こんにちは、かえるさんです。今回は「トランスサタニアン」のお話です。
トランスサタニアンって、土星より遠い惑星「天王星」「海王星」「冥王星」だね。(西洋占星術では「冥王星」も惑星です)
そうです。
トランスサタニアンは、惑星の動きがすごく遅いから、周囲の人が同じ星座なことも多いよね、そのことからも「世代の惑星」とも言うよね。
その通りです、そして、効果、影響が少し判りにくい点もあるので、日常的な悩みなどの時は、あまり見なくてもかまいません。
それが、かえって判りにくいんだよな。無くてもいいなら、いらないでしょ。
お気持ちは判りますが、いらないわけじゃないです。実は重要データです。
では、今回は、トランスサタニアンのお話です。
「土星」(山羊座的:現実)の向こう側
って、言うから判りにくいんだと思うんですよ。
と、言うと?
現実に実際に影響しているんだから、現実なんですよね。
じゃあ、日常の向こう側?
いい線行ってますが、日常に全く影響しないわけではありません。
「土星」だって、その人にとっての「きちんと、大切なもの」を示します、ですから、出来れば自信になり、出来なければ、苦手と感じる、と言うことは、
個人差が大きい、と言うことです。一生越えられない人もいるわけです。
なるほど、もっと近い惑星だと、わかりやすい表れ方だから、能力として表れやすい、強く出すぎて欠点になってしまうこともあるけど、判りやすい。
でも「土星」は、社会により良く貢献する、自信につながる、と言うレベルまでそれを高められなければ、少なくとも本人にとっては欠点なんだ。
そうですね、「土星」は重要なポイント、必要だと思うことだからこそ、出来ない時に「欠点」と思う、と言う仕組みを理解することが重要です。
どうでもいいことなら気にならない、と言うことか。
しかし、自分で「欠点」と思った後の行動は人それぞれですね。
努力で克服しようとする人もいるでしょうし、
欠点だから仕方が無い、と言う態度もあるか、直す気が無い。
そうなると、占いに「運」を求めるようになります。
そういう人ほど「欠点」がそのまま残るので、余計に強く「運」を感じます。
どうして?
例えば人間関係が苦手なら、どこに行っても同じ問題にぶつかります、しかし、自分が、人間関係が苦手、と考えず、相手が悪いと思うので、どこに行っても上手く行かず、悪い相手とめぐり合うように感じるからです。
なるほどね。
そんな「月」「水星」「金星」「太陽」「火星」「木星」「土星」は、判りやすい、誰にも共通の事柄を示すので、現実的、日常的、と言われたりします。
社会で生きていくのに判りやすいポイントだよね、無意識、好奇心、コミュニケーション、楽しみ、理想、願望、切れやすいポイント、癒し、向学心、社会性。
そうですね、では、その先を考えてみましょう。
星座の流れ、社会で頂点にたどり着く
ここで「星座の流れ」を思い出してもらいたいのです。
星座の流れ?
牡羊座に始まって、牡羊座は「魂」だけのイメージで、牡牛座で「身体」を得る、って言う、パーソナルサインと、ソーシャルサインの流れだね。
そうです、そして「山羊座」で社会的な成功、安定までの10の星座は、学びながら、成長を続けます、常に何かを得ようと言う動き、働きかけの過程です。
そう聞くと、山羊座が一番良いように聞こえるんだよな。
他者から見た時にどう見えるか、と、安定度を大切にしますから、そう見える部分はあるでしょうね、しかし、それが、個人的な満足と一致しない場合もあるわけですね。
後のことを考えない人は後悔が多いけど、後のことばかり考える人は思い切ったことや、ワガママを実行できない。
そうですね、それも人生では後悔になることもありますからね。
自分の気持ちのままに生きた、と感じずにガマンしすぎてしまった、と言う思いを持つ人も多いでしょう。
でもそれは、過ぎたから思うことで、その時は「それが出来なかった」だけで、「みんなのためにガマンした」だけではない、とも言えます。
とは言え、過ぎてしまったのですから「みんなのためにガマンした」と思うことで気が済むなら、そう思っても良いでしょう。
何が言いたいのかと言えば「山羊座」はそれほどまでに自由を失ってしまった星座とも言えるのです。
そう言えば、山羊座のタロットカードは「悪魔」だね。
魂を売ってしまった、と言う表現も出来るわけです。
誰に売ったの?
この場合、他の星座を無視して山羊座に売った、とも言えますね。
山羊座は、より良く生きるため、心配する星座ですから、人生への影響は大きいです。
逆らうのは難しいのかな。
そして、逆らった後の後悔もあるでしょう。
社会で「必要ではない」流れが時代を作る「天王星」
間違ったわけでもないけど、すごく不満がたまった。変な気分だね。
欲しいものを手に入れていったら、色々失ってしまった、と言う流れですね。
でも、社会で頂点を目指せば、それは避けて通れません。
しかし、これ以上、何かを得ようとすれば、もう「捨てる」しかありません。
水瓶座だね。
「自由」と「変化」を求める星座だね。
そうです、ポイントは「自由」を失った思いからの「自由」ということです。
すごく、息苦しい気持ちだね。
その場合「自由」に一直線に向かってしまうので、人生をコントロールするのが難しいです。
しかし、星座は1つ前の星座の問題を解決する欲求を持ちます、水瓶座は「変化」を求めます。「自由」は手段の1つと言えます。
そうなんだ!!
水瓶座のタロットカード、数札の「6」は「科学」ですからね。
とは言え、何かを捨てること、で得る新しい発想もあるでしょう。そして、冷静に考えれば、いらないじゃん、というものもあるでしょう。
そういうものは捨てるだけで「変化」だよね。
しかし「変化」は、結果として表れないと判りにくいでしょ。人生で表面化しない人もいますよね。
水瓶座でも、全員が転職ばっかりしたり、変わったことするわけじゃないもんね。
そうですね、で、水瓶座の「支配星」は「天王星」です。
ああ、そうか、水瓶座が無くても「ホロスコープ」に「天王星」はあるんだ。
「天王星」がある限り、みんな水瓶座的欲求はある、でも、影響の小さい人もたくさんいる、だから、判りにくいのか!
まあ、全部の「惑星」そうなんですけど、特に判りにくいんです。「変化」なんて思っても起こさない人もたくさんいるわけですから。
ですが、意識すれば使いこなすことも出来ます。
という訳で「天王星」は「変化」を求める内的な葛藤、または、その土壌のようなイメージです。
どうして、そういう、あやふやなイメージになるの?
「変化」させたいこと、なんて本人も一生気付かない人も多いですから。
なるほど。
集団心理の「惑星」だから、判りにくいんじゃないんだ。
集団に影響してる、というより、惑星の動きが遅いので、同じ世代の人が同じ影響を受ける為にそう見える、ということだと思います。
ただ、他の「惑星」の影響もあるので「結果」は変わってきますよね。
星座、惑星は、全部そうやって考える必要があるけど「トランスサタニアン」は特にそう言えるんだね。
そして、生み出した「変化」が、時代を変えていきます。それが「天王星」です、同じ世代の人は同じ星座に「天王星」があるのですから、大きなエネルギーになりますからね。
忘我的、癒し「海王星」
じゃあ「海王星」も、こうやって考えるのかな。
そうです「海王星」は「魚座」の支配星ですからね。
自分の中の「魚座」が表れるんだ。
魚座は、こだわらない、ことと、共感だよね。そして自分と他者との境目が薄い。
そういう、ポイントがどういう星座の色を帯びるかが判る訳です。
そりゃ、判りにくいな。
結果や、こうでなくちゃいけない!と言うような、こだわりを持たず、人と共感出来るポイント、そうなれるヒントが「海王星」の星座に表れています。
「天王星」「海王星」と来て、あれ?星座は、水瓶座、魚座で終わって、牡羊座になっちゃうよ。
山羊座で社会、現実で頂点を極め、現実から離れて行くように水瓶座で、全てを組みなおすように変化を求め、魚座では、こだわりを捨てて全てを手放します。
そして、牡羊座で「新たな魂」として生まれるイメージだけど、
そう考えると、生から死、と言う明確なポイントが飛んでいますね。
それが「冥王星」なの?
究極、支配「冥王星」
「冥王星」は「蠍座」の支配星だ。
そうですね、全てが一体化する、1つになるポイントです。キーワードは「究極」です。
全てがひとつになることは「完全な支配」です。
だから、恋愛でも束縛がきつかったり、何か違うものになるほどの一体感を求めるのか。
そして「完全」なので「心」を中心に展開します。「四要素」の感情の「水」の世界です、「蠍座」「死」のヘブライレターは「魚」ですからね。「水」にすむ生き物なのです。
カンペキな「一体」を求めるには物質的なイメージではなく、精神的なものを求めます。他に手段が無いからです。
「冥王星」が、山羊座的な人なら、社会的を支配したいでしょうし、獅子座的な人なら、あがめられることを求めるでしょう。
ただ、そんな願望が、人生の中で表面化するとは限りませんね。
普通に生きていれば、気付かないよね。
しかし、気持ちの流れの中に影響はあるでしょう。願望は達成すれば喜びをもたらし、達成されなければ不満を生みますから。
自分を知るって難しいことだね。
そうですね。
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