こんにちは、にわとりさんです。「Ⅺ番のカード」という、獅子座と天秤座のお話です。
って?どういうこと??
タロットカードの「アテュ(大アルカナ)」のナンバーのことです。
そう言えば、ウェイト版では天秤座の「正義」が11番で、獅子座の「剛毅(ごうき)」が8番だね。
トート版では天秤座の「調整」が8番で、獅子座の「欲望」が11番だね。
魔術儀式の関係でもあるのですが、この違いはタロットカードの思想も表しているのです。
え、思想って、難しそうだな。
多分、大丈夫です、この話を通して獅子座と天秤座のお話をいたします~☆彡
たぶん…。
Ⅺ番のカード
まず、ここからだよね、11番のカードは何を意味するの?
10番の次のカードです。
それは何となく判るけども。
10番のカードは「運命の車輪」「木星」のカードですよ、自分の考え方、その変化を示すカードです。
0番の「愚者」は「四要素」の「風」のカードです、それは無意識的な自分の考えを行動に移すきっかけ、やってから気づくような「無意識的な言葉」を意味します。
何で「1番」じゃなくて「0番」なの?
表面化するのは「水星」のカードである「魔術師」です。乙女座的に「役に立つ」を目指し、双子座的に「コミュニケーション」をとることで形になります。
自分の中の葛藤は「0番」なんだ。
自分の中ですが、無意識なんで葛藤は無いですよ。「閃き」に近いですがその自覚さえしないイメージです。
しかし、目的に向かっているのが「愚者」です。
なるほど。
そうやって始まったタロットは「10番」の「運命の車輪」にいたって新しい考えを持つにいたります。
その次が「11番」なんだね。
そういうことです。
一回り終わった後の新しい結論であり出発なのです。
そして「創始」「創造」の数字である「1」が二重になっていることも重要な意味を持ちます。
へー。
「11番」のカードはそのタロットの明確な主張とも言えるのです。
Ⅺ Justice
ウェイト版のタロットは天秤座の「正義」が「11番」だね。
ウェイト版のタロットは、論理的に理想を目指すイメージです。
そうなんだ。
天秤座は「結果」を意識して、倫理と効率を意識して、自らを制御することを意識します。
天秤座は最初の「社会星座」だし、安心感のために「約束」や「理想」を大切に思うよね。
それはどこに表れているの?
まず、天秤座のカードを「正義」という非常に主観的で社会的な名前で呼んでいることが重要です。
トート版だと「調整」だね。
言いかえれば、問題に対し「罰するべきだ」という思想が表れています、それは自制を求めていることとイコールです。
なるほど。
そして獅子座の「8番」のカード「剛毅(ごうき)」は自分の欲望を抑えるイメージのカードです。
そういえばウェイト版のイラストは、赤いライオンを女の人がなだめるようなイメージだね。
自分の欲望を抑えることが大切なイメージで、そうすることで「上手く行く」というイメージです。
たしかに「結果」を意識して見ているね。
天秤座的なイメージが表れているのがウェイト版のタロットなんだね。
Ⅺ Lust
トート版のタロットは「11番」のカードは獅子座の「欲望」だね。
トート版のタロットは「8番」の天秤座のカードは「調整」であってバランスを取る、というイメージのカードになっています。
天秤座は「理想」をみんなにも求めるけど、仲良くしたい、という矛盾しやすい願望を持っているから、バランスが大切だよね。
そうです、「抑える」イメージより、バランスを取って行く、というイメージです。
自分の「情熱」をどう出力していくか、というイメージなのです。
なるほど。
ですから、「11番」が獅子座の「欲望」なのです。
そして、獅子座の「欲望」は自らの「欲望」を乗りこなすイメージであって、抑える、という主張ではありません。
ウェイト版では自らの欲望をコントロールして「結果」につなげるイメージ、しかしトート版では、本当にやりたいことをやることこそ「結果」に結び付くイメージなのです。
自分を「解放」するイメージなのがトート版の特徴なんだ。
そうです、まさに自分の「直感」に従うイメージです。
トート版の「直感の解放」、ウェイト版の「論理的理想」そして、そこに獅子座目線、天秤座目線を感じて頂けるとタロットカードを選ぶ指標になるでしょう。
とはいえ、プロやプロを目指す方、深く学びたい方は両方学ぶことをお勧めいたします。
タロットは楽しいけど難しいからなー。
タロットというカテゴリーに「ホロスコープ」の知識は内包されていますからね。タロットは範囲がとにかく広いですよ。「ホロスコープ」と違ってタロットは少ない知識では何にも出来ませんからね。
タロットはこういう細かい数字などにも星座の意味や知識が反映しているんだね。
そういうことです。こういう視点で他のカードも考えてみると面白いでしょう~☆彡
でも、やっぱり今回は難しかったな。
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