タロットをしてみよう!
というわけで、こんにちは、にわとりさんです。
今回はタロットカードの「正位置」「逆位置」というお話です☆
そう言えばさ、タロットカードっていっぱい種類があるけど、どれを選べばいいか判らないのよ。
まあ、実際には迷う必要はあまりありません。
あ、そうなの?
最初なら「ウェイト、ライダー版」か「トート版」のどちらかを買えば間違いはありません。
他のはダメなの?
ダメじゃないですが、ダメだろうな、というものも多数あります。
そんなの判らないじゃない。
だからとりあえず最初は「ウェイト、ライダー版」か「トート版」にしましょう。
どっちの方がいいの?
どっちもプロになっても使える精度のものですが、今回は簡単な違いを説明します。両者の重要な違いの「正位置」「逆位置」のお話です。
タロットの解説本
このブログでは主に「トート版」を扱っているね。
そうです、しかし「ウェイト、ライダー版」が何かが劣っている、とかそういう理由ではありません。
むしろ、プロでも満足の出来なのに初心者の方でも親しみやすい素晴らしいものです。
じゃあ、有名なだけあってやっぱり良いんだ!
良いです、迷わず買って問題ありません。
じゃあ、なんでこのブログでは「トート版」を扱うの?
ホロスコープをキチンと判っていることが前提の「トート版」は、ホロスコープが判る人にとっては判りやすいと言えます。
イラストの表現が記号的であったりするので一般の人には判りにくいのですが、ホロスコープが判ればむしろ助けになります。
「トート版」はイラストがカッコイイよね☆
プロの方でも、ホロスコープや意味は良く判らないけどカッコイイから「トート版」を選んでいる人もいます。
とはいえ「ウェイト、ライダー版」だって当然ホロスコープと対応しています。
え、じゃあ同じじゃん。
違う表現に見えても根本的な意味ではそう言ってもかまいません。
ただ、注意すべきは「ウェイト、ライダー版」は解説本がたくさんありますが、解説本はいいかげんなものが多数あります。
解説本でいいかげんってどういうことよ?詳しい人が書いてるんでしょ。
カードのキーワードが不自然なので見れば判ります、タロットカードは現状を分析し未来を予測する占いですから、あまりに不自然なキーワードばかり書いてあるものは避けましょう。
そういう本で勉強してしまうとタロットカードの読み取りが出来なくなってしまい、いわゆる楽しむ占い、になってしまいます。
そうか、カードが良くても勉強の仕方も重要なのか。
自分の人生や出来事を振り返って、その本のカードのキーワードでイメージできるでしょうか、リアリティを感じるでしょうか、勉強にはマジメなものを使いたいですね。
キーワードはあくまで参考でイメージを伝えるための手段の1つですが、あまりにリアリティの無いものは、おみくじ的に楽しむものでまた別のものです。
当然「トート版」の本でもそういう物はあるでしょう。
で、「ウェイト、ライダー版」と「トート版」の違いは?
違いはいくつかありますが、タロットカードの部分である1枚1枚を読み取る時に「正位置」「逆位置」を採用しているか、いないか、は大きいですね。
お、知ってる「逆位置」が良くないんでしょ。
ちょっと違いますが、そこについてお話しましょう。
「正位置」と「逆位置」
「ウェイト、ライダー版」ではカードを読み取る時に「正位置」「逆位置」を採用します。
「逆位置」が悪いんじゃないの?
良い、悪い、というのは結果論ですし、単に見た人の感想です。現実を分析するタロットカードに、そんなおみくじ要素はありません。もっとリアルで精密なものです。
また、難しいこと言わないでね。
まず、カードの根本的な意味を知ること、それを考えることがとても大切です。
そしてその力が発揮されるのが「正位置」と言えます。
「逆位置」はその力が発揮されない、道を逸れるようなイメージです。暴走のイメージもあります。
じゃあ「正位置」の方がいいんじゃない?
おそらく皆さんが「いい」というのは結果論的な「いい」ですよね。
例えば願望自体が過度な場合、その力は抑えられた方が結果としては良さそうだ、という場合、「逆位置」のキーワードの方が「いい」感じになっていることもあるんです。
じゃあ、「正位置」だから「いい」って覚えちゃダメなのね。
ダメです。
占い師が一般の方、お客さんに、状況を理解して判りやすさのために「いいカード」って言うのはいいですけど、占い師がカードを「いい」とか「悪い」って覚えてはいけません。そんなカードはありません。
お客さんが、こういう気持ちで、こういう状況だから、このカードはお客さんにとって、こういう意味になるから、望ましいので「いい」ってことなんです。
いいカードだから「いい」じゃ、何でダメなの?
占い師は展開されたカード全てのイメージからリアルなストーリーをつかむことが大切なんです。
「いい」
「悪い」
ではいくつ並べてもストーリーになりませんからね。
その技術が無いと、出ているカードが適切でも占いがおみくじっぽくなります。
ストーリーが大切?
カードからリアルなストーリーを読み取ることでお客さんにお客さんの気付かなかったようなことを気付かせるような質問やアドバイスが自然に出てくるのです。
へー。
でも「正位置」「逆位置」だったら、そんなにリアルなストーリーが作れる?極端にならない?
タロット占い師は展開したカード全体のイメージも大切にしますし、全部のカードのストーリーが矛盾無くつながるようにカードの知識を持っていますからね。
ですから、杓子定規に本のキーワードを無理当てはめるような占いをするとタロット占いは出来ません。
その意味では「正位置」「逆位置」を採用していても、カードを全体から読み取る「コンビネーション」と同じことをすることになります。「正位置」「逆位置」は1枚1枚のイメージをつかむ技術の1つ、ということです。
なるほど、でもさ「ウェイト、ライダー版」は初心者でも使えるんでしょ?それじゃ難しいじゃん。
難しいですよ、でも「トート版」より判りやすいです。イラストもイメージがわきやすいですし、カードの意味があやふやなうちは「正位置」「逆位置」の考え方はイメージを作る助けになります。
とはいえ、イラストのイメージに流されすぎると読み間違いますけどね。あとカードのタイトルに影響されすぎても適切にカードを読めなくなります。
うーむ。
じゃあ「トート版」は?
「正位置」「逆位置」は採用せず「コンビネーション」のみでカードを判断します。
ではそのお話は次回で。
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