こんにちは、かえるさんです。今回は、タロットカードの「剣」を通して「四要素」の「風」を考えます。
「風」は、論理と言語だよね、でも、誰だって論理と言語で考えたり、気持ちを伝えるでしょ。
そういう「風」の無い人は、伝える時に気持ちを言語に翻訳して喋っている感じで、思考はあまり言語、論理で行われていません、いくら説得しても全く意味の無い人、間違っていても自説を全く変えることが出来ない人などは「風」の星座が無い場合が多いです。論理思考と言う行為が苦手で、感じたことがそのまま答えなんです。
要するに、細かい論理的意味が判らないんです。
それで生きていけるの?
周りと調和するのが難しい人も多いみたいですが、判らないけど従う、と言う方法もありますし、自分の意見を通そうとしなければ問題はそんなに無いでしょう。
大変そうだな。
でも、本人は自分が論理的思考が出来ない、と言う自覚はしないのが普通です、むしろ論理的なことを否定したり攻撃したりします。「訳の判らないこと言っている」と感じるんですね。
人って自分の欠点には気付かないように出来ているんだね。
だから、全然違うのに、みんな同じって勘違い出来るんですね。
でも、現代では特に重要な力だよね、コミュニケーション能力。
不得意でも学習で身に付けることも出来る能力ですからね。苦手だと思うのなら、ぜひ訓練したいですね。
大アルカナ「愚者」
論理の「風」のカードが「愚者」って違和感あるね。
誰が「愚者」とは言ってませんからね、論理的に適切でも、理解できない人にとっては「愚者」に見えますし、説明している人も理解できない人を「愚者」だと感じるでしょう。「愚者」と言う言葉は、知的非対称性を意味していると言えます。
でも、論理に論理以外で反論するって出来るの?
感覚的、直感的、感情的な好みを前面に押せば抵抗は出来ますよ「でも、うまくいかないと思うよ」みたいな。
「なんで?」って言われたら終わりじゃない?
そんなの身分差でも押し切れますしエラい人に「何で?」って聞けないでしょ。あと単に一歩も引かない、と言う対抗策もあります。
確かに。
それに論理にも見落としもありますから、万能ではありません。いわゆる直感的な「イヤな予感」が当たることもありますからね。
論理と言うのは、判っている情報内で検証を深められる技術、と言うことだね。
それだけに過信すると他者を「愚者」と決め付けたくなるものです。そのことも頭に置いておきたいですね。「決め付け」は「言葉」の持つ性質とは言えません、「風」の星座が強くても「決め付け」をしてしまうなら「風」を使いこなしていない、とも言えるかもしれません。
「風」論理は検証に優れた道具ってことだよね。
タロットカードの「剣」
「剣」の「1」は「剣」の要素はまだ現れていません、「剣」の「2」~「10」の源、種子であります。ですから「2」~「10」を理解してから、その元である、と考えてください。
「剣」の「2」は「平和」、天秤座のカードです。
「2」はそのスートの最初の表れだから、最も純粋な目的が現れるんだよね。
そうですね、それが「平和」です。大きな理想も意味します。「平和」が良いこと、と言うのは誰でも共通して直感的に判る倫理観ですよね。
「平和」が理想的に実現するには、争いが起こってから、争いを収めるより、争いが起こる前に争いのタネを無くすことが求められます。
確かにそうだね。
でも、それはかえって争いを誘発することもありえます。
なんで?!
相手のあることですから、騙すことも騙されることもありますね。
そうか、攻めて来るかも、って相手を疑っている状態で安心する為には際限なく軍事力が必要になったりするのか。
そうですね、信じたからと言って気持ちが伝わる、なんてことは現実には考えにくいですね。
理想は高いけど、実現はカンタンじゃないよね。
「剣」の「3」は「悲しみ」、天秤座のカードです。
で「平和」を形にしようとしたカードが「悲しみ」か。
このカードの意味は、目的の喪失、無力感などです。大きすぎる目標を持てば必ず突き当たるものです。
世界平和とかだと判るけど、個人には当てはまらないかな。
個人的にも理想主義に走りすぎれば陥ることはあるでしょう。天秤座には有り得る経験でしょう。
うーむ、なるほど。
「剣」の「4」は「休戦」、天秤座のカードです。
「4」は工夫と、ゆるめる力が働きます、そのため現実性が出てくるとも言えます。
戦争を無くすことは出来なくても、戦争を止めることにしたんだね。
「悲しみ」を乗り越えたからこその結論ですね。
ただ、諦めるのとは違うよね。
「剣」の「5」は「敗北」、水瓶座のカードです。
「敗北」か、何に負けてるの?
「5」は、活力、破壊的力、素早い結果を求めるので、焦りによる挫折や、達成よりも負けていない、と言うこだわりなどを意味します。
最初に掲げた「平和」からは、かなり遠ざかっているとも言えますね。
急ぐ気持ちと、そのせいで起こりやすい結果と言うことで「敗北」か。
「剣」の「6」は「科学」、水瓶座のカードです。
目的は薄らぎましたが、論理、言語のもつ力、長所、が「科学」です。
冷静な分析、本質を探究する力だね。かえって目的から離れたことで、たどり着いたのかな。
そうですね。「5」では力みすぎた、と言えます、そのバランスを「6」で取った感じですね。そして「科学」的思考で「平和」に貢献することも出来ますよね。
大きな目標を持ったからこそ獲得した力と言えるかもしれません。
「剣」の「7」は「無益」、水瓶座のカードです。
「無益」って。
「科学」も有意義な目的が無ければ「無益」です、そして「7」は常に、楽しみや感覚のようなものを意味します。それは「科学」との噛み合いが、あまり良くないとも言えます。
「剣」の「8」は「妨害」、双子座のカードです。
双子座のカードはカード名が酷いよねぇ。
双子座は好奇心が大きいことと、状況を変える力が弱いので、大きな変化に対する恐れが大きいのです。双子座からはそう見える、と言う意味であって、双子座が良くない、と言う意味ではありません。
「8」は常に情報や好奇心を意味するので、それが過剰な状態に「妨害」と言う名称はぴったりと言えるでしょう。
大事なことに挑む時って、ちょっと関係ないことしたくなるよなぁ。急に掃除したくなったり。
そういうことです。
「剣」の「9」は「残酷」、双子座のカードです。
変化に対して、感情的な処理を行うと良い想像がしにくいものです、そういう想像上の現実がもたらす気持ちは「残酷」と言えます。
情報があっても正しく消化しなければ、足を引っ張る、思い切りが悪くなるってことかな。
先送り人生に待っているのは「残酷」ですよね。
「剣」の「10」は「破滅」、双子座のカードです。
もう今までの双子座のカードの総決算ですね。
双子座の「8」「9」「10」はある意味、同じじゃん。
双子座は「三区分」で「柔軟宮」です。論理や言語と柔軟さが噛み合いが悪いことを意味しています。
言葉は常に明確です、しかし、迷いながらその場をごまかしても後々には整合性が保たれません。
双子座がうまく行っていない時の状況だな。上手く使えればすごいけど。
約束をした後にごまかすなんてことは出来無いでしょ。人間的に信頼を失うだけです。
優しい言葉の難しさだね。時にウソになってしまう。
そしてそれを決めるのは相手ですからね。
なるほど、たしかに。
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