こんにちは、かえるさんです。今回は専門用語を使わない「語る」シリーズです。
蠍座の20度から30度までのお話です。
星占いで言うと、だいたい11月13日から11月22日くらいだね、蠍座の最後の部分。タロットカードでは「堕落」って呼ばれてるね。
蠍座の「堕落」から射手座の「迅速」「力(Strength)」は一連の流れとして考えることが出来ます。
蠍座の最後の部分は、新しい流れの最初なんだね。
そうです。蠍座の「喜び」で、人とのつながりを求めた蠍座は「堕落」で「喜び」と違った人とのつながりを求め、自分を省みるのです。
でも、「堕落」なんでしょ?
その通りです「堕落」です。しかし、何から見て「堕落」なのでしょうか、それを考える必要もあります。
何から見て「堕落」なのか?
全ての人の立場は違うのです。それは「他者」から見て「堕落」なのか、「自分」が「堕落」と思うのか?と言うのは大きく違います。
成長と言う言葉を考える時に「頑張り過ぎて、体をこわす人」にとっては、「休むこと」が成長と言えます。
そうか、いつもゆっくりしている人にとっては、「頑張ること」が成長と言えるね。
そう考えれば、「頑張る」ことも色々なやり方があり、「頑張る」の指標だってたくさんあります。
「頑張る」の指標?
お金なのか、労働量なのか、他者の共感なのか、自己の充実感、なのか、自己記録の更新なのか、他者との比較なのか、それはもういくらでもあります。
そう考えると、自分と他者との「頑張りの指標」の違いによっても「堕落」と思うかどうかも変わってくるわけだ。
そういうことですね。
それでは今回は蠍座の「堕落」のお話です~☆彡
蠍座~堕落
蠍座というと、人との「一体化」ってイメージだよね。
そういうイメージはあるでしょう、蠍座は「究極」を求めるので、心の世界に関心を持ちやすいですからね。
心の世界って何だろう?
想像の世界に近いですが、簡単にいうと「相手の心理状況を想像することで形成される世界」というイメージです。
と、言いますと?
日常で相手の行動を見て、きっとこう考えているのだろう、などと思いますよね。
思うね。「もしかして、嫌われているかなー」とか思うね。
それは事実かもしれませんし、全くの勘違いかもしれません。
おお、たしかに。じゃあ、相手に聞くしかないかな。
嫌われていたら、「そうです、あなたが嫌いです」っていうと思いますか?
ちょっと言わないかな。
え、じゃあ、どうやったら判るの?
というわけで「心の世界」に頼ることになるんですね。
じゃあ、判らないのか。
そのおかげで、自分に都合よい解釈をすることも出来ますね。
うーむ。
そう言えばさっき「頑張りの指標」って言ってたじゃない。
人それぞれですね。
自分に厳しい人、他者に厳しい人、自分に甘い人、他者に甘い人。
そして自分の能力を指標にするので、相手は自覚としては頑張っていても、全くさぼっているように見えることもあります。
そんなの防ぎようないじゃん。
自分の能力を的確に自覚出来れば起こりにくいですよ。
えー!
自分の能力が高い、って認めるのはいいけど、低いって知りたくないよ!
長所、短所のポイントが違う、というイメージですよ。
そう考えると「堕落」って何だろう?
目的を諦めること、方針の変更、努力の放棄、など様々ですよね。
方針の変更と、努力の放棄は同じじゃないの?
効率的に努力するために方針変更をするのは、努力の放棄ではないですよね。
とはいえ、努力の放棄を主とした方針変更はあり得ますね。
それは諦めた、ってことかな。
自分では「何もせず待つ」と言うことを一つの手段と考え、諦めていない、と思うこともあるでしょうし、実際にはそれが一番良い結果を招くこともあるでしょう。
他者であろうが、自分であろうが「諦め」を感じる場合「堕落」と感じるかな。
イソップ童話の「酸っぱいブドウ」のような話は「堕落」とも言えますし「事実を受け入れる手段」と考えることも出来ますね。
キツネが木の上のブドウを取りたかったけど、高すぎて取れなかったから「あんなの要らないよ!どうせ酸っぱいに決まってる!」っていう話だよね。
そうです。
「堕落」って言えば「堕落」かな。
諦めたからそう思うんですね、では実際に人生で本人としては積極的「方向転換」のつもりでも、結局、諦めてしまう、と言うのは「堕落」でしょうか。
え!?
そして、結果的に最初の目的を諦めた場合、どこから「堕落」した、と言えるのでしょうか?
…。
もう、全く判らないわ。
要するに、同じ出来事でも見る人によって「堕落」の意味もタイミングも違うということです。
うーむ、なるほど。
そういう「堕落」というものに着目しやすいのが蠍座の「堕落」と言えるでしょう。
え!どういうこと?
他者や自分をそういう評価基準で考える面があるということです。
あー、「あの人は、もう諦めた意志の弱い人」とか「目標を簡単に変更する信念の弱い人」とかそんな感じか。
そういうのも含むでしょう。極端な考え方をしやすい、と言うことですね。
なるほど。だからヤケを起こす人もいる訳なんだね。
蠍座~色々考える
蠍座の「堕落」の基本思想は「自分のやりたいことをする」です。
ほー、なんか自由だね。
ただ、蠍座ですから「究極」を目指したいんです。
あ!死活問題なんだ。
だから、目標を変更するにしても「究極」を目指したんです。
自分なりの言い訳とかが大切なんだね。
後のモチベーションに関わりますからね。あと、蠍座は後々まで引きずりやすいですから。
自分でも「諦めた」って感じやすいんだね、にわとりさんなら忘れちゃうけど。
そして、「自分の目標を探しに行く」「自分の目標をつぶしに行く」ことをします。
は?
つぶしちゃダメでしょ?
ダメになるかも、と思うのが辛いのでダメにしちゃうんです。
何で?
蠍座は同じことを考え続けますからね。
なるほどねー。
人は考える時間が長いものが重要だと思うものです。
そして、現実の世界にいるほど空想や想像の世界を求める傾向があります。
「堕落」やべぇな。
そして「すごい人になって教える、または、すごい人に教えてもらう」という形で人とのつながりを作ろうとします。
なるほど、「究極」を探す感じだ。
そして「ものごとの核心を知った」と思うと活力になります。
進む道が決まるんだね。
人とのつながりは、「喜び」の時のようなコミュニケーションによる手段で無く、関われる場所や立場を築こうとするイメージです。
現実の世界にいる時ほど「心の世界」を好むような所があるので、「心の世界」に帰るための情報を探すような所があります。
現実を諦めて、想像の世界に行く理由を探すような感じだ。
そういうイメージです。
うーむ「堕落」っぽいな。
カテゴリー(スマホは画面下のほうです)から、ぜひ他の「語る」「さそり座」「タロット 数札」の記事もごらん下さい~☆
かえるさんの占いについてはカテゴリー「かえるさんの占い」または画面下の方をごらん下さい~☆