こんにちは、かえるさんです。今回はタロットカードのコートカード「棍棒の騎士」です。
注:このブログでは、タロットカードは「トートのタロット」を基準にしています「トートのタロット」の「騎士」は、一番有名なウェイトのタロットでは「騎士」ではなく「王」のことです。
じゃあ、ウェイト版のタロットを使っている人には「棍棒の王」の記事なんだね。
そうです、ではお話を始めましょう。
「棍棒の騎士」
ホロスコープ上では、蠍座の20度以上~射手座の20度未満になります。
星占いの日付けで言えば、11月13日~12月11日になります。年によって多少のずれがありますから、境目の日付けの方はホロスコープで度数を確認して下さい。
その日の生まれの人は、蠍座と射手座が混ざった性格になるってこと?
そうも言えます、そして性格で重要なのは考え方の流れです。
蠍座から射手座の流れ?
星座のストーリーのイメージはこちらにまとめてあります。
今回は「棍棒の騎士」の流れは「スモールカード」の「数札」を観ていきます。
杯の7、棍棒の8、棍棒の9と言う流れになっています。
「騎士」は「火」なのに「杯の7」から始まるの?
そうです、それが「棍棒の騎士」のストーリーに大切なんです。
ストーリーの流れはどういう風に大切なの?
例えば「厳しい」にもイロイロありますね、子供に危険に近寄らないように注意する言葉が激しいこともあれば、子供が自分で考えることを重視して放任して責任をとらす厳しさもある。
なるほど、性格は単語で表現することが多いけど、どういう場合にどうするか想像するには、イメージやストーリーが必要なのか。
そうです、ですから「神話」は星座や惑星のイメージを伝える為に良く使われますね。ストーリーだからこそ伝わるのです、実は単語で不特定多数の人間を実際に占うことは不可能に近いのです。イメージがあるからこそ、どんな状況にも当てはめられるのです。
では「棍棒の騎士」の流れを観ていきます。
「杯の7」「堕落」
星占いで言うと11月13日~11月22日です。
蠍座の20度以上~30度未満です。
この「堕落」は「杯の7」ですから「杯の6」の「喜び」の後の「堕落」です。
「喜び」の後の「堕落」か。
飽き足らなくなることに対しての無気力、とも言えますね。
タダのダメじゃ無くて「喜び」を知っている「堕落」です。
今度こそ、飽き足らない状態じゃない、本当の「喜び」が欲しい!と思うかな!
そうです、手に入れてはみたけど思ったほどじゃない、と方向を失うことで起こる「堕落」しかし、だからこそ再びわき上がる気持ちがあります。
「堕落」したからこそ見える希望と方向性がこの蠍座の最後の期間にはあるんだね。
生命の樹
「棍棒の8」「迅速」
星占いで言うと11月23日~12月1日です。
射手座の0度以上~10度未満です。
「迅速」!素早いかんじだね!
そうです「堕落」の中でつかんだ何かを実現したい、行動したい、と思えばその動きは早く勢いのあるものになりますね。
早くやってみたい!試してみたい!ワクワク感だね!だから「迅速」なんだ!
射手座らしいでしょ。
逆につまらないことはやりたくない感じ、それも射手座らしい。
「棍棒の9」「力」
星占いで言うと12月2日~12月11日です。
射手座の10度以上~20度未満です。
「力」ね、「強さ」ってこと?
その「強さ」の意味はこのカードが「9」であることに注目します。
「数札」の「9」は全て、生命の樹の「イェソド(基盤)」に対応しています。
「9」ってことは、惑星の「月」(ホロスコープでは「太陽」「月」「冥王星」も「惑星」と呼びます。)と対応するね。
そうです「月」ですから、無意識、まさに心の基盤と言えます。
無意識的な強さ、ってことか。
信念や気持ちの強さ、とも言えますね。そこから独立やフリーランス、なんて意味も発生しますね。
タロットカードの意味って、そうやって発生するのか。答えだけ聞いてもピンと来ないわけだ。
この強さも射手座らしいな、未知への挑戦に必要なのは自分を信じる強さだよね。
「棍棒の騎士」
今の3枚の数札の流れが、棍棒の騎士のカードの意味、性格の説明になるんだね。
そうです、そしてホロスコープ上では、蠍座の20度以上~射手座の20度未満の説明にもなりますので「太陽」以外の惑星も、もちろん対応していますよ。
性格的に言うと、どんな感じかな。
最初の所で判るのは、成功しても簡単に満足しない所が浮かび上がりますね、大変蠍座的です、その後の無気力感、喪失感も蠍座的ですね。
しかし、蠍座は簡単に諦めません、願望が強いので何かを探します。
ココまでが「杯の7」だ。性格のイメージもわくな。
そして何かを見つけ、興奮し意識が走り始めます、目標を見つけたときの速さ、これは蠍座的で射手座的です。
その内容は「杯の7」とは全く違うものでも良いのです、そもそも蠍座の願望は「コレが欲しい」では無く、自分の能力をぶつける場所が欲しかったのです。ですから簡単に満足しないとも言えます。
そのイメージが「棍棒の8」「迅速」なんだ。けっこう熱い感じだな。そう言えば生命の樹で「8」は「ホド(栄光)」「水星」と対応するね。情報やコミュニケーションだ。
そうです、情報との出会いが、直感を燃え上がらせるのです。
そして、情報と出会い、自分の中で燃え上がる、ものを見つけ、それが自分の確信となり、「剛毅(ごうき)」となります。
自分の直感的確信から来てるから強力なんだ。
このストーリーで何となく性格が判るでしょ。
達成より、突き詰めている時の方が燃えるのかな、上手くいかなかったら、悩むだろうけど、自分のやり方にこだわる感じかな。
人にしたがうのが好きじゃないかもね。
強いプライドや、アイデア、激しさ、などのイメージもわくでしょう。
まさに「火の中の火」だね!
かえるさんの知っている人でホロスコープで「棍棒の騎士」「太陽」がある人が、このストーリーを聞いて、自分の人生そのままだ!って驚いてましたよ。もちろんみんなそのままになるわけじゃなくて、考え方のイメージの1つですけど。
「棍棒の騎士」のカードの意味も、蠍座のイメージも、射手座のイメージも「数札」の意味も、生命の樹のイメージも、こうやって増やしていくわけです。
その積み重ねか大変だな。
それを記憶しているからこそ反射的に使えるのが「タロット使い」です。だからタロットには生命の樹が基礎知識となるのですが、ホロスコープを読むのなら、参考資料と言う感じで宜しいでしょう。
よく、ラッキーなカードだとか、悪いカードなどと言いますが、それはカードの名前や、雰囲気に気を取られているからに過ぎません、とにかく本質を知ること、が大切なのです。
自分の人生も、簡単に、好き嫌い、良いこと、悪いこと、と考えてはいけません、人生全体の中でどういう意味を持つか、本質を考えることが大切です。
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