ⅩⅢ「死」
- 大きな変化への転換点
- 変化の後の結果
- 成長
- 終了
こんにちは、かえるさんです。今回は蠍座の恋愛をタロットと生命の樹から考えます。
「死」は「死神」とも言うよね。
どっちでも良いのですが「死神」はイメージが変に固定してしまっているので、「死」と言う名前の方が適切だと思います。
確かに「死神」は神って言っているのに悪いイメージあるもんな。
そうですね。生まれ変わりのイメージを持って欲しいのですが、不吉なイメージを抱きやすいですからね。
今回は蠍座のお話です。
蠍座「深い」
蠍座と言えば「深い」だよね。
そうですね、気になること、興味のあることなど、ハマると、そのことばかり考えるので自然とそうなりますし、深さに真理を感じる習性があります。
恋愛でも、そうなりやすいかな。
そうですね、恋愛のみに深入りしすぎると、相手を監視するような感じになってしまうこともあるので、そこは注意ですね。
とにかく深入りしちゃうんだね。
深入りした所にしか真実は無い、と言う考え方なんですね。「深さ」こそ真実。「浅い」と偽物。
その代わり相手のことを良く考えるよね。
相手を気使い、相手に示すことで自分のことも判って欲しい、と言う欲求が強いんです。
でも、蠍座の観察力と同等の力を持っている、と考えると、誰にでも出来ることではありませんから、自分ばかり相手のことを考えている、と思いやすく、その願望は満たされにくいとも言えます。ですから、もっと頑張ると疲れ果ててイヤになることもあります。
1つのことを考え続けるって難しいもんね。
そうですね、ナカナカ出来ることではありません。
好きキライが激しいイメージもあるけど。
極端に言えば、好きとキライは同じ様なもので、仏教では同じ「愛」に分類されます。深い執着、ということですね。
カンタンに言えば、相手を良く見ている、と共に自意識が強い、と言うことです。
ですから、好きからキライになることも、その逆も、そんなに難しいことではありません。
だって、ほっとけば時間の節約にもなるのに、わざわざイヤミを言ったり、嫌がらせをするなんて、相手を強く意識しているからですよ。
そういう意味でも「愛」が深いのか。
蠍座は「四要素」で感情の「水」ですからね。
「水」の目的は、タロットの杯の「2」に表れています。「愛」です。
タロットの杯の「2」は蟹座のカードでしょ。
棍棒、杯、剣、円盤(金貨)どのスートでも「2」のカードには目的が表れます。
で、蠍座は「三区分」では「不動宮」だから、自分の理想を求めます。「不動宮」は強く「太陽」の影響を受けるので、目標、理想を強く意識して人生を歩みます。
そこに「愛」に理想を求める性質が表れるんだ。
「愛」と「憎しみ」が人生のテーマになりやすいんだ。
そういうことです。自意識過剰だと「憎しみ」になりやすいですね。
「死」の生命の樹の位置
「死」は「6」と「7」の間の赤い線の所に対応します。
「6」は目標と理想の「太陽」、「7」は恋愛と楽しみの「金星」と対応するんだよね。
そうです。
やっぱり、愛の「金星」とは関わっているんだね。
「金星」のタロットカード「女帝」の象徴は「扉」です。受け入れるか、受け入れないか、と言うのが好き、キライに当たりますが、無関心でなければ、それは「愛」と言えます。
「愛」と言うと普通は良い意味だけを指すよね。
それは近代西洋的ですね、文化や宗教の影響があるでしょう。何でも分けて考えるのは西洋的で、統一を試みるのは東洋的ですね。
本質を考えるには、何でも分けてしまうと、一部の例外にも名前を付けてどんどん分裂してしまって本質から遠ざかってしまいますからね。
そして「太陽」の理想、だから自分の願望を理想、と考えやすいんだね。それを絶対と思ってしまいやすい。
だからこそ、そのことばかり考えてしまうんですね。
なるほど。それが深さを生むんだ。
それがタロットの「死」と言う名前にも表れています。
「死」と言う名前には、突き詰めて、大きな変容をする、生まれ変わる、と言う意味があります。
大好きなことに深く深く打ち込む、と言う習性が有るんだね。
「死」の恋愛
でも、生まれ変わるほどの恋愛って、なんかドラマチックだな。
そうですね、「太陽」は自分の理想を意味しますから、自分が主役、と言うような恋愛を求めます。
獅子座的なドラマチックな感じか。
蠍座の場合は、実際の立場より、相手の心の中での主役になろうとします。
最重要人物ってことかな。
そのため、大変尽くしますし、努力もします。
おー!いいね!うれしいね!
その代わり裏切ったら、憎しみも倍増です。
こわいね!いやだね!
恋愛のことなど1つのことばかり考えがちなので、今度は心配性になってしまうこともあります。
嫉妬深い蠍座だね。
蠍座は「真の愛」を、言わなくても心が通じる、と考えやすく、要求を直接言葉にしない人も多いのですが、自分の行動を通じて、相手の行動を言葉にしないで理想化しようとします。
ちょっと怖いな。コントロールされているみたいで。
蠍座の「支配星」は「冥王星」ですから、神話の地下の国(黄泉の国)の王、ハーデスと対応します。
裏の世界の支配者って感じだ。
とは言え、相手にはそんなこと判りませんから、蠍座の理想から外れることもあります。
そうなると、蠍座は疑い深い感じになりやすいんだ。
ですが、いつも相手のことを考えていますから、優しさとして表れることも多いです。
そうだよね、確かに。でも、嫉妬深くなりやすいのはどういう時かな。
自分に自信が持てない場合、ですね。
あー、だから相手が離れてしまう、って心配しているんだ。
だから、自分がいなくちゃ困るだろう、と言う相手を好む人も多いです。
具体的には?
自分は相手の負担にならずに、相手にとっては自分がいないと困るような人を好きになりやすい、と言うことです。
だったら、上手く行くの?
かえって上手く行きにくいです。だって相手がいない方がラク、みたいになってしまうし、助け合いが生まれないですから、絆は大変弱いですからね。
まあ、玉の輿が意外と上手く行かない、のと同じですね。
まあ、贅沢さえ出来れば良い、って言う人も居ますから、玉の輿、即ち上手く行かない訳ではないですけど。
蠍座の人で拘束が酷い人の場合は、自信が無く、ストーカー気質なのであまり上手くいかないでしょう。
現実的な蠍座の場合は、相手のことをいつも考えていて尽くすことが苦ではないので、相手も深い愛情を感じられるでしょう。
自分への自信が分かれ道か。
それと、何でも思い通りにしようとする不寛容な心があると、恋愛は壊れやすいですね。
不寛容な心か、なるほど。
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