こんにちは、かえるさんです。今回は「同じ生年月日時に生まれたら同じ人生、同じ性格になるのか」と言うお話です。
同じになっちゃう?
もちろんそんなわけありません。
でもさ、それじゃあ、占いが当たってないってことじゃない!
それは無関係ですね、生年月日時などで人生、性格、が完全に決定してしまうんだったら頑張る意味もトレーニングする意味も無いじゃないですか。
いや、それは道理で、それと占いが当たっているか、当たっていないかは関係ないでしょ。
生年月日時が同じなら、同じ性格、人生じゃないなら、それを踏まえて、キチンと占いのデータとは何なのか、を教えてくれなきゃ。
そうですね、明らかに占いの元のデータは、人生や、性格を直接は示していません。
だいたい何千年も前のデータが現代の人生や性格を直接示せるわけがありません。
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性格はいけるんじゃない?
それでも、社会の状況、制度、風習などがあります。みなさんは結果をみて性格と考えますから。一致しません。
そもそも、昔のデータが今も使えるということは、柔軟性のある間接的なデータなんですよ。今回はそんな、お話をいたしましょう。
同じ人生
まず、こんなのありえないでしょ。実際の双子を見ればそうじゃないことはすぐ判ります。
まあ、そうだよね、学校のクラスとか、職業が同じでも人生が同じとは言えないし、全ての双子が、そうなるなんて有りえないし、
そうですね、もしそこまでが同じでも、日本では一夫一妻制度だから全ての双子が結婚できないと言うことになりますものね。
もう、考える必要なく違う、と言えるね。
双子がいます。
どちらか片方が結婚したら同じ人生はありえません。同じ相手と結婚することは出来ませんから。
重要なのは、例えば一組でも双子の人生が違っていたら、同じ生年月日時に生まれたら同じ人生だ、という主張は出来ない、ということです。
じゃあ、絶対違うってことだね。この話は終わりだ。
同じ性格
まず、性格と言うものは、見る人が勝手に決める、と言う側面がありますから、同じと言う以前に、見る人によってポイントが違うので精密に比べようがありません。
でも、ある程度は論じることは出来るでしょう?
そうですね、その「ある程度」と言うのが、本やブログの占いです。
西洋占星術で、キチンと星座と惑星をみても?
そうです、それは、ある程度仮定として平均から考えると、こう見えるだろう、と言うものです。
それでも、星占いの星座、正しくは「太陽」の星座でみても、そこそこは的中していると思います。
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西洋占星術でキチンと複数の星座をチェックすれば精度は大幅にアップします。
とは言え、性格についての説明は、ある程度、仮定した平均をもとに書いています。
じゃあ、どうしようも無いんだ。
占い師が直接鑑定した場合は、Aさんからみた、Bさんを、考えてBさんのお話をAさんに出来るので、もっと精度は上がります。
例えば、普通(平均的仮定)のAさんと、怒りんぼうのBさん。この場合Bさんは怖い人とも言えますね。
でも、極悪無比なCさんからみれば、BさんはもうAさんとなんら変わらない普通の人に感じます。
そうか、Cさんが極悪無比だったら、Aさんから見たBさんと、Cさんから見たBさんの説明が同じだと、しっくりこないんだ。
そうです。
良くあるのが、すごい頭のいい人が、こんなバカがいる!!って言うんですが、それを言っている人が、ものすごい判断速度と能力を持っているケースです。
あなた以外の人から見れば、その人も結構すごいですよ、なんて話になることもあります。
この場合、あなたのすごさ、と言うのを、すごい、ではなくて具体的に何が優れているのか、そのバカと言われている人が何が判らないのかを具体的にお話します。
一流大学出た人からみた場合と、無名な大学を出た人から見た場合は、同じ人物を見ても同じ感想は出てこないものね。
じゃあ、現実に占いでは、高い精度で人の考え方や能力を論じることが出来るけど、「性格が同じ」と言う物差し自体がおかしいと言えるんだね。
逆に言えば本来、占いはオーダーメイドのものだってことですね。
結論を言えば、同じ人生、同じ性格、という考え方ではなく、あなたからみた、この人、又は仮定した平均的な人物像からみたこの人、が判るのが占いなんだ。
だったら!!
占いのデータは、どういうことが書いてあるの?
考え方・価値観の方向です。何が大切なのか?物事に対する姿勢などが示されています。
実際には結果は状況なども組み合わせないと判りません、結果を直接書くことは、状況を無視しているので、精密度は落ちますが、仮定した平均的な人物を仮定し、状況はよくある状況を仮定して書くので「当たっている」と感じる人は多いはずです。
なるほど、それが、本やブログの説明になるんだね。
じゃあさ!仮定した平均的な人物像はどうやって求めるの?
例えば、おひつじ座の特徴を書くときは、おひつじ座が弱い人から見て、おひつじ座が強い人が、多くの場合どう見えるか?を書けばいいことになりますね。要するに結果です。
占い師はじゃあ、最初は何を見て勉強するの?
それは最初は仮定した平均的な人物像、要するに普通の本等を見るわけです。そして、さまざまな人を実際に鑑定して感覚を鍛えます。最初は結果のデータを集めるわけです。
例えば「おひつじ座」本などでは、気が短い、って書かれているけど、実際には、気の短くないおひつじ座はいくらでもいるでしょ。
そうだね。
でも、多くの場合、気が短く見られやすいので、本にはそうやって確率の高い結果が書いてあるんですね。
しかし、実際に人生の設計などに使う、占いの時には、それでは物足らないですね。
西洋占星術をキチンと見て、その人の「おひつじ座」以外の星座を見たりして、その人の行動をもっと細かく見ていけば、もっと深く判るね。
そうです、それで、かなりのことが判るでしょう、一般の占いファン方はここまでが普通でしょう。しかし人生に実用できる程度と言えます。
もっと深めると「おひつじ座」のもたらす結果ではなく、原因である、考え方・価値観の方向の勉強をします。
実際には、ある状況+「おひつじ座」=短気に見える(結果)、なのです。ですから、ある状況の所には、実際の状況を当てはめたいので、純粋に「おひつじ座」要するに「原因」を勉強する必要があります。
純粋に「おひつじ座」、原因か…。
そんなの勉強できるの?
それが、タロットのデータなどです。「おひつじ座」=「皇帝」のような感じです。
「おひつじ座」=「皇帝」=「ツァダイ(釣り針)」=「アレス(ギリシャ神話:結果で書いてあるが状況も書いてある)」=「マルス(ローマ神話)」等などの理解につとめます。
それは判らないな、めんどくさい。「皇帝」なんて言われても判らない。何も浮かばないし、人に当てはめるのは難しい。
そうですよね、ですから、原因をイメージしつつ、結果を交えてわかりやすく書いていけば、読者の方々の実際の状況に当てはめて、占いが出来るように書いていくことが重要だと思っているので、ひとつの星座の記事をたくさん書いているのです。
あー、たしかにこのブログには「おひつじ座」の記事だけでも、たくさんあるね。
読者の方の状況に当てはめやすいように書いているのです。
なるほど。
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