冬の星座「ふたご座」
こんにちは、かえるさんです。今回は、実際の、ふたご座のお話と、それにまつわる神話と、その占星術的な意味のお話です。ホロスコープ、星座占いで、性格分析を深く楽しむためにぜひごらん下さい~☆
ふたご座は、冬の星座かな。
だいたい、一月から四月位に見えますね、一等星のポルックス、二等星のカストールも、実際は、ほぼ一等星の明るさですから、大変見つけやすい星座です。
棍棒を持っている方の人物がポルックスですが、それぞれの人物の頭の所の星が、ポルックスとカストールです。ポルックスのおなかの辺りの星が「黄道」にほぼ重なっているので、おー、あそこが黄道だ、とか確認してもらえるといいかと思います。
ふたご座の見える時期は他の星座は何が見えるの?
南の空を、2月下旬頃に、夜8時位にみるとだいたい、おひつじ座、おうし座、ふたご座、かに座、しし座などが見えます、見つけやすい、オリオン座も、ふたご座のとなりですから見つけやすいです。
2月下旬かー、寒い頃だね~。
そうですね、見るときは、暖かくして風邪を引かないようにして下さい。
ポルックスとカストール
ふたご座、と言うくらいですから、2人です。が、2人は、2つの別々の卵から生まれた、という話もあります。
タマゴ?
まあ、神話だから、いろいろなケースがあるのですが、二つのタマゴから別々に生まれた、ということです。
ま、まあ、同時に出産したんなら、ふたごかな。
母親のレダには人間の夫がいまして、その血を引いた人間の子供が、兄のカストールで、もう一人の父親が神のゼウスで、弟のポルックスは、神の血を引いていますので、死ぬことはありません。
ちょっとー!!またゼウスなの!!
まあ、まあ、ゼウスは、浮気者に見えますが、それはストーリー上のことでありまして、哲学や、自分の可能性を信じる力の象徴、いて座の擬人化ですから。
でもさー、イメージってもんがあるでしょ。神様なのに。
哲学や、自分の可能性を信じること、未来を信じること、は、単体では力を発揮しません、他の優れた力と合わさることで、素晴しい結果を生むんです、その「可能性」の象徴が「子供」なので、こういう話になるんです。
まあ、いいや、で、タマゴから生まれてどうなったのさ?
どこから話せばいいのやらって位、この二人はエピソードが多いんですよね。
黄金の羊毛皮のアルゴノーツの一員にもなって活躍していますし。
へーじゃあ、有名なヘラクレスなんかと一緒にも戦っているんだね。
そうなんです、その航海の途中で、大嵐にあった時に、オルフェオ、オルフェウスとも言いますが、彼が、琴をひいて、嵐が収まるシーンがあります。
オルフェオは、音楽の名手だよね。前に聞いた。
でも、このシーンで大切なのは、この時、カストールとポルックスの頭上にひとつづつ星が光り、それはポセイドンが彼らの仲の良さをたたえ、風と波を鎮める力を与えたと言われています。
え、じゃあオルフェオは、嵐なのに琴ひいてただけってこと?
そこじゃなくって!ふたご座、ポルックスとカストールは、人間と神でしょ、言い換えれば、現実と哲学、考え方ですよ。
あー、なるほど、だから、人間は死ぬけど、神は死なないのか。
その二つが、上手に力を合わせたことが大嵐を鎮めたんです。
「風」は論理とか言葉です。波は「水」感情ですよ、大嵐と言うのは、荒ぶる人間の心ですよ。それを鎮める力を授かったのが、ふたご座のポルックスとカストールなわけです。
逆に言うと、ふたご座は、その力を秘めている、ってことか。
そうです。ちなみに、この話から、ポルックスとカストールは航海の神とも言われます。昔はセントエルモの火が二つ出ると、嵐が収まると言われていたそうです。
セントエルモの火?
物理的には、尖った所が発光する現象で、雷による電界や、静電気が溜まったりすると起こる現象です。
そして、彼らが星座になるきっかけになった戦いの話です。
おーそうだ、そうだ。
長くなるので少し、はしょりますと、激しい戦いの末にカストールは死んでしまいました。ポルックスも、かなりやられましたが神の血を引いていますので死にはしませんでした。
はしょりすぎでしょ!!
神話は占い的には戦いの部分はそんなに大切じゃないんですよ。
そして、ポルックスは仇をうちに行きますが、大ピンチになって、やられそうになってしまいます。
なんだよ弱いな!!根性で、すごいビームとか出して勝てよ。
でも、そこに雷が落ちて、敵は息絶えました。
なにその肩透かし的なオチは!!
いやいや、雷ですからゼウスがやったんです。そしてゼウスはポルックスを星座にして完全な不死を与えようとしましたが、ポルックスは死んだカストールを想い、不死を受けませんでした。
あーここからは、知ってるわ、仕方ないから、二人を天上と人間の世界に交互におくことにしたんだよね。そして二人が星座になったんだね。
でもさー、前から思ってたんだけど、この方法じゃ、二人はバラバラで一緒に居られないじゃん。超仲良いんだから、一緒に居られなきゃ意味無くない?
ストーリー的にはそうですよね、でも、これも、天上の世界は、神々の国だから、考えること、哲学、希望の世界です、そして、人間の世界、地上は現実、悲観です。その両方が大切だ、ってお話なんですね。
あーだから、二人は、最後の戦いで負けちゃったんだ!!バランスが大切なんだね。
そうです、どっちも暴走しないように、片方ずつ、良く考えて、実行、の形が大切です、考えながら、なんとなくやってはいけません。
なるほどねぇ~☆
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