こんにちは、かえるさんです。今回は、タロットカードに必須の知識「生命の樹」についてです。
タロットカードの話の時にちょこちょこ出てきたね。
星座やタロットカードの結びつき、意味の共通性、類似性などをチェックしたり、考える時に使います。
星座とタロットの意味が重なってる所を書いた図なんだ。
そういう使い方も出来ます。でも、もっと精密なことにも使えます。
え?想像しにくいな。
位置が近ければ、意味が似ていたり、でも、近くても違う場所ってことは明確に違いがあるわけで、そういう違いをキチンと言葉にすることで、占い師の知識、ボキャブラリーは深まっていくのです。
え、勝手に意味を付けていっていいの?
ただ、今までの知識と完全に整合性が取れてなければいけません。
行き当たりばったりじゃいけないんだ、難しいな。
そういう技術研究を通して、星座の特徴などを文章化して占い師は説明を書くわけです。
何がトクなの?
現実の状況を聞くと、それに合わせて、それぞれの星座の特徴がどう出てくるかが判ります。
一般の人は、ありそうな状況を想定した文章をみるので、いろんな星座がくっついた時の状況を想像するのは難しいのではないかと思います。
なるほど。占い師は、みんなそうなの?
「生命の樹」はタロットでは必須ですが、西洋占星術でもかなり有効な知識ですし、占いは本を読んでそのまま言うのでは、一般の人との差は無いことになっちゃいますよね、誰でも出来ます。
でも、そんなの売っている本に出てる?
出てます、出てます、でも占いのコーナーには無いかもしれません。
え!?じゃあ、どこにあるの?
哲学とか思想のコーナーですね。
そういう感じなんだ、難しそうじゃん。
あー、星座の説明書いてたり、占い師している人は、こういう知識を持ってるんだなー、みたいな感じで興味を持って頂ければ十分です。
じゃあ、気楽にね。
生命の樹
で「生命の樹」ってどんなモノなの?
コレです。
生命の樹
もう全く訳判らないけど。
結論から言うと、全部説明することは不可能です、むしろ、自分の脳を発達させる為の図形なんです。
多くの専門業がそうであるように、占い師は長時間かけて、思考の訓練をする必要があります。その過程で必要なんです。
じゃあ、最初はどうやって勉強するの?
最初は、資料を見ながら確認して体で覚えるしかありません。
タロットカードは、どこに当てはまってるの? 有名な「愚者」とか「皇帝」とかは?
〇の所じゃなくて、〇と〇をつなぐ線の所にタロットの「大アルカナ」「アテュ」は当たります。
じゃあ、〇の所は?
タロットカードのスモールカードの1~10が当たります。
なんかメインっぽい大事そうな所が〇の所じゃないんだ。
そうなんです。
セフィロト
では、今回はカンタンに、〇の部分、セフィロト(単数形はセフィラ)の説明を致しましょう。
では「1」の部分、王冠、ケテル、と言います。
タロットのスモールカードの「1」、タロットカードの全ての大アルカナを意味します。人間が認識できる範囲ではなく、全ての根源、芽の出ていない種子の状態です。
え?!さっき、タロットの大アルカナは〇と〇をつなぐ所に当てはまるって。
そうです、一枚一枚の大アルカナが当てられています。
ここから、タロットの大アルカナは、精神的に気付ける範囲より上の思考、精神の変化を意味することを感じ取ることが出来ます。
感じ取れないよ!
「2」は、叡智(えいち)、コクマー、と言います。タロットのスモールカードの「2」、コートカード4枚の王(トートタロットでは騎士)、全ての「棍棒」ワンドを意味します。「黄道十二宮」も当てはまります。ここも、普通人間が認識できる範囲ではありません。
人間が認識できない範囲ってどういうこと?それが判らないよ。
結果を見て初めて判る、と言うか、結果しか判らない、ということです。その原因を言葉にするのが占い師の仕事です。それが結果的に、未来を予測することになるので、占いになるのです。まあ、占い師も色々な種類がいますけどね。需要も色々あるし。
直感の「火」の象徴である、棍棒、ワンドのカードも象徴します。
「3」は、理解、ビナー、と言います。コートカードの4枚の女王、全ての「杯」カップを意味します。
あと、惑星の「土星」を意味します。
え、「1」と「2」の惑星は?
ありません、そういう色が無いんです。見える形で、現れませんから。ですから判りにくいんです。
「杯」は?
「杯」は「水」で「感情」を意味します。
「土星」と「感情」が一緒なの?
「土星」は、キチンとやりたい、という欲求でもあります、そういう欲求は、見る人によって感情として受け取られます、目的意識が高い、とか、負けず嫌い、とか様々でしょう。
この「1」「2」「3」は、人が認識出来る限界を超えている、とされています。そこからも「土星」がすごく特殊な惑星であることが判りますね。
あー、確かに。「1」「2」「3」に唯一入っている惑星が「土星」なんだ。
この情報から「土星」=「やぎ座」の欲求は、単純な感情、欲求と考えるより、恐怖、危険を認識する、扁桃体(へんとうたい)が原因だと考えられます、脳の中でも奥の方にあり、脳が出来た初期からあることが判っています。
動物的な生きる為の本能としての努力ってことか。
だから、がんばれるし、がんばらないでいることを恐れます。
それを原始的な「感情」としたのか。
そうですね、ギリシャ神話でも、神々の父として登場している、クロノスは、土星に当たります。この神々の父、であることや、神々である子供たちを食べてしまうエピソードなどの説明にもなっています。これは「土星」の失敗を恐れ可能性を摘み取ってしまう要素を示しています。
野生では一回の失敗、即、死亡だもんね。
こうやって考えていくと「土星」「やぎ座」「水(感情)」の意味を組み立てていけますよね。
組み立てていけないけど、占い師ってそういうことしてるんだね。
この「1」~「3」の三角形を「至高の三角形」と言います。
「4」は慈悲、へセドと言います。惑星は「木星」タロットのスモールカードの「4」を意味します。
「5」は力、ゲブラーと言います。惑星は「火星」タロットのスモールカードの「5」を意味します。
「6」は美、ティファレトと言います。惑星は「太陽」タロットのスモールカードの「6」を意味します。タロットのコートカードの「騎士」(トートタロットでは「王子」)全ての「剣」ソードを意味します。
「7」は勝利、ネツァクと言います。惑星は「金星」タロットのスモールカードの「7」を意味します。
「8」は壮麗、ホドと言います。惑星は「水星」タロットのスモールカードの「8」を意味します。
「9」は基盤、イェソドと言います。惑星は「月」タロットのスモールカードの「9」を意味します。
「10」は王国、マルクトと言います。タロットのスモールカードの「10」を意味します。タロットカードのコートカードの「従者」(トートタロットでは「王女」)全ての「金貨」ペンタクルス(トートタロットでは「円盤」ディスク)のカードを意味します。
最後はまとめて来たね。
メッチャ長くなりそうなんで、この記事は、雰囲気を伝えたいだけだったので。
占い師って訳判らない人達だなーって判った。
それで十分です。
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