こんにちは、かえるさんです。今回は「格式 Dignity」の「太陽が牡羊座に入った時」のお話です。
「太陽」は牡羊座に入ると影響が強まるんだよね。「興 Exaltation」だね。
影響が強まるって、どういうこと?
「興」は勢力の増大、「衰」は勢力の減退、という言い方もあります。まあ、同じことです。
「興」が良い感じで「衰」はダメそうな気がするけど。
ホロスコープは一点を見てしっかりと何かが判ることは無いのですが、あまりにも複雑な為、一点をチェックすることで何かを明確にしたい欲求が「格式」の根底にあります。
極端な言い方をすれば「厳密には格式なんてありません」
ホロスコープは様々なポイントをつなぐことで意味が発生します。この基礎は確実な不動の事実です。
たとえば「月」が蟹座の人なら、仲間意識がとても強いですね。最初の0~10度までに「月」があれば、タロットでは「杯の2、愛」ですからひたすら、つながりたい感じです。上手く行かなければ当然不安になりやすいですし、悩みやすいです。
しかし蟹座の最後の10度、要するに21度~30度に「月」があればタロットでは「杯の4、贅沢」ですから、仲間との向上や、自分たちが特別な集団になることで絆をさらに深めたがります。
蟹座は仲間が大切だね。
しかし、その「月」がどのハウスにあるかによっても大きく変わりますし、「月」に影響する「4ハウス」のカスプ、ハウスの内容、によっても影響は変わります。
例えば「4ハウス」のカスプが双子座なら、みんなと程よく気まずくなりたくない、と考えて行動するようなイメージになりますね。上手く行くかどうかは別ですが。
ハウスの内容?
簡単に言えば、「惑星」の有無や、そのハウスの星座の内容、関わる「惑星」や「星座」の影響を考えます。
それらの情報をたくさん組み合わせてみないと詳しいことは判りません、しかし、一点で何かが判ったらいいな、と思うから「格式」はあるのです。
それを理解した上で「盛」は、ポジティブなイメージで「惑星」の働きが「星座」というやり方によって大きくなりやすい、と考えやすい組み合わせということです。
例えば?
牡羊座は思いついたら挑戦したい星座のイメージです。目標である「太陽」が入れば、もたらされる影響や結果が人生に影響を与えやすいのではないでしょうか。
あ、なんだ、そういうことか。
「格式」は実際には善悪をイメージさせますから、適切な指標ではありませんが、どうしてその「格式」なのか?を考えることで「星座」と「惑星」の勉強になる、というイメージでお考え下さいませ。
実際に「太陽」が「敗」の水瓶座、「衰」の天秤座の人だって、幸せそうな人も素晴らしい人もたくさんいるでしょ。
たしかに、それは間違いないね。
それでは今回は「太陽」が「牡羊座」に入った時のお話です。
「太陽」を考える
「太陽」は人生の目標とか、成功のイメージだからすごく大切だよね。
だから、星占いでは「太陽」だけで占うもんね。
「太陽」はその人の人生に大きな影響を与えます、しかし、それは「太陽」だから影響が大きい、ではなくて、何故影響が大きい、と言えるのか?を先に考えないといけません。
おお、なるほど。
例えば、「太陽」的な目標というとどんなイメージでしょうか。
自分のやりたい職業に就く、とか会社を作る、とか達成したいこと、かな。
ということは、出来なくても生きていけますよね。
あ、そういうことか。あれ?じゃあ、なんで重要なんだ?
生きていくこと自体には問題ない人が多い場合「太陽」は重要ですよね。
ああ、現代の先進国は豊かだからか。
「太陽」は獅子座の「支配星」ですから、イメージは「特別」でありたい、です。
そう言われると生きていくには必要無いとも言えるな。
しかし、衣食住が足りたら自己承認を求めるのは自然な流れです。
たしかに。
獅子座は、蟹座で「一体感」を強く求めていくことで個性が失われていくイメージからの脱却として始まる星座だよね。
まさに、安心感、一体感が満ちると、自己表現欲求が高まるイメージですね。
ということは「太陽」もそういうイメージなんだね。
でも、今の話だと、星座のイメージは蟹座に不満があって獅子座になる、というポイントから考えると、蟹座が「太陽」だったら、どうなるの?
蟹座は安心感を求めます、そこに「太陽」が入れば、それが「目標」的な形で認識されます。
と、なると?
現状より素晴らしい家庭像や、仲間との絆を強化する事柄が目標になります。
絆を強化する事柄?
みんなで優勝を目指したりするイメージですよ。
なるほど「太陽」が入ると、その星座のイメージを使った「目標」を意識しやすくなるんだ。
要するに、人は今持っていないものが気になる生き物なのです。
獅子座のイメージは哲学の「木星」と自分を疑うこと無い時に力を発揮する「火星」を行き来するイメージです。確信から考えが生まれ、考えから確信が生まれます、
そして「太陽」はタロットカードのスモールカードの「6」のイメージで、それをバランス良く止めようとします。
しかし、獅子座は常に現状に満足せず、その先を求めやすく行きすぎを招きやすいのです。
だから、人が満足することは難しいんだね。
空想に勝る現実は無いですからね。
何故牡羊座で「太陽」が「興」なのか
「太陽」は牡羊座に入ると「興 Exaltation」、影響が強まりやすい。
牡羊座は、何かに挑戦してみたい星座ですからね。
言い方を変えれば、自分が出来ることで何が成し遂げられるか知りたい、というイメージですね。
負けたくない、という気持ちも強いですから、どちらが上なのかハッキリさせたい、という視点も持ちやすいのです。
赤ちゃんが食べ物くらいの大きさのものをとりあえず口に入れて食べ物かどうか調べる、という様な本能的な行動欲求があります。
だから、損得より「とにかくやってみたい」というイメージなんだね。
ですから、何かをしてみたいと思う時に「目標」にしやすい、ということが起きやすいですね。
そうか、「目標」「自己表現」「成功」のイメージの「太陽」が何かをしてみたい牡羊座に入ればそうなるか。
ということは、人生に影響は大きいのではないでしょうか。
なるほどね。
自分は何者だろう?、思い通りにしたいから地位を欲する、何かに挑戦したい、というのが牡羊座的なイメージです。その意味で、「太陽」が入った場合、思い通りにしたいから地位を欲する、というイメージが強く表れやすいです。
タロットカードの「棍棒の3」「徳」は牡羊座に「太陽」が入ったイメージなのです。
「徳」を目指すイメージか。
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