こんにちは、かえるさんです。今回は「彗星・小惑星遷移天体 キロン(キーロン/ケイロン)」です。
「キロン」ってギリシャ神話の「ケイロン」と対応してるよね、神話の話にも出て来るヘラクレスの先生だ。頭良い人なんだよね。
それにしても、このブログで「小惑星」の話は珍しいね。
初めてですね、「小惑星」や「トランスサタニアン」は一般的な資料でもハッキリしない非実用的な資料が多いのですが、今回は「キロン」が現実にどう影響を与えるかを考えます。
うん、判りにくいのが多いんだよね。何で?
占いが判りにくい、不明瞭なのは、結果のみを当てようとするからです、そうではなく原因を突き詰めて行くことが大切です。
例えば?
不幸な幼少時代、とか精神的に傷つけられやすい、とかそういうそれっぽいけど抽象的なものですね。
そうか、抽象的な結果を書くからあやふやになるのか。
そうです、まあ、当たってるように見えることもあるから書く方は簡単なんですよね。
そして「キロン」は「癒し」というキーワードで語られますが、この「癒し」は複雑な概念を示しており占星術的な基礎が出来ていないと大変判りにくいです。そのため扱うことをためらっていたのも正直なところです。
え、かえるさんが難しい、って言ったらもう挫折しそうだけど。
まあ、実際問題、実用性は高いので是非この機会にご理解頂き鑑定に取り入れて頂ければ幸いでございます。
今回は「キロンのお話」です☆彡
彗星・小惑星遷移天体って、もう難しそうじゃん。
もともとは彗星でしたが、水分やガスが揮発しているうちに彗星の尾が無くなって小惑星化した天体をそう言います。
彗星はしっぽみたいなのが出てるね、あれが無くなっちゃってるのか。
そしてキロンは、土星と天王星の間に軌道があります。
へー。土星と天王星と関係あるの?
大いにあります。土星と天王星は「社会性」という共通点があります。
土星は、社会性に対する役目を果たす任務感が強いですね、そして天王星は社会に対し改革をもたらすイメージがあります。
土星は山羊座的だし、天王星は水瓶座的だね。
その両者の間を埋めるイメージが「キロン」にはあります。
どういうこと?
土星は判りやすいイメージとしては社会的任務感と言えます、そしてそこを乗り越えてこそ更なる改善、改革の天王星をスムーズに使えます。
この、土星のイメージを越えて自信と実力を身に付けることで天王星の改革のイメージを結び付けるのが「木星的なキロン」の役目です。
木星的なんだ。
このことはギリシャ神話などにしっかり表れています。
そして「キロン Chiron」の語源は「ケイル Kheir」で「手」という意味です。
「手」?
乙女座的な意味を示します。「6ハウス的」な作業や仕事、完璧性を求めるイメージです。
乙女座的カンペキ性…。
「キロン」が心の傷、と言われたりするのは逆に言えば完璧性を求めることで生じると言えます。
なるほど!そうか、「キロン」がある「ハウス」に傷がどうこう、って言うのは運命論じゃなくて自分が完璧を求めるからそう思うのか。
そうです、そして「手」ですから、それは「全てを生み出すもの」という意味もあります。
完璧を求めるからこそ、悩み苦しみ、何かを生み出す、ってことか。
そして、その力が自分の「土星」と「天王星」を結びつけます。
え!でも、「キロン」は木星的じゃないの?
「木星的」ですから「射手座的」です、即ち「水星的」と言えます。
双子座と乙女座で卵をふ化させて、その卵の中身が射手座、とかいう話?
そうです、トートタロットにも表れる象徴「オルフェウスの卵」です。
うわー、難しい感じだな。
乙女座=「手」というのもタロットをやっている人には常識になります。
でも、「土星」と「天王星」は神話のどこに出てるの?
「ケイローン」のお父さんが土星と対応したクロノスですし、「ケイローン」の不老不死を最後に譲渡されたのは天王星と対応したプロメテウスですよ。
へー、そうなんだ。
次回は「ケイロン」の神話についてもう少し考えます。
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