Gigantomakhia
こんにちは、にわとりさんです。今回はギリシャ神話の「ギガントマキア」です。
「ギガントマキア」って?
ゼウスは、クロノスを追放したのに、また一騒動あるんだね。
そうです、女神ガイアは、自分の子供達ティターンズ(巨神)の扱いに納得がいかなかったのです。
ああ、そりゃ仕方ないね。何で仲良くしないで、いちいち地下に連れて行くんだろう?
封じ込める、って言う考え方が間違ってるよ。
と言う訳で、また戦争が近づいています。
では今回は「ギガントマキア」のお話です。
女神ガイアの不満
ゼウス達オリュンポスの神々が勝ったけど、協力した女神ガイアは自分達の子供が地下奥深くのタルタロスに閉じ込められたので、とっても不満だったんだね。
そこで、ゼウス達を倒すためにイロイロ考えて、天空神ウラノスがクロノスに倒された時に、ウラノスから流れ出た血が大地に流れて生まれた「ギガス」、巨人達と手を組むことにしました。
おー、探せばいるもんだね。
巨人は強いの?
巨人は「神々には倒せない」という特殊な力を持っています。
デカイことより、そこが一番問題じゃん!!
って、言うか、そんなの勝てるわけ無いじゃん。
でも、神々は強いので、負けちゃうわけでもないんですよね。
でも、いつか負けちゃうじゃん。
しかし、神々が勝てないからと言って、勝つことが出来ないわけではありません。
と、言いますと?
「死すべき者」の力を借りることが必要なのです。
死すべき者
「死すべき者」ってちょっと怖い感じだね。
人間のことです。
あ、なるほど。
そしてガイアはそのことに気付いていたので、巨人達が人間に倒されなくなる草を世界中に育てようとしました。
ヤバイものを植えるね。
そしてゼウスも、そのことに気付いていたので、その草を密かに除去しました。
お、さすがだ。
そして、ゼウスは、巨人と戦う準備をしていました。
そして生まれたのが「ヘラクレス」です。
あー、人間だから、巨人に勝てるんだ。
神話の意味を考える
女神ガイアは、地球全体のイメージかな。
そうですね、そしてオリュンポスの神々は、人の気持ち、ホロスコープの「惑星」と直結していますね。
ガイアが味方にした巨人達(ギガス)は、何なの?足が蛇みたいだけど。
そうなんです、蛇は知恵や知識を表しますね、さらに「大きい人」ですから、文化や風習の根付いた「集団」を意味します。
風習や文化が何で、オリュンポスの神々と戦うの?
現代で言えば「男尊女卑」や「人権軽視」なども巨人と言えるのではないでしょうか。
じゃあ、巨人は世界中に今でもたくさんいるね!!
そうです、日本なんて巨人の国ですね。
そうか、巨人がいると、気持ちであるホロスコープの「惑星」が活躍するより圧迫されちゃうね。
そして個人の「惑星」がいくら頑張っても、社会に根付いた因習、悪習には勝てません。
それで「死すべき者」「人間」が必要なんだ!「人間」の強い意思が必要なんだね。
でもさ、ヘラクレスって、もっと後に登場するイメージなんだけど、ゼウスの支配が安定した後かと思った。
そうですよね、そう言う指摘は良く見かけますが、しかし、この神話の内容だと、やっぱりヘラクレスに重要な意味があるわけですよ。必要なんです。
獅子座的な前に進もうとする英雄的な人間です。自分の気持ちを形にしたい人間と言う所が大切なんです。
早い話が、神々が死なないのは、生きてないからです。あくまでも概念なんですよね。
なるほど、だから「死すべき者」でないと時代や文化は変えられないんだね。
でも、巨人達も人間じゃないの?
完全に集団になった人間には、時代や文化は変えられません、いつの時代もそれに立ち向かう「人間」が変えてきたのです。
集団と個人は全く別のものです。そして集団は自由意志を全く持ちません。
そして、巨人、すなわち「たくさんの人間」こそが因習、悪習の正体ですから、その内部にもいるオリュンポスの神々は巨人を倒すことは出来ません。
だから、哲学、考える力、何かをしてみたい、と思う「射手座」「木星」的なゼウスの子であるヘラクレスがこの話には必要なんだ。
女神ガイアが植えた草はどうなのよ、巨人が無敵になる草!
「知恵」や「信じる力」を奪う「無気力」な「諦め」です。
あ!もう、「どうせ、そういうもんだわ」みたいな気持ちか、巨人が強くなるね。
そして、それが広がったら「人間」にも倒せなくなってしまいます。時代や文化は変えられません。
だから、「木星」「射手座」的な、ゼウスが気付いたのか!それで取り除いたんだ。
そうです、考える力が、それを取り除くのです。
そして巨人達との戦いが始まります。
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