもある。
なかなか良い表現ですね。
実際に星座は前の星座から逃れようとして変わっていくのですが、ゴールはありません、人はもっともっと、を求めるものなのです。
「8ハウス」が究極、蠍座的で、日常的、実感の「2ハウス」の反対側にある、と言うことが人の考え方を示しています。
常に手に入らない向こう側に究極はあるのです。ですから運命の車輪は回り続けるのです。
それはどういうこと?
それこそが「木星」「運命(運命の車輪)」魚座の副支配星です。
哲学(人生)ってことです。究極の「8ハウス」の次が哲学の「9ハウス」ですからね、木星、射手座的です。
でも、魚座はこだわりから抜け出られるんじゃない?
最も近い場所にいますが、その状態をキープすることは簡単ではありません、魚座の最後の数札は「飽食」「魚座に火星」のイメージですからね。
「火星」って「塔」ってこと?
そうです、「そのまま、その場所には居られない」と言うことです。
ずいぶん話がそれちゃった。
それてませんよ、こういうお話は「怠惰」的ですよ。
何で?どこが?
気付いたら積み上がってた知識だからこそ理解して組み立てられる話です。
目的意識が高すぎると、かえって知識が細く貧弱になりますからね、理解のための理解になるのです。
魚座1度「大衆市場」
「大衆市場」楽しそう☆
イロイロな商品を並べて販売してみる、売れたものは欲しがられていたし、残ったものは残りたかったのかもしれません。
残りたかった?
例えば、道端の石がそこにあるのは何故でしょう?
誰かが置いていったから。
でも、石に頼まれて連れてきたのかもしれませんよ。
えー!にわとりさん、頼まれたことないよ。
石を投げたり、けったりすることはありませんか?
子供のころなら、
何でそんなことするんです?
何となく。
え、それは石に頼まれていたの?
操られたのかもしれません。
えー、絵本のお話みたいだな。
起こったことを説明する方法はいくらでもありますね。
実際に起こったことを正確に説明することは難しいものです。
人間の食欲、食料の選択などには腸内細菌など体の表面の微生物なども大いに影響していると言われています。
しかし多くの人は自分で決めていると思うものです。
ですから、残ったものを自分が本当に欲しかったもの、と思ったり、手に入ったことを運命だと思うことは、魚座的です。
偶然に手に入ったものを引き寄せた、と思ってみたり、探して見つかったものに運命を感じたり、そういう気持ちが「魚座」的です。
ですから魚座と対応する「大アルカナ」は「月」、「生命の樹」では、結果、現実の「10」「マルクト(王国)」と金星と対応する「7」「栄光(ネツァク)」は「月」でつながれています。
人の実感、現実味には、魚座的感情は必要だ、と言うことです。
「大衆市場」はそういう自分を納得、理解させるイメージか。
そうです、これ下さい、とお金を置いていかれればその商品は去っていきますし、売りたくても残るものは残ります。そして買えるものは買えますし、お金が足りなければ買えません。
しかし、交渉で何とかなるかもしれません。
なるほど、でもそれなら「大衆市場」じゃなくて「お店」でもいいじゃん。
そういうことが、あちこちで同時進行で行われていて、それぞれに思いがあって、届かぬ願いも、すれ違いもあって、だから「大衆市場」なんです。
誰もが売り買いしてるんだ。
そういう価値観なんです。そういう柔らかな雰囲気を求めているとも言えます。
あと、人が居ないと商売にならないですね。
あ、魚座さびしがり屋なイメージもあるね。
魚座2度「ハンターから隠れるリス」
あれ?隠れちゃった。
どういうこと?
例えば「ハンターから隠れるリス」のような態度。
あー、魚座っぽいな☆
え、でも「大衆市場」から来た場合は?
寂しがり屋だけど、警戒して相手を観察したい、だとしたら、
あ、さらに魚座っぽいな。
そして「2度」ですから、「2」「叡智(えいち:コクマー)」ですから「慈悲の柱」にあるわけです。だから「新しい挑戦」に関してもそういえます。
恐る恐る感っていうのかな、判る。
でも、ハンターに狙われているの?
ハンターに狙われやすい、とも言えますし、相手がハンターに見えるとも言えます。
だいたいめちゃくちゃ強かったら隠れないでしょ。
魚座は安全な獲物に見えるのか。確かに魚座は怖い人あんまり居ないよね。
魚座3度「石化した森」
なんかちょっとシュールだな。
石化は地中に埋まった生物の遺体の有機物が炭酸カルシウムや珪素(けいそ)などに置換されて化石になることを言います。
あ、そうなんだ。実際に起こることなんだね。
原文は Petrified forest です。
ペトリファイドフォレスト?
え、それアメリカの観光地じゃん。本当にある公園だ。
化石になった木がたくさんある所だよね。
そうです。
「石化された森」って何が言いたいのかな。
「されている」んですよね、石化されている。
ああ、化石は自分から進んでなるものじゃないよね、自然になる。
残るべきものは放っておいても残るし、消えるものは何をしても消えてしまいます。
消えてしまうものを悲しいと思うことも出来ますし、仕方ないとも思えます。
消えてしまえば、諦めるしかないし、だからこそ化石化して残ったものは「残ってくれたもの」とも思えます。
どう思うかは自由ですが、そこに着目しやすいと言えます。
消え行くものに思いをはせる、魚座が優しいのはそう言うことかな。
それはありますね。魚座は弱者に優しいイメージもありますよね。
消えてしまうことを止めるより、消えてから思いをはせるイメージもありますね。
救うんじゃなくて供養するイメージか。
もちろん消えることを防ごうとする人もいるでしょう。
そうか、サビアンだから「石化される森」に着目するイメージが魚座的なんだ。
この「石化される森」が「生命の樹」の「3」「理解(ビナー)」にあるわけです。
「峻厳(しゅんげん)の柱」だよね。生存本能、とか社会性のイメージだよね。
と、考えれば、時間に押し流されるように消えゆくもの、それでも残るもの、というイメージで社会を見れば何が見えるでしょう。
傍観者的なイメージもあるな。そして時には逆らえないことを理解するような受け入れるような感じもある。
あ、「怠惰」っぽいな。すごく考えているけど抗わない感じもある。
そしてこの「3度」から「女帝」を通って共感や意見の一致を求めていくと「2度」の「ハンターから隠れるリス」のイメージです。
新しい挑戦、石化に対して何かしようとしているようにも見える。
それは大きな勇気がいるでしょうね。
ハンターから隠れるリスの心境か、じゃあ「3度」に帰っちゃうかもね。
そうですね、でも、何かを見つけるかもしれません。
魚座でも、みんな違うし占いで見えるのは考え方や悩み方のパターンなんだね。
それを掴まなくては、自分の思考レベルを越えた行動を取ることは難しいですよね。
自分の恐れ方を知るからこそ、それが事実ではなく単なるクセだと知ることが出来る、占いは「脳のクセ」を理解して越えるための技術です。
「生命の樹」や「サビアン」の理解はそういう面で役に立つのか。
まあ、今回のシリーズはさらりと雰囲気を感じて頂こうとサビアンに触れてみました、プロの占い師の雰囲気を感じて頂ければ大変結構です。
「4度」から後は?
ご興味のある方は是非研究してみてください。
えー!マジで!
かえるさんは「生命の樹」の研究がライフワークですから、勉強なさりたい方は記事の下をご覧下さいませ。サビアンの講座なども行っております。
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