こんにちは、かえるさんです。今回は「棍棒の王子」のキーワードのお話です。
「棍棒の王子」はウェイト版だと「棍棒の騎士」だね。
そうです、紛らわしいですがお気をつけ下さい。
星占いの日付けで言えば、7月13日~8月12日になります。年によって多少のずれがありますから、境目の日付けの方はホロスコープで度数を確認して下さい。
蟹座から獅子座のイメージが「棍棒の王子」だね。
そうです、今回は「棍棒の王子」のお話です~☆
棍棒の王子
「杯の4」「棍棒の5」「棍棒の6」のイメージだね。
そうです数札の名前で言うと「贅沢」「争い」「勝利」です。「王子」は「女王」の続きのようなイメージもあります。
「至高の三角形」から下がってきた感じはするね。意識的になっていくね。
女王の「3」「理解(ビナー)」の続きの「4」「慈悲(ヘセド)」は「木星」的ですから、自己肯定的で何かをやってみたいイメージです。
「王子」はこの「4」から始まることが重要です。
よし!やるぞ!って感じかな。
そうです。しかし「4」には一休み感もあります。静的、防御的なイメージです。
おお、なるほど。
この「棍棒の王子」でも蟹座の「杯の4」は「贅沢」です。必死に求めていたものに飽き足らなくてさらに上を求めるイメージです、倦怠感のイメージもあります。
静的、防御的かな。
そして蟹座の「贅沢」から獅子座の「棍棒の5」の「争い」に行くわけですが、「4」から「5」をつなぐ径は「アテュ(大アルカナ)」「欲望(剛毅:ごうき)」です。
おお、蟹座から獅子座への移動の時に獅子座を通るんだね。
そうなんです、この「4」から「5」へ行く時は必ず「欲望」を通るのが「王子」の特徴でもあります。
停滞した感じから、自分の個性を爆発させたい、認めさせたい、ってイメージだ。
その通りで、さらに「三区分」でいうと「2」「3」「4」のカードは「活動宮」で「5」「6」「7」のカードは「不動宮」に対応します。
自分の考えや気持ちにこだわるようになるんだね。
それは即ち「目標」を持ちやすくなるイメージです。
蟹座の「贅沢」で、仲間の重要性を思いながらも物足りなさを感じ「獅子座」に移行していく、そして自分を認めさせたいのが「争い」だね。
そうです、ですから「突然のスタート」「思い込みの強さ」「プライド」「激しさ」などのキーワードが浮かびます。
「争い」では、相手に勝ちたいわけですから自分が向上するイメージもありますね。
そういうのが「成功」とかのイメージも生むのか。
その過程で「争い」や「口論」「衝突」などのキーワードも作れますね。負けてしまうこともあるでしょう。
「5」の「力(ゲブラー)」は常に「火星」の激しいイメージがあります、そこで「争い」を起こしたわけですが、今度は「アテュ(大アルカナ)」の「調整(正義)」を通って「6」の「美(ティファレト)」に向かいます。
ここで必ず天秤座と対応した「調整」を通るんだね。
ここが重要で「5」の力強さは「6」に向かうことで、正しさやバランス、論理的な調整をされて「6」に向かうのです。
ですから、文書、手紙、連絡のようなキーワードが書いてある資料はこの天秤座をイメージしていると言えます。
だから「6」は「美」なのか。
そうです、「美(ティファレト)」は「太陽」と対応します。要するに他者から見ても認めやすいように調整されます。
要するに「美(ティファレト)」が美しいのは「成功」は「成功」に見えるから「成功」なのだ、ということです。
このことを理解できないと「7」の「栄光(ネツァク)」が良くない、悪いカードのイメージを持ってしまいます。初心者にありがちな勘違いです。
「7」は「金星」と対応しますから、別に悪くないですが、自分の価値観に強く寄り添いますから「やり過ぎ」感があるわけですよ。
結果、望ましくないこともありえるわけです。
やっぱりダメじゃないの…。
話を戻しましょう。「6」の「棍棒の6」「勝利」にたどり着き「結果」を出そうとします。
そうか、天秤座を通ってきて「太陽」的な要素を満たすわけだね。
「棍棒の6」「勝利」はまあ、ポジティブなイメージのキーワードが並ぶよね。
そうですね、しかし、天秤座には法律やルール、決まりごとなどの意味もあり、それを使って「太陽」に向かうことは努力をイメージさせます。
ですから、「挫折」や「離別」「裏切り」「自信が無い」などのキーワードも出てくるわけです。
タロットの逆位置的だね。頑張りたいからこそ、そういうキーワードは出てくるんだね。
でも「王子」は、何かを成しとげたい感じはよく判るね。
希望に燃えた若者のイメージですよね。
それでトート版では「王子」の続きが「騎士」ってことか。
そういうイメージでよいです。「王子」という言葉には一人前になる前、自立する前のイメージです。そして自立した一人前の大人が「騎士」なわけです。
ウェイト版なら「騎士」は「結果」を求め、認められ「王」になるイメージです。
共通イメージは「王子(騎士)」は「太陽」を目指し、「騎士(王)」は「月」を目指す、ということです。
なるほど。事を成し遂げたからこそ、心の「月」を目指すのか。
そうですね、目に見える「結果」から、心の「強さ」に興味が移行しているとも言えますね。
ちなみに「女王」はきちんとみんなと調和する、役目を果たす「土星」を目指します。
ですから「生命の樹」を横切る径に注目です。
「女王」は「女帝」
「王子」は「欲望(剛毅)」
「騎士」は「塔」
「アテュ(大アルカナ)」を理解するにも重要なことです。
棍棒の王子キーワード
突然のスタート
思い込みの強さ
プライド
激しさ
勝利
争い
口論
衝突
挫折
離別
裏切り
自信が無い
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