こんにちは、かえるさんです。今回は「ホロスコープのコートカード」のお話です。
「コートカード」って「剣の女王」とか「杯の騎士」とかだね。
ホロスコープの上の「コートカード」ってことは、ホロスコープを星座で分けるんじゃなくて、「ひとつ前の星座の最後から次の星座の真ん中まで」をひと固まりで考えるんだね。
そうです、例えば「棍棒の女王」なら「ホロスコープ上の魚座の最後から牡羊座の真ん中まで」という区分けで考えます。
タロットカードに「コートカード」があるってことは、そういう考え方が実際の人間の考え方にある、ってことだよね。
そうです、タロットカードで、どんなことでも占えるのはカードの構成が「人間の考え方の構造そのもの」だからです。
要するに「どんなことが起こっても、それを理解する人間の考え方が判ればあらゆる状況を説明出来る」ということです。
どんな現象もそれを観察した「人間の考え方」に還元されて初めて「出来事」「状況」として理解される、ということです。
ちょっと難しいけど、結局、出来事は人間に理解されて初めて形になるから、人間の考え方の組み合わせで、全ての状況が説明出来る、ってことだね。
簡単に言えばそういうことです。
それでは今回は「ホロスコープのコートカード」のお話です。
※このブログではタロットカードは「トートタロット」に合わせて書かれています、ですから「コートカード」の名称は「ウェイト/ライダータロット」と少しずれます。
「トート」では「王子」を「ウェイト」では「騎士」
「トート」では「騎士」を「ウェイト」では「王」
「トート」では「王女」を「ウェイト」では「従者」
そして、スートも「トート」では「円盤(ディスク)」を「ウェイト版」では「金貨(ペンタクルス)」
と呼んでいますので、ご了承くださいませ。
Courtcard(宮廷カード)
コートカードは全78枚あるタロットカードの中の16枚です。
「剣の女王」とか、いかにも人物っぽい感じの名前のカードだね。
簡単なイメージとしてはコートカードはホロスコープで言う「アセンダント」的なイメージです。
「1ハウス」の「カスプ」のイメージなんだね。
そうです。気付いたらそういう風に行動している、というイメージです。
本人の自覚としては星座や惑星の方で考えた方が判りやすいです。しかし行動をイメージする時には「コートカード」の知識が役に立ちます。
当然、タロットカードの勉強にもなるね。
もちろんそうです、というかタロットとホロスコープは完全に一体ですから、共通で理解しないと自分で深めていくことが出来ません。
ホロスコープ上の「コートカード」
ホロスコープ上の「コートカード」は実際にはどうなっているの?
ホロスコープ上での構成は以下の通りです。ホロスコープ上の度数は小数点以下切り上げで考えますと。
「棍棒の女王」は魚座の21度~牡羊座の20度
「円盤(金貨)の王子(ウェイト版では騎士)」は牡羊座の21度~牡牛座の20度
「剣の騎士(ウェイト版では王)」は牡牛座の21度~双子座の20度
「杯の女王」は双子座の21度~蟹座の20度
「棍棒の王子(ウェイト版では騎士)」は蟹座の21度~獅子座の20度
「円盤(金貨)の騎士(ウェイト版では王)」は獅子座の21度~乙女座の20度
「剣の女王」は乙女座の21度~天秤座の20度
「杯の王子(ウェイト版では騎士)」は天秤座の21度~蠍座の20度
「棍棒の騎士(ウェイト版では王)」は蠍座の21度~射手座の20度
「円盤(金貨)の女王」は射手座の21度~山羊座の20度
「剣の王子(ウェイト版では騎士)」は山羊座の21度~水瓶座の20度
「杯の騎士(ウェイト版では王)」は水瓶座の21度~魚座の20度
となっています。
絶対に2つの星座が混ざっているんだね。
そうです。星座の終わりの部分で不満を感じ、次の星座に移って行く、というイメージが行動につながるイメージなのです。
その行動のイメージが「コートカード」になっているんだね。
「王女(ウェイト版では従者)」は?
「王女」はホロスコープと直接の対応はしていません。
女王 Queen
「女王」のイメージは、役目を果たし完成させることで、新しい方針、願望が生まれます、その精神的な支柱となることを目指します。
なんか難しいな。例えばどんな感じ?
例えば「剣の女王」は乙女座の21度~天秤座の20度です、乙女座のカンペキにしたい、という目標をしっかり詰めることで、個人の限界に突き当たります、そこでカンペキを目指した実績、を、人々に伝えようとするわけです。
要するに、乙女座でカンペキさ、を築いているからこそ、天秤座で人々に伝えたいことがある、ということです。
ですから乙女座で「カンペキさ、しっかりやる」という伝えたいことが無い人は、天秤座で伝えることが無いから、やることが無い、何か思いを伝えても伝わらない、という悩みに突き当たります。
なるほど、そういうことなんだ。
王子 Prince
じゃあ「王子(ウェイト版では騎士)」は?
「王子」のイメージは、「女王」の築いた方針という「常識」「当たり前」から独自性を発揮して行くイメージです、強い熱意で行動し目標を作って達成に向かっていくイメージです。
例えば?
例えば「棍棒の王子(ウェイト版では騎士)」は蟹座の21度~獅子座の20度でしたら。
蟹座でみんなで力を合わせて一体になったイメージの中で成長していくことで、自信を高めて、獅子座では自己主張、特別な存在としての承認を求めます。
逆に言うと、蟹座で成長してないと承認を求めてもムダなわけだ。悩みの形が、蟹座の人は一体感が欲しい、獅子座の人の認められない辛さ、というのが見えて来るね。
じゃあ、どうすれば上手く行くのか、も見えてきますでしょ。
騎士 Knight
じゃあ、「騎士(ウェイト版では王)」は?
「騎士」は「王子」で目標に達したことでもっと欲しいもの、本当に欲しいもの、を強く意識します、そこを理解するからこそ、何が欲しくて何が要らないのか、を理解し柔軟になります。
そうなの?欲しいものが判ると柔軟になる?どうして?
本当に欲しいものを手に入れるためには、他のものを譲ったり、捨てたり出来ますでしょ。それは「結果を出せる」イメージでしょ。
そうか、現実には理想が高くて、やり方にこだわる、ってなると実現能力が下がるとも言えるのか。
そうです。
例えば「棍棒の騎士(ウェイト版では王)」は蠍座の21度~射手座の20度だったら、蠍座で人と一体化したい、というイメージを追求して実現することで、「人とくっつく」デメリットを知ることになります。
その時に「人とくっつく」ために努力、成長した人は、次の射手座に向かって本当にやりたいことをやる時にすでに力があるわけです。
なるほど、欲しいものと、それ以前の努力が密接に一体になっているんだね。
その相互作用が「人物」のイメージになるわけです。
それが「コートカード」なんだね。
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