こんにちは、かえるさんです。今回は「四要素」の「地」を、ある、無い、の視点で考えます。ぜひ本格的な星占い、西洋占星術をお楽しみください。
「地」の星座は、おうし座、おとめ座、やぎ座、だね。現実的な感覚を考える柱にしているんだね。
そうですね、おうし座は、体の感覚、気分。おとめ座は、納得・理解に直線で向かう、やぎ座は、成功、勝利、目標に直線で向かう。と言う部分があります。
感情や直感などの妄想部分が少ないので、現実の目標に直線で向かおうとします。
おうし座は?
おうし座は、楽しい、美味しい、快適、に直線で向かいます。
今、気づいたんだけど、なんか、みんな良い人な気がする。
そうですね、ムダに憎しみを増加させない人が多いですね、妄想の増加が少ないですから。
まさに現実的だ!みんな善人なの!
そんな星座はありません、全ての星座に善人も悪人もいますよ、例えば、やぎ座は勝つためには何でもする人もいますからね。勝利への執念はNO1ですよ。
善悪は星座じゃないんだね。
結構、勝利、目標より、その場の不必要な口論や、同じ会社の人の足を妬んで引っ張ったり、自分の勝利より、利益の薄い憎しみを優先させたり、こういう脳内満足も重視する方も多いですよ。
なるほど、たしかに。勝利に一直線というのは意外と無いのかもね。
「地」感覚について
「地」は現実的、物質的と言うのですが、ここはカンタンではありません。
例えば、「目」で考えてみましょう。目は物を直接見ているわけではありませんね。
と言うと?
目で見た、と思うのは、光が物質に当たって反射した光が、脳で処理されて始めて見た、と思うわけです。物そのものが見えているわけではありません。
ですから、目は光学器官ですが、結局は脳で認識するわけです。
こんな感じですね、光が、反射して目に入り、脳で赤いコップと判断される場合は、光に、赤い光が入っていて、コップが赤い光を反射した、と言うことですね。
暗い部屋では、光に赤い色が入っていなければ、コップは赤くは見えませんね。
うんうん、白い光、太陽光は、全色の光が入っているんだよね、要するに明るいと感じる状態だ。
暗い部屋では、赤い光が無いので、コップは存在は確認出来ても赤くは見えない。
この、コップそのものを直接見る、コップそのものを直接感じることは出来ないと言うことを理解していただけたでしょうか。
うん、わかる。
では、我々は物そのものを直接感じることは出来るでしょうか?
我々は現象そのものを直接感じることは出来るでしょうか?
あー、コップはみんなコップって共通で判るけど、現象か、
例えば、誰かが誰かを怒っている状況、などです。
あー、怒っている人を見ること自体がいやだな、と思う人もいれば、かわいそうと思う人もいれば、バカなヤツが怒られている、って思う人もいる。
その人物達に関する知識が有るか無いかでも意味は変わってきますよね。
色々あるけど、どれも事実な気もするけど。
じゃあ、こう考えたらどうでしょう?
誰が見ても異論は無いことは客観的。状況描写的と言うことです。
見た人によって違うことは主観的。
あー、カンタンに言えば、怒られてるなー。は誰が見ても同じだね。かわいそうだなーとか、そんなに怒られるほどの失敗をしたのかな、とか、あいつは怒るのが趣味だな、とか、そういうのは主観的だね。
そうです、だとしたら、主観的な方が偏った考え方、判断、と言えますよね。
そうだね、判るよ。
で、「あー、また怒られて可愛そうに」と思う人から見れば、「怒られてるねー」と思う人はどう見えます?
なんか薄情に見えるかな。あっ!そーか、こうやって、みんなそれぞれ、お互いに感想や評価が変わっていくんだ。
で、どちらかと言うと、客観的な判断をしたり、そもそも興味を持ちにくいのが「地」なんです。
あー、いちいち、あーだ、こうだ考えないのが基本なのか。
自分の「感覚」がメインなのでそうです、でも、おうし座は、怒っている人がいること自体がイヤだ、という自分の感覚を持つことはあります。
あくまでも、自分のイヤだ、という感覚にフォーカスがあるんだ。客観的以前に、自分の感覚だ。環境の変化として感じるんだ。
あー!おうし座の人がスゴクそういうの気にする時と、どうでもいいような時があるから不思議に思ってたんだよ!そういうことか、自分がイヤな時に騒いでいるのか!
逆に、状況を理解して無いくせに口を挟む人もいるでしょ。
いる、めんどくさいヤツだな、って思う。
そういうのは「地」が弱い人です。
感情や直感タイプか、なるほど。
そういう意味で「地」は感覚的、物質的なんだね。関係ないことに妄想しないんだ。
「地」が、有る、無い
「地」が強いと、何がいいのかな。
現実的、物質的、と言うのは集中する力になります。
あー、余計なこと考えないからか。
え!!じゃあ、めちゃくちゃいいじゃん!!
自分の目標とか関心事に集中します。
集中します。
もしかして他のこと見てない?
視野が狭いってことかな!
今まで「妄想」って言葉で表現していましたが、言いかえれば「気が回る」ってことです。もちろん勘違いもありますが。
あー感情の「水」の人とか、考えもしなかったような気使いとかあるよね、優しさに感動する時もある。
「地」も礼儀正しい優しさは持ってらっしゃる方は多いですが、細やかさは「水」の得意分野ですよ。
そうか「地」は見えないものは見ないとも言えるのか。
おうし座とか、美術とか才能のある人多いよね、なんで?
例えば絵画なら、絵でしょ、それは光をどう感じるか、素晴しい構図を、どう感じるか、でしょ、実は現実の塊ですよ、無いものは伝わりません、それが美術ですよ。
「感覚」が、優れていて素直なのか。
音楽も、音波、空気の振動をどう感じるか、そして、感じたことによって聞き手の過去の記憶と結びつくことで気持ちに影響する。
その最初の空気の振動をビンカンに感じられるのか。だから向いているんだ。
昔の芸術家が、実生活がうまくいかない人も多いでしょ。
あー「地」が強くて細やかな感情に欠けるケースか、なるほど。
でもさ「地」って落ち着きにもつながるかな。
そうですね、その通りです。
どこを見ているか、を考えるだけでも、世界の違いが見えてくるね。
占いとはそういう知識を深めることで、自分と他者の違いを自覚する技術なのです。
なるほど。
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