Titanomakhia
こんにちは、にわとりさんです。今回はギリシャ神話の「ティタノマキア」です。
クロノスが食べちゃった兄弟達をゼウスが助けた所からの続きだね。
そうですね。クロノスと巨神ティターンズとゼウス達の戦いが始まると、ティターンズの中にも裏切り者が出てきました。
クロノスは子供を食べるから裏切られて当然だよ。
では今回もギリシャ神話の「ティタノマキア」のお話です~☆
女神ステュクスの裏切り
女神ステュクスは、ティターンズの海の神オケアノスと海の豊穣の女神テテュスの子供です。
じゃあ、海から分かれた河なのかな。
そうです、そしてタルタロスとエリュシオンに流れるの河の1つがステュクスなのです。
タルタロスは奈落の底、まあ冥府とか地獄だよね。エリュシオンは?
平たく言うと、天国です。英雄などの魂が行く場所です。
フランスの大統領官邸エリゼ宮、シャンゼリゼ通りなどの語源です。
へー。
昔は世界の最西端に実際にあると思われていたので、世界地図にも載っていたそうです。
想像で世界地図を描くとは。
ステュクスは地下世界の境界線になっていた河で、女神テテュスと人間のペレウスの子供、英雄アキレスをテテュスがステュクスの河に入れたので、アキレスは無敵になったのです。
あー!あのトロイア戦争の英雄アキレスか。かかとが弱点だよね。
テテュスが河に入れる時かかとを持ってたんで、かかとには水がつかなかったんです。
うっかりだ。
とにかくその女神ステュクスが、ゼウス達に寝返ったんだ。
そうです。しかし、いくら戦っても決着はつきませんでした。
「サイクロプス」と「ヘカトンケイル」
ゼウスは困り果てて、女神ガイアに相談してみました。
おお、女神ガイアは、生まれた時も助けてくれたよね。
そうすると、このままでは勝てないので、タルタロスから、サイクロプスとヘカトンケイルを助けて味方にするように勧められました。
そんなに簡単に味方になってくれるの?
閉じ込められたのを助けてあげる上に、不老不死になれるネクター(神酒)とアンブロシア(神の食べ物)もあげましたから。
サイクロプスは早速武器を作ってくれました。ゼウスに「雷霆(らいてい)」、ポセイドンに「三叉の矛(さんさのほこ)」、ハーデスに「姿を隠せる兜」をくれました。
サイクロプスが作ったんだ!全部有名な武器だね!
そしてヘカトンテイルは、たくさんの岩を投げまくって、ティターンズをやっつけました。
ウラノスとクロノスは、どうやってこいつらを閉じ込めたの?!めっちゃ強いんだけど!!
さらに、ハーデスは姿を消してティターンズを混乱させ、ポセイドンは海を荒れさせ、地震を起こし、ゼウスの雷霆(らいてい)は、全てを焼き払い、稲光はティターンズたちの視力を奪いました。
え、もう楽勝ムードじゃん。
そして、ゼウス達は勝利して、クロノスとティターンズはタルタロスに閉じ込められて、ゼウス率いるオリュンポスの神々の支配が始まりました。
神話の意味を考える
では、神話の意味を考えてみましょう。
女神ステュクスは、なんでティターンズを裏切ったの?
そう言う冥界の地下の河が実際にあると思われていたんです。それは大自然の一部だったわけです、しかしオリュンポスの時代、人間達の時代が近づくにつれ想像上の概念になって行ったわけです。
あー、なるほど、人類が進化するにしたがって、自然の神の力は弱って行ったんだ。
後のトロイヤ戦争の英雄、ステュクス河に浸かったアキレスは強くなったよね、どういうこと?
女神ステュクスは、ゼウスの側についたので、女神ステュクスは誓いの神様の地位を得ました。
誓いの神様?
まあ、要するに地下の、あの世の河なんて無いわけです、でも、文化としては残っているから「あの世に誓って」と言うような意味として女神ステュクスに誓うので、神として生き残ったわけです。
オリュンポスの時代に残るには、文化的思考的概念になることが神として存在し続けることなのか。だからティターンズを裏切ったのか。
そして、ステュクス河の水を飲み、誓いを立てて破った神々は1年呼吸が止まり、9年間オリュンポスから追放されるのです。
じゃあ、誓いを守らないといけないのか。
それはすなわち、オリュンポスは1人の人間、神=人間の概念の1つ(ホロスコープの「惑星」)ですから。
あ!「誓いを破る」は、自分で決めたことを出来ないと、自信を失って「惑星」の力が出なくなるってことか!!
そうです、その回復にはたくさんの時間がかかると言うことです。
あー、例えばせっかく、とっても頭のいい人が、人付き合いが苦手だと、選択肢が狭まるような。だめだ、出来ないって決めると挑戦することも出来なくなって成長もしない、呼吸が止まっている、ってことか。
と、言う訳で、その水に全身が浸かったアキレスは「自分で決めたことは諦めない」と言う強さを持っていたと言えます、自分の誓いを守る、というのが無敵の理由です。
そして長く続いた戦いも、サイクロプスとヘカトンケイルが加わって、一気にカタがついたね。
ついに人間の「知恵」や「技術」が動き出したのです、人間達は団体になり、力を合わせ「自然(ティターンズ)」を征服し始めたのです。
あ!ヘカトンテイルって100の腕を持つ、って人間の団体のことか!知恵と力だ、反自然的な所が醜い、とされた理由だね。
そうです、ヘカトンテイルは100の腕に50の頭を持つと言われています。
なるほど、それを動かすのは、人間の中の気持ちである、オリュンポスの神々なんだ。
そして「サイクロプス」のアルゲス(雷光)、ステロペス(稲妻)、ブロンテス(雷鳴)です。
名前から判るように、彼らは思考のひらめきです、ですから、様々なものを作ることが出来ます。
それが、神々の武器なんだね。
そして、彼らもゼウス達から、ネクター(神酒)、アンブロシア(神の食べ物)をもらって、永遠の命をもらいましたね。概念になったのです、知恵と閃きです。
なるほど、だから、クロノスとティターンズに勝って、新しい時代が来たんだね。人間の時代が来るんだね。
その時代にふさわしいのは、人々の気持ちの原因である神々、オリュンポスの神々なのです。
ところでウラノスとクロノスはこんなに強い、サイクロプスとヘカトンテイルをどうやって閉じ込めたの?
知恵や技術、集団の力ですから、オリュンポスの神々によって人間が力を持つまでは何の役にも立たない、反自然的な醜いだけの存在だったのです。
あ、その時は弱かったのね。
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