ホロスコープを初めから教えて欲しい!
こんにちは、にわとりさんです。
おお、神話のキャラクターだね。
「天王星」とか「水瓶座」って神話の、どのキャラクターが対応しているのか判りにくいよね。
対応すると言われる、天空神ウラノスは、ゼウスのお父さんのクロノスのお父さんの古代神だし、
「知恵」である「火」を盗んで人類に与えたプロメテウスも対応しているって言われるけどよく判らないよ。
そうかもしれないですね、でも「天王星」の説明に両方必要なんです。
そうなの?それでは今回は「天王星」のお話です。
「天王星」
自由と改革、変化
自由な人間関係という意味で友人
水瓶座の支配星
友人、自由、改革、変化の「11ハウス」と強くつながります。
タロットでは水瓶座的な「星」数札の「剣の5」「剣の6」「剣の7」と共通性が高いです。
公転周期およそ84年
と言う感じかな。
天空神ウラノス
ガイアとウラノス ギリシャ神話「宇宙誕生」占いえほん - かえるさんの星占いらぼらとりー
天空神ウラノスは、ギリシャ神話の初めの方の話に出てくるね。
そうですね、人間の知恵を封じ込めているような神様ですね。
全然「天王星」「水瓶座」らしくないよ。
いや、そこが「天王星」「水瓶座」らしいんです。
天空神ウラノスは後に農耕神でもある、息子のクロノスに倒されます。
「クロノス」は「土星」的で、秩序そのものです。「農耕」は手抜きを許さない確定的な安定への手段です、財産の概念を大きく変えたと言えます。
「秩序」に倒されるのは「無秩序」です。
「無秩序」な「知恵が封じ込められている」状態は「自由」とも言えるのか。
そうです「天王星」的でしょ。「秩序」にあって「無秩序」を懐かしむのが「天王星」「水瓶座」的というわけです。
じゃあ、ウラノスは「天王星」的なんだ。
具体的に「自由」と言うものは存在しません。対比する「秩序」が無いと存在しえないのです。
しかし、それは「天王星」の一面です。
そして「無秩序」は「秩序」に倒され、生まれ変わります。今度は「天王星」は「秩序」を倒し「無秩序」を獲得します。
その新たなストーリーがプロメテウスの神話です。
人類に知恵を授けたプロメテウス
全能の神、ゼウス(木星的)が神と人の違いを決めようとした時に、プロメテウスが名乗り出て、人と神の取り分を決めようと言うことで、牛の肉の美味しい部分を食べられない皮で包み、骨に脂身をたくさんくっつけて美味しそうに見えるようにしました。
そしてゼウスは脂身の方を選んでしまい、激怒して人類から「火」を取り上げました。
肉を受け取った人間はこれ以後、死ぬと腐ってしまうようになったと言われています。
そしてプロメテウスは「火」を取り上げられた人間たちを哀れに思いヘーパイストスの鍛冶場から「火」を盗み、人類に渡しました。
「火」が無いと不便だよね。
そして人類は文明を築きましたが、同時に戦争など殺し合いも始めました。
ゼウスはそれに怒り、プロメテウスを部下に捕まえさせ、カウカーソス山に磔にしました。
プロメテウスは3万年磔にされ拷問を受けましたが、ヘラクレスに救出されます。
プロメテウス神話の意味
占い的にはどういうことなの?
「火」は物を燃やす「火」であると同時に「生命の樹」で言うと「2」の「叡智(えいち)」でもあります「叡智(えいち)」ですから、タロットで言うと全ての「棍棒」「騎士(ウェイト版では王)」「十二星座」数札の4枚の「2」です。
そして牛肉の話は、人間が体を得て、神々が体の無い存在になったことを意味しています。
あー、だから神様は年取らないんだ。
そして全能の神ゼウスは「木星」です、そのゼウスが「火」を人類から取り上げることは、「火」の危険性を意味します。
あー、なるほどね。良いこともあるけどね。
そしてプロメテウスは3万年苦しむのは今の時代などの戦争を意味すると言えるでしょう。
じゃあ、3万年たったら人類は戦争をやめるの?
…。え、それはかえるさんの個人的な意見じゃなくて一般論を使ってでいいですか?
まあ、それでもいいよ。
人類が高度な文明を持ってから滅ぶまでの時間を計算すると、そんなに持たないと言われています。だから宇宙人とは会うことはない、と言われてます。
えー!どのくらいなの?
高度文明を持ったら一瞬で終わる、と言うのが良くある意見です。3万年は考えられない長さです。まあ普通に考えると人類が滅ぶほうが早そうですね。
希望無いじゃん、温暖化とかあるし。
とは言え、昔話題になったオゾンホールや公害もかなり克服しましたし、戦争も大国同士では行われなくなりました、確実に進歩しているとも言えますよね。
そうそう、そのくらいのこと言いなさい。
そして重要なのはプロメテウスを助けたのが「英雄ヘラクレス」と言うことです。
ヘラクレスは「人間」の象徴であると同時に「太陽」「獅子座」的な意味があります。
人類は「叡智(えいち)」に苦しむ。しかし、大きな目標や志で「叡智(えいち)」を有意義に使える、ってことかな。
占い的にはそういう意味です。それが「叡智(えいち)」と言うものです。
「天王星」「水瓶座」的、と言う意味で、原始の「無秩序」というウラノス的な側面と「秩序」からの飛躍というプロメテウス的な側面を合わせてご理解いただければ大変結構です。
生命の樹では「2」の「コクマー」は「海王星」に対応しますが、「水瓶座」の径を通って「6」の「ティファレト」に接続します。そして「天王星」と「土星」は「社会性」として「3」の「ビナー」に対応しています。
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