こんにちは、かえるさんです。今回は「不動宮」のタロットのスモールカード「6」のお話です。
不動宮の星座は「牡牛座」「獅子座」「蠍座」「水瓶座」だね。
不動宮は何故、不動宮か、って理由があるの?
もちろんあります、今回はそんなお話をしたいと思います。
生命の樹の位置を確認
今回は生命の樹の「6」のセフィラ(複数形はセフィロト)に対応したタロットのスモールカードの「6」のお話です。
ちょうど、ど真ん中だね。「6」
この「6」と言うのが、不動宮が不動宮と呼ばれる大きな理由と言えます。
え!どういうこと?
セフィラ(複数形はセフィロト)の「6」の意味は、惑星の「太陽」と強く対応します。(西洋占星術では太陽、月、冥王星も惑星と言います)
「太陽」の星座は、目標、理想、こうなったらいいなー、なんて要素を表すね。星占いは要するに「太陽」のデータだけで全部占っちゃう位だから与える影響は大きいね。
そうですね、目標が判れば、そこを目指すことで身につきやすい長所や短所をある程度逆算出来ますからね。
そんな「太陽」の影響を強く受ける、と言うことは、こうだったらいいなー、こうであるべきだ、と言う気持ちが強い星座と言いやすいですね。
あ、だから、自説が強くなりやすいんだ!
そうです、理想に向かっているんだから、自分の思わない道に行きたくないのは当たり前でしょ。
だから、我が道を行く、ってことなんだね。
それは判るけど、牡牛座とか水瓶座は不動って感じでも無いんだよな。上手く言えないけどなんか違うような。
それは、獅子座や蠍座と比べるからではないでしょうか。
あ、そうかも!なんていうか自意識が強いよね。獅子座と蠍座は。
それは「火」と「水」の星座と「風」と「地」の星座の違いですね。「火」「水」は自分の心の中が中心「風」と「地」は事実や感覚が中心の価値観を持っています。
「火」は直感「水」は感情、自分の内部に強く自分の気持ちを感じるんですよ、だから「不動宮」だと、さらに自分の気持ちが強く感じられるんです。それが世界を構築しているんです。
「風」と「地」は違うの?
周りとか、状況も大きく自分の気持ちに影響します、例えば、水瓶座の人で転職が多い人の場合、自分を責め、自分に自信が無い人が多いんですよ、でも、同じような状況の場合、獅子座とか蠍座だと、周りが悪い、愚かだ、って思う人が少なくありません。
強烈だなぁ!!
でも、その分信念が強いとも言えるのか。
その通りです。善悪は結果論しだいですね。
4枚の「6」
生命の樹の6番目のセフィラ(複数形はセフィロト)は「ティファレト」「美」と呼ばれます。
「美」と言う言葉は、ものすごい主観的でもあり客観的な感想とも言えます、そのバランスのカンペキなこと、素晴しいことからも、理想、目的を意味するのにふさわしいと言えます。善悪は述べていませんので、そこは注意してください。
美しさって、確かに自分の気持ちも大切だけど、他者の評価も気になるようなところがあるな。双方ともに満たす、となるとまさに理想だわ。
「火」はタロットでは棍棒です、獅子座のカード、棍棒の「6」は「勝利」です。
「勝利」が目的なんだね。
そうです「5」の「争い」からポイントが「勝利」に向かいます。理想的な意味では、誰もが納得、認める結果とも言えます。
「争う」ことから「勝利」と言う、認めさせることが目標となっているね。
やっつけて、すぐに認めさせたい、と言う形から、認めさせる勝利へと形が変わっていることが重要なポイントです。
何が違うのかな?
争って認めさせる、の方は、争って相手を倒せば認められるはず、と言うことですね、ハッキリ言えば、手法が間違っていれば、倒しても認められないかもしれませんね。
「勝利」と言うのは、認めさせるためにどうすればいいか、の要素が強くなっています、客観性ですね。もちろん自分では勝ったと思っても認められないかもしれません、でも、考慮する範囲が広くなっているので、認められて「勝利」にたどり着く可能性は高まります。
「勝利」には、個人差はあれど、客観的なルールのようなものが混ざっていますからね。
相手を倒せばいいって訳じゃないのか。
「水」はタロットでは杯です、蠍座のカード、杯の「6」は「喜び」です。
またえらく良い感じだよね。
「心の支配」ではなく「喜び」という状態を求めること、この方が現実的で、むしろ、蠍座の欲求を達成できていると言えるでしょう。
蠍座というと、束縛のイメージもあるけど、そうなると、かえって相手は逃げちゃうよね。
その意味で言うと「喜び」なら相手をつなぎとめるのに有効ですよね。
「6」はとにかく、いい感じなんだね。カンペキなの?
もちろんそんなものはありません、目標や理想は達成してみると、達成前の考えとは違う現実が見えてきます。
理想と言うものは常に達成前には美しいものなのです。
例えば?
求め続けた美しい非日常は、達成と同時に、ただの日常に成り下がることも「6」には含まれていると言えるでしょう。
「風」はタロットでは剣です、水瓶座のカード、剣の「6」は「科学」です。
「科学」って良いのか悪いのか判りにくいな。
そもそもタロットに良いとか悪いとかそういうおみくじ的視点はそぐわないのですが「科学」はそのままの意味で、言語、論理の美点が、もっとも表れやすい題材です。感情的に論理を嫌う人はいますけどね。
「科学」って学問、技術なんかかな?
もちろんそういうものも含みます。しかしそれだけではなく、論理立てて考える、と言う思考法も含まれるでしょう。
それは、気持ちの制御、学問的探求などに大いに役立つことでしょう。しかしそれは、そういうことが出来ない人との距離を作ることも忘れてはいけません。
どういうこと?
その瞬間のことしか考えない人間の気持ちが判らなくなる、可能性があると言うことです。
論理能力の強い人は、論理的思考能力を人間の標準装備のように考えがちですが、実際にはそうではありません。論理的な雰囲気さえ嫌悪する人も少なくありません。
「地」はタロットでは円盤(金貨)です、牡牛座のカード、円盤(金貨)の「6」は「成功」です。
「5」では「心配」だったのに「6」では「成功」なにがあったの?
「心配」は行動を伴わないことによる「心配」です、それは目標という、行動指針によって克服出来ます、そして目指すは「成功」となります。
なんか、牡牛座だけ流れがわかりにくいな「5」は「火星」だったのに「心配」と言う活動する前の「心配」だったの?
それは「地」は一番現実的で物質的な要素であることに対応します。
思うけど、しない。
やろうと決めたけど、まだしていない。
って、現実に良くありません?
ある。
いいこと思いついた!!絶対上手くいくぞ!!
こうすればいいんだ!!これで上手くいくはず!!
想像の世界は常にわかりやすく美しいですね。
小説も頭の中にある時は全て名作、と同じか。
その通りで、どんなことでも、上手くいくわけが無い、と言う考え方は常に現実的に感じるものです。事実ではなくてもね。
だから「地」の星座「牡牛座」「乙女座」「山羊座」は通して心配と言うような考え方は強いのです。
だから、客観性によってバランスを手に入れることで「成功」に向かうわけか。
言いかえれば、客観性とバランスが無ければ遠ざかる、と言うことです。
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