こんにちは、にわとりさんです。今回は、魚座のお話です、「感情を組み立てて現実を作る」と題してお送りします~☆
ちょっと難しそうじゃない?
タロットが判れば、そうでもないと思います、蟹座、蠍座、魚座という流れで考えることで、魚座、四要素の「水」全体についても理解を深めよう、と言う狙いです。
「四要素」の「水」を考えるんだね。
タロットでは「カップ」「杯」のお話です~☆
それでは今回は「魚座」と「四要素」の「水」のお話です~☆
「四要素」感情の「水」:杯の星座
「四要素」で「水」の蟹座、蠍座、魚座は「感情」の星座だね。
でも、感情的、と言うと牡羊座や牡牛座のイメージもあるな。
牡牛座は、感じたことを、そのまま表現するからですね、牡牛座は気圧の変化や気候の影響も受けやすいです。そのため気まぐれに見えるので感情的という評価も受けます。
「四要素」の「水」の「感情」はそう言うものではなく、状況に関わらず、優先順位が決まっている、行動、思考決定の方式です。
例えば、何があっても子供最優先、恋人が最も大切、など、の判断決定は「感情的」です。
そうか、もっとも財産形成に有利な人を優先する、と言う場合、状況によって価値判断が変わるわけだ。
今の彼が良いと思って付き合ってたけど、さらに資産が多い彼が出てきたから、交換したい、と言うのは感情的ではないんだ。
そうですね、「今の彼が良い」と言う蓄積情報に従うのが感情的ですね。しかし、何があっても「財産形成」を優先するならば感情的と言えます。
そうなの!
そこには、「人間」が信じられない、財産に勝るものは無い、と言う「感情」的な信念が作られる背景があるでしょうし。状況によらない意思決定と言うのがポイントです。
そしていかなる場合も常に、と言うことは実際の人間では起こりにくいですね、ですから「感情的な人間」と言うより「感情的な意思決定の多い人間」が「感情タイプ」と言えます。
そういった価値観が形成されるのは、タロットで言うと「杯」のカードですね「ホロスコープ」では「杯の2」から「杯の10」が星座に直接対応します。
「蟹座」の「杯の2」は「愛」です、「杯」の理想が表れています。
生存本能に基づき、助け合える集団を作ろう、とする無自覚的な働きの中の「自発的貢献」を「愛」と表現します。
個人的な見返りを求めない、必要としない、助け合う、助けることが目的となっているんだね。
そして、「杯の3」ではそれを形にしようとこだわり、「杯の4」では飽き足らなくなってきます。
「杯の2」の「愛」の精神が失われていくね。
しかし、判りやすく、相互に確認しやすくなっていますね。
そうか、形になることは悪いことばかりとは言えないんだ。
そして「蠍座」では、その「感情」的な価値観に突き進みます、相手や自分の存在の重要性自体が目的になっていきます。
だから「杯の5」では期待が大きくなって「失望」になるんだね。
そうです、しかしその「失望」は、相手に大きな期待をしたための「失望」ですから、言いかえれば、それを試した、と言うことでもあります。
すなわち究極的な「愛」を探そうとする意味もあるのです。「火星」的な試みです。
だからこそ「杯の6」で「喜び」に達するのか。
そうです、常にタロットでは「5」から「6」をつなぐのは、天秤座的理性です、言葉で自分を律して「喜び」を目指すには「5」の「失望」はムダにはなりません。
でも次の「杯の7」では「堕落」だね。
常にタロットでは、バランスのとれた「6」から「7」をつなぐのは、蠍座的な追求心です、それは蠍座的な「もっともっと」を追求することです。
それは「金星」的な『楽しみ』であり、もう「生存本能」とはもう、全く関係ない次元にまで「堕落」していると言えます。
その続きが「魚座」なわけだ。
そう言うことです。
Eight of Cups
タロットの数札の一番最初のカードは、その星座らしさを良く表す、って言ってたよね。「怠惰」ってきついね。
でも、「蟹座」「蠍座」で「杯の2」の「愛」を追求してきたと言えます。では、振り返ってみれば、現実に必要なことは何だったのか、と言うことです。
「感情」の星座で初めて「土星」の影響を受けるのが「杯の8」「怠惰」です。
そしてタロットの数札は常に「8」で「水星」の影響を受けます。双子座的な周囲に合わせる柔軟性と、乙女座的な、情報収集、分析が行われます。
その「水星」的、情報収集で現実に向かい合う時、「感情」に何が出来るか、しないで良いか、と言う視点が発生します。
魚座は、情報を染み込ませ、じっくり感じ取ります、天秤座のようなスピードを期待してはいけません、ゆっくりゆっくり、脳のニューロンが成長し、理解するのを待ちます、その間は本人も何が起こっているのかは判りません。
本人も判らないんだ!
難しい勉強をしていて、あるとき突然判ることがありますね、判る一瞬前までは、ただ、判らないのです、判らない時は何が判らないのか判らないのです。
単にその過程が客観的にも、主観的にも「怠惰」なわけです。
本人でさえ判らないけど「土星」的な作業が行われているんだ。
とは言え、努力が伴わない場合、結果にはならないので「土星」は単なる苦手意識、劣等感を産むのみです。
それが魚座らしさなんだ。
Nine of Cups
一気に「幸福」にたどり着くんだね。
そうです、「感情」ですから、物質的な成功より「満ち足りた気持ち」を意味します。
「杯の8」「怠惰」で徹底して精神的に整理出来れば、生きていることが「幸福」と感じられるかもしれません、
負けても、「勝たなくても良いや」
貧しくても「シンプルなのが一番」
振られても「相手が幸せになってくれればいいや」
憎い相手も「許せる自分がステキ」
と、やっていけば、全ての状況から「幸福」は作れます、それは「木星」的な、哲学、自己肯定でもあります。
魚座的だな!!
とは言え、魚座はタダの無気力ではありません。最初のカード「杯の8」は「土星」の影響を受けています。
生きることは考えるので、守るべきものは守ります。
さらにこだわりが薄いので、ヒモになったり、人に頼ることに抵抗は、あまりありません。
たしかにプライドを捨てると、なんて生きやすいんだ!
「幸福」は、訪れるものではなく、自分で作るものとも言えますね。
いわゆる、願えばかなう、と言うのはそう言うことです。
自己実現のようなものは、願っても意味は薄く、努力して自分を向上させないと絶対達成できません。努力しても手法が間違えていれば絶対なれません。
まあ、願っただけでメジャーリーガーになったり、オリンピックに出たり、歌手になることは絶対無いもんね。祈りは自分が思い込むためのものなんだ。
そしてタロットの「9」は常に「月」の影響も受けます。これは「安心感」や「確信」の有り無し、のような気持ちの強さ、弱さが強調されます。
物質的以上に、精神的な安心感、充実感をみたすことで「幸福」を感じることが出来るんだね。
人は人生で多くの時間を「今」以外の時間を考えることに使います、そのため後悔や不安を強く感じながら生きます、今の喜びに目を向ける大切さも意味しています。
今に満足する、難しいかもね。
Ten of Cups
さて、最後の「10」に、たどり着きます、限りなく「実現」に近いのですが、「感情」においては「9」の「幸福」がある意味ゴールと言えます。
ですから「10」は「現実」と言う到達点からの、出発を意味することになります。
そのため「10」は「飽食」となっています「火星」的な破壊的な、前進を求める、何かを出来る、やってみたいという、衝動が静かに訪れます。
静かになんだ。
魚座ですから。
それは「十二星座」のサイクルの魚座から牡羊座への移行のイメージでもあります。
それは、行動を結果的に見れば、現状に飽き足らなくなって、動き出した、と映りますから「飽食」と言うわけです。
「幸福」である時に「幸福」だ、と思い続けるのは難しいよね。
「何かをしたい」と「めんどくさい」のバランス問題ですね。
現状に満足する、は「何かをしたい」のリスクを受け入れないことから発生します。
そして、何かをすれば、また「安心感」を目指していくサイクルに入ると言えます、「10」はすなわち「1」なのです、しかし「1」は自覚できないので「2」からの再スタートになるわけです。
感情を組み立てて現実を作る
そう言えば、魚座は結局、何を組立て現実を作るの?
そういうお話でしたね、魚座は、土星(「杯の8」)で現実を観察し、木星(「杯の9」)で、あらゆることを「要る」か「要らない」かを選んでいるんですよ。
本当に必要なこと、そうではないことを「生きる」を基準に選んでいけば、人生は、けっこうのんびり出来たりもするわけです。
独自の価値観を作り上げることでもあるんだ。
あと、他者に依存することは、他者に依存させることでもあります。
どういうこと?
この人のために頑張ろう、と言う気持ちは大きな満足を生みますからね、相手にとって自分を表現する場とも言えます。
相手の自尊心を満たす意味もあるのか。
魚座は癒しの星座ですからね。そう言う共存の仕方もあります。
ヒモ、と聞くと人間の成れの果てのように思いがちですが、需要があるから居るわけですからね。
なるほど、たしかに。
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