こんにちは、かえるさんです。今回は「本心」について考えてみましょう。
占いで知りたいと言えば、本心だよね、相手の本心が判ったらどんなにいいだろうって思うよ。
本心って、結局なんだと思います?
本心は、本心でしょ、本当の気持ちでしょ。
じゃあ、ウソの気持ちってなんですか?
思ったのと違うけど、周りを見てから状況に合わせて、作る気持ちかな。
例えば?
自分が店員さんだとしたら、本当はむかつく客だけど、笑顔でありがとうございますって言ったりするじゃん。
それが、ウソの気持ちでいいんですか?じゃあ、本心は、必ずしも行動には影響しないことになりますよね。
ああそうか、でも、そういうもんじゃないのかな?
じゃあ、知ってどうするんですか?
え!!
占いで、本心を知りたい!って言う質問って、要するに、どうなるか知りたいんじゃないんですか。だとしたら、さっきの考え方でいくと意味無いじゃないですか。
例えば、頑張りたい!っていつも思っているけど、別に何もしない人の本心は、頑張りたい!なんだとしたら、そんな本心には何の価値も無いですよね。単なる妄想ですね。知ってどうするんですか。
確かに知っても意味無いな。
じゃあ、話を恋愛にしてみますか。
そうそう、そういう話にしよう。
お互いに好き同士のカップルがいたとしましょう。でも、お互いに別に惰性で付き合っている恋人各々いたとしましょう。
また、嫌な感じのたとえ話だね。
この場合、好き同士だからとは言え、告白しても恋愛が成立するかは判りませんよね。ここで本心が、好き、と言う気持ちだとしたら、好き、って知っても仕方がないですよね。
この場合はそうかもしれないけど、お互いフリーで、告白したいけど好きだ、と言う勇気が出ない、そんな時に相手が自分を好きかどうか、これは知りたい本心でしょ。
なるほど、好きだけど、今、忙しいから交際はダメ、だとしたら、本心は好き、だけど今、告白しても付き合えませんよ。
そういう質問の立て方は、恋愛を中心に考えているからお気持ちは判りますが、相手も恋愛が中心かどうか?が考えられていませんね。
ハッキリ言ってしまえば、自分の思い通りになるか?と言う質問が、相手の本心が知りたい、になってしまっているから、何が聞きたいのか判りにくくなっているんです。
ああ、なるほど。それは判る気がする。
告白したら、ちょっと待って、考えさせて、って言った相手が付き合ってくれたとしますよね。
お、良かったね。
ちょっと待って、って言ってその間に何考えていたのか、なんて知らないほうがいいでしょ。その間に別の本命に告白して、ダメだったから付き合ってもいい、って言ってくれた可能性もあるでしょ。
わー知りたくないな。なんとなくは判るけどさ。
すぐOKしないのには理由があるでしょ。言い換えれば、恋愛を欲しがっている人に告白すれば、上手く行きやすいのは当たり前ですし。
さっきの例で言えば、一番じゃなくてもいいや、って考え方が恋愛が上手くいく確率を高めてるし。
だいたい、告白してくれるまで全く意識していなかったけど、告白してくれたらそんな気になって来た、って形で始まる交際は数知れないでしょ。実際にナンパで付き合う人がいるんだから。
そう考えると、本心って意味無いのかな。
定義のしようが無いんですよ。実際問題。子供の頃好きだった女の子のこととか、今はどうでもいいでしょ。
まあ、実際今から、付き合いたいとは思わないよね。
でも、その時は好きだったでしょ。
占いは、考え方と行動を決める時の方針などを、状況に当てはめて、今後の行動を予測するものですから、依頼者の願望である、どうなるか、を考える意味では有益です。
しかし、本心を知りたい、なんてそんな雲をつかむような話は、あまり興味が無いというのが本当の所です。
結婚する時や、交際を始める時は、本気で、キミだけを愛し続ける、とか言ったって、そうではない結果になる人も多いでしょ。
その時は、本気なんだけどね。
だったら、本心なんて、その時はそう思った。って程度の話でしょ。浮気しやすいDNAってあるんですよ、ドキドキとかの欲求などが強いんでしょう。そういうDNAを持つ人は、離婚率が普通の人の2倍位だそうです。
そっちを調べた方がいいんじゃないですか。
ハッキリ言うと、問題の核心が判ってないから、本心を知りたい!になるわけです。
でも、恋愛を、好きかどうかで判断しよう、という発想自体は可愛らしいし、ステキだな、とも思いますが、現実には問題の一要素でしかありません。
言い換えれば、情報管理をせずに、上手く行ったらいいな、ということだと思うんですよね。
恋愛は、カンペキに管理したようでも、ダメなものはダメだもんね。
確率を上げることは出来ても、完全なコントロールは不可能ですよね。相手の言動だって、体調が悪い、天候が悪い、会社での成績が悪い、など、こちらの努力でコントロールできない要素がほとんどです。
実際、そうだよね、若いうちはもう少し遊びたい、と思ってた人がそろそろ、と思ってる時に告白すれば、カンタンに結婚まで行くかもしれないし、努力と結果は比例しないもんね。
相手の性格を鑑定して、八つ当たりや、考えないで怒鳴ってしまったりする要素が強ければ、そういうときに決定的にケンカをせず、やり過ごしたり、心に残ってしまった悪口なども気にしていないように装えば上手くいく確率は上がります、占いはそういう使い方になります。
現実的な占いの場合は、結果と、そこに関わる要素の分析が重要なのか。
じゃあ「本心」の使い方って?
相手の「本心」が知りたい、と思った時に、そこで止めないで、何を知りたいのか、そのためにはどんな情報が必要か?自分は結局どうなりたいと思っているのか?そのためにしなくてはいけないこと、を考えること。
そして、コントロールできない要素についても考えることが大切です。
数学で言うと「本心」は「X」なんですよ。式の不定数なんです。それを使って自分の気持ちを分析し、行動を決定していきたいですね。
めんどくさっ!!
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